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ネコ好きさんは絶対に涙する…。インティ・クリエイツ新作『九魂の久遠』をネコを飼っているライターがプレイしてみた

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 インティ・クリエイツが手がける、2024年5月30日発売予定の2Dアクションゲーム『九魂の久遠』。ここでは、現在配信中の体験版プレイレポートを“ネコ好きの視点で”お届けします!

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主人公は死んでしまったネコ⁉ ネコを飼っている身としてはここでもう泣ける


 本作は現世で死んでしまったネコ・クオンが、飼い主の元へ帰るため、過酷な冥界を踏破する2Dスクロールアクションです。

 ……筆者は猫を飼っているので、飼い主の元へ帰ろうという、その気持ちだけで泣きました。さらに本作のネコはクオン、私の飼っている猫はリオン……名前が近いということもあって、すでに感情移入がすごい!

 ちなみに私の愛猫は世界一カワイイです(親バカ)。ということで、クオンが飼い主と無事に再会できるといいなあ、と始める前から思ってしまいます。

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▲突然失礼します。昼寝中のうちのネコです。

 どんな物語が待っているのだろう、と思いつつ、さっそくゲームを開始。移動やジャンプ、壁のぼりなどを駆使してダンジョンを進んでいくのですが、冥界というだけあって牙がたくさん付いた妖魔がうじゃうじゃ。

 冥界を旅してはいますが、クオンはただのネコなのでそのままでは戦う手段はありません。敵をすり抜けることができる“シャドウスルー”を使いながら進んでいきましょう!

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 けれど、すべての敵を避けるのは至難の業……。攻撃を受けるとすぐに戦闘不能に。

 ですが、ここからがこのゲームの面白いところ。みなさんは、“猫には九つ魂がある”という迷信をご存じですか? このゲームではまさにそれを体験できるんです。

動物の魂を取り込んで自分のチカラに!



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 本作では動物の魂を取り込んで復活することができるのですが、そのたびに新たなスキルを獲得することができます。これは“アニマリヴァイヴ”というシステムで、その力があればアクションが苦手でも進めやすくなります!

 今回使用したのは、翼で1度だけ空中ジャンプができるカラス、遠距離攻撃を行うヤマアラシ、体当たりを行うヘラジカ、咆哮の衝撃で妖魔を蹴散らすティラノサウルス(!?)などを使用することができます。冥界にティラノサウルス……なんとも不思議な光景でしたが、現世に生きている自分たちが冥界を知る術はないので、もしかしたらいるのかもしれないな、などと考えてしまいました(笑)。

 そのほかにもゾウやサーベルタイガー、チワワなど、たくさんの魂がありました。タイミングを見て発動するものが多いですが、自動発動するものもありましたよ!

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 ですが……どうやら、アニマリヴァイヴはいいことばかりではない様子。魂の取り込みを繰り返していくと、やがてヒトの魂を取り込み、クオンはそれに近い形態へと変化してしまいます。これって、あれですか。力の代償というものですかね……不穏のクオン。

 ヒトの魂を得るとクオンは闇に引きずりこまれそうになりますが、飼い主のぬくもりのおかげで自分を見失わずにいることができるようです。この形態になるとシャドウスルーは使用できなくなり、敵と戦う選択をするしかない状態に。

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 冥界を進むと強力な妖魔にも出会うので、戦闘は避けられません。そうなるとアニマリヴァイヴをいくつか取得したほうがいいのですが、ネコを飼っている私としてはネコのまま帰ってきてほしい! という気持ちが強いので、シャドウスルーだけでなんとかできないかと考えながらプレイしました。ですが、アニマリヴァイヴでのバトルは本当に楽しいので、どんどん魂を取り込みたくなってしまいます! ウッ……誘惑!

 プレイヤーの選択次第で物語は様々な結末を迎えるということなので、私のようになるべく魂を取り込まないようにするのもよし、どんどん取り込んで強くなるのもよし! どんな進め方をするのかは、プレイヤーが自由に遊ぶことができます。自分のクオンがどんな結末を迎えることになるのか、気になる方はぜひ体験版をチェックしてください。

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 余談ですが、私はクオンのネコらしい仕草から目が離せませんでしたので、必見です! スタッフさんにネコを飼っている方がいるのでしょうか……かわいいですよ。

 また、切り絵調のグラフィックが冥界という場所の雰囲気に合っていて、とても綺麗だなと感じました。グッズで切り絵があったら欲しいかも……。インティ・クリエイツさんといえば『蒼き雷霆(アームドブルー)ガンヴォルト』シリーズという印象でしたが、そちらとはまた異なるタッチなので、余裕があったら眺めてみてください。