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2007年7月20日(金)

鳥とともに大空を飛行しよう!PS2用『トリノホシ~AerialPlanet~』秋発売予定

 日本一ソフトウェアは、PS2用ソフト『トリノホシ ~Aerial Planet~(以下、トリノホシ)』を2007年秋に発売する。価格は未定。

 『トリノホシ』は、鳥の群れを率いながらグライダーで大空を飛ぶという新機軸の「飛行系」ソフト。風に乗って飛ぶグライダーを操るフライトゲームの要素のほか、様々なクエストをクリアし物語を進めていくアドベンチャー要素、鳥たちの生態を調べ、その習性を利用していくというシミュレーション要素などを合わせ持つ。


 本作の物語は、未開の惑星「コニウス・ブルー」を訪れた、科学者と14歳の息子“ヒューゴー”を乗せた宇宙船が墜落するところから始まる。“ヒューゴー”は救命ポッドによって助かるが、ポッドが着地した場所は、目的地である調査基地から何千キロも離れた星の裏側だった。会話機能のあるリストバンド型の情報端末AI“カール”とともに、行く手に待ち受ける困難や苦境を乗り越えて、“ヒューゴー”は調査基地へと旅するが……。

救出ポットが墜落したのは調査基地から離れた場所。リストバンドに装着された携帯AI“カール”に助けてもらいつつ基地までグライダーで向うことに。鳥たちの動きを頼りにして、点在する島を目指し飛んでいこう。

“ヒューゴー”
地球生まれの14歳の少年で、愛称は“ヒュー”。コニウス・ブルー研究チームの異星生物学者・“ラマンスキー博士”の一人息子で、地球から離れた異星の仕事に打ち込む父親を快く思っていない。宇宙船の事故で未開の惑星上に放り出された“ヒュー”は、サポートAI“カール”の助けを借りながら、グライダーで生き延びるための旅を始め、父がこの星で研究していた鳥たちと出会っていく。
“カール”
“ヒュー”の個人サポート用AI。通信や情報検索をサポートする人工知能ユニットで、人格プログラムを持つ。「コニウス・ブルー」が未開の惑星ということでネットに接続できず、その機能をまったく発揮できない環境だが、さまざまな助言で“ヒュー”をサポートする頼もしいパートナーだ。

“エミリー”
くじら座タウ星系生まれの14歳。コニウス・ブルー研究チームのリーダーである“フェルドマン教授”の孫娘で、活発で勝ち気な性格をしている。観測用グライダーの操縦を得意とし、墜落した宇宙船及び救命ポッドの捜索に参加する。


 本作において、海に点在する島から島へグライダーで渡るために鳥たちの群れを味方にし、自然地形や悪天候などを乗り越えるために鳥の生態を調べていくことが、ゲームの基本部分となる。

惑星「コニウス・ブルー」は表面の98%が海で、陸地は大洋の中に点在しているだけなので、“ヒューゴー”はグライダーを利用し、調査基地へ向かう。しかし進路を誤ると海の上で迷子になってしまうので、島々を渡って生活する鳥たちとともに旅をし、迷わないようにする必要がある。

この惑星に生息する鳥は、鳴き声によって互いにコミュニケーションを取っている。“ヒュー”が使うグライダーは父親が鳥の生態観察に使っていたもので、鳴き声を録音、再生できるマイクとスピーカーを装備している。録音した鳴き声を再生する事で、鳥たちはグライダーを仲間と見なし、ともに飛んでくれるのだ。

鳥の鳴き声や彼らが食べているものから、気象情報や安全な食料などを推測し、データに自分で名前をつけていく。なお、鳴き声は登録しておけば、飛行時にその鳴き声が聞こえたときに、その内容が表示される。

 本作には、時間の概念が存在。時間帯や天候の変化は、鳥との遭遇率やグライダーの操縦に関係するので、意識しながらフライトや休息をしていく必要がある。

時間には、朝、昼、夕方、夜、青夜がある。青夜は、日が沈んだあと、近隣の恒星が空にあるこの惑星独自の時間帯。夜になると飛行は危険だが、特定の時間にか存在しない鳥もいるとか……

晴天だけでなく、立ちこめる暗雲や雷雨、霧、雪、吹雪など、様々な天候へと変化していく『トリノホシ』の空。悪天候のまま飛行すると、主人公の体力を著しく消耗するので注意したい。

なお飛行中の視点は、グライダーを後ろから映した「三人称視点」と、操縦者から見た視点の「一人称視点」を選べる。切り替えはいつでも可能なので、鳥の様子を観察したり、あたりの景色を眺めるときなど、状況に応じて変えていくのがいいだろう。


(C)2007 NIPPON ICHI SOFTWARE INC./ NK-SYSTEM Co.,Ltd.
※画面は開発中のもの。

データ

▼『トリノホシ ~Aerial Planet~』
■メーカー:日本一ソフトウェア
■対応機種:PS2
■ジャンル:AVG
■発売日:2007年秋発売予定
■価格:未定

■関連サイト
『トリノホシ ~Aerial Planet~』公式サイト
日本一ソフトウェア