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ネタばれあり感想:アニメ『ザ・ファブル』2話。アキラの縞々の服って、そんなカラーだったのか――。「〇〇臭い車」も原作通りでニンマリ――

文:電撃オンライン

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 TVアニメ『ザ・ファブル』の第2話“佐藤兄妹”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『ザ・ファブル』第2話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。

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アキラの強さに惚れる! アニメ『ザ・ファブル』2話感想


 “ファブル”と呼ばれる伝説の殺し屋が、1年間、誰も殺さずに一般人として大阪で暮らす姿を描く『ザ・ファブル』。アニメ版は『装甲騎兵ボトムズ』で知られる髙橋良輔さんが監督を務めます。

 今回の第2話はファブルこと明(アキラ)と洋子のふたりが大阪へ。真黒組の組長である浜田と若頭の海老原と対面し、お互いに干渉をしないことを取り決めます。しかし、海老原はアキラが危険人物だと考え、独断で監視をするとともにあわよくば街から追い出そうと考えます。


 原作を追っている筆者からすると、アキラを敵視している海老原が懐かしい……。そうか、海老原さんにもこんな時代があったなぁと温かい目で観ることができました。ただ、コミカルな役回りは初期から変わらず、大塚明夫さんの芝居も合わさっておもしろかったですね。実写映画版の安田顕さんの芝居も素晴らしかったですが、大塚さんがどのように演じていくのか今後も楽しみ。


 組長の浜田は石井康嗣さん。個人的にはフェイバリットアニメである『神秘の世界エルハザード』の藤沢先生役が思い出に残っており、ほかにも『あずまんが大王 THE ANIMATION』の木村先生みたいなコミカルな役のイメージも強いのですが、『RAINBOW-二舎六房の七人-』の石原みたいにめっちゃくちゃ怖い役もやっているので、組長役も似合うのかなと思っております。

 アニメ版の見どころは真黒組との面会でアキラが着ている服。場に相応しくない縞々の服であることは原作と変わらないのですが、赤と白で完全にウォーリーのカラーになっていて、より滑稽になっていましたね。原作もスクリーントーンが貼ってあり、カラフルなボーダーであることは分かっていたのですが、まさかウォーリーカラーになるとは。ここはアニメスタッフの遊び心が感じられて好きでしたね。


 なお、本編の内容としてはアキラが浜田と海老原が銃を隠し持っていることを見抜いたり、海老原の仕掛けていた隠しカメラに気付いて破壊するなど、ファブルの強さが分かる回となっていました。一般人のフリをしつつ、じつは超人であるという設定はやはり見ていて高まりますね!

 とくに海老原が雇ったキックボクシングのチャンピオンたちにわざとやられるシーンは必見です。冷静に敵の攻撃を分析しつつ、致命傷を受けないように対応するアキラが格好いいですし、オーバーリアクションで痛がるフリをするところも笑ってしまいます。

 筆者は実写映画版のこのシーンも好きで、何度も観返しているのですが、アニメ版もよかったですね。スピーディな動きをわざとスローモーションに描くことで、“アキラ側からはこのように見えているのだ”ということが実感できて見応えがありました。

 また、今回は海老原の舎弟である高橋も初登場。アキラの部屋に仕掛けられたカメラは存在を見抜いた彼がすべて外してしまいますが、洋子は気付かずにそのままで、高橋によって監視されることになります。洋子が服を脱ぎ、下着になったことに高橋は興奮して……。

 その後に海老原が高橋の車に乗り、「なんかイカ臭いな」とつぶやくシーンがありますが、てっきりアニメ版ではカットされると思っていたので、原作通りでニヤリとしました。ちゃんと、こだわってくれたアニメスタッフに感謝!

 花澤香菜さんが演じる岬もチラッと登場するなど、主要なキャラクターが続々と集結し、盛り上がってきたアニメ版『ザ・ファブル』。次回の放送も見逃せませんね!

カワチRPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。




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