| タイトル |
『機動戦士Zガンダム
エゥーゴvs.ティターンズ』 |
レビュアー |
青毛野郎 |
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話題のチームバトルアクションの魅力を紹介!!
PS2でキミは刻の涙を見る――。(5,002文字)
●やったね! これからはおウチで『Z』三昧だッ!!
ついに! 待ちに待った『機動戦士Zガンダム エゥーゴvs.ティターンズ(以下、Z)』が発売されます。ああ、タイトルが長い!! てなわけで、地球圏に住む全ガンダム大好きっ子たちが大注目する、人気アーケードゲームのPS2版をレビューしていきたいと思います。ところで、前作の呼び方は『連邦vs.ジオン』略して『連ジ』だったのに、本作は『エゥティ』って呼んでる人がまったくいませんね。やっぱなんて発音したらいいかわからないからですか?
●独自のシステムが光る『Z』の内容をチェックッ!
さて、まずは『Z』の概要を軽く説明しましょう。
本作は、TVアニメ「機動戦士Zガンダム」を題材にした、アーケードで人気の3D対戦ACT。プレイヤーは、モビルスーツ(以下MS)というロボットを操って戦っていきます。このゲーム最大の特徴は2対2のチームバトル。FTGなら1対1なので、目の前の敵のことだけを考えていればいいのですが、本作では自分と僚機&敵2機の計4機が入り乱れて戦います。そのため不確定要素が多く、非常に奥が深いのです。例えば、目の前の敵を追いかけていたら、横からもう片方の敵がジャマしてくるかもしれません。自分だけ生きのびても味方がやられれば負けになるので、友軍が苦戦していたら救援に駆けつけることも重要です。また、敵を上手く孤立させ、味方と集中攻撃することで、あっさりと勝利してしまうこともあります。いかに味方と協力・連係し、敵を倒すか。そこが本作最大のみどころなのです。まあ、ときには「オレはがんばってるのに味方がやられやがってこの野(以下略)」みたいな風にイライラ&ムカムカしてしまうこともありますが、そのへんは各自、アロマテラピーするなり壁にパンチするなりして、心を落ち着けるようにしましょう。
もう1つ、前作から継承されている要素として、コスト制があげられます。コストは、各チームに設定されている、FTGでいうところの体力ゲージ。自分または味方が撃墜されると消費されていき、0になるとチームは負けになってしまいます。このシステムのポイントは、操作しているMSによって、撃墜時の消費コストに違いがある点。基本的に、性能の高いMSほど消費コストが大きくなっています。そのため、高性能MSは戦闘で有利な反面、撃墜されると一気にコストを消費し、敗北に直結してしまうわけです。逆に、弱いMSは撃墜されてもコスト消費が少ないので、何回も出撃できます。まあ、実際は3回くらいやられたらアウトですが。
以上のシステムに加え、『Z』では新たに2つの要素が追加されました。
・変形
原作では、数々の人型形態から飛行形態に変形可能なMS(以下、可変MS)が多数登場しました。本作もそれを反映し、MSによっては変形できるようになりました。変形すると素早く移動できるのがメリット。使いこなすのは難しいのですが、敵の攻撃を回避したり、味方の救援に駆けつけたりと、戦い方に幅を生む要素になっています。
・ハイパーコンビネーション(HC)
HCは、一定時間自分と味方をパワーアップさせるというもの。仕組みは、味方と連係して戦うとHCゲージがたまり、MAXになったら任意で発動。MSのスピードが上がる、攻撃されてもよろけない、といったメリットが得られます。使いどころしだいで戦局を一気にひっくり返すこともできる、重要なシステムです。
軽く説明するつもりが、なんか長々と書いてしまいました。ここからが本題。プレイしての感想を中心に語っていきましょう。ただ、以下の文章は非常に長いので、面倒なら最後の項だけ読んでいただければと思います。
●対戦がおもしろ過ぎるワケ
つーかアレですな。やっぱり対戦がおもしろいですわ。PS2版で対戦する場合、基本は画面分割&僚機はCOMになってしまうのですが、それでも十分本作の奥深さはたん能できます。先ほども、ライター仲間と気がついたら数時間プレイしてしまい、ヤベエほかにも仕事あんじゃんどうしようという感じでした。
このゲームのおもしろいところは、プレイヤー同士の駆け引きにあります。というのも本作は、攻撃は"あと出し"が有利なバランスになっており、いかに敵から手を出させるかが重要だからです。そういうとなんだか消極的なゲームに感じる人もいるでしょう。確かにこれが1対1だと、待ち重視のわりと不毛なゲームだったかもしれませんが、本作は2対2。均衡なんて簡単に崩れます(とくにPS2版の対戦は僚機が無軌道なCOMなので余計に)。
具体的な駆け引きの例をあげましょう。まず、中間距離は比較的安全なので、けん制射撃をしながら敵のスキをうかがうことになります。このときの選択肢は大きく分けて2つ。自分と僚機それぞれが敵1体ずつを受け持つか、2人で敵1体を集中攻撃するか、です。前者はMSの性能がモロに出るので、弱いMSを使っている人はダウンさせられ、その間は2対1になってしまいます。後者は、敵1体をムシすることになるので、攻撃的な選択肢。ムシされた機の立ち振る舞いによって、戦局が変わってきます。
そして、接近してからの駆け引きがこれまた複雑。敵が射撃してくるのを待って、ステップで回避後に反撃するのが基本になりますが、その場合、スピードと追尾性の高い格闘攻撃で攻撃されると不利です。格闘攻撃で突っ込んでくるのを予想して、バックステップしつつ射撃という手もあります。そのほか、ジャンプして有利な空中から攻撃を仕掛けることも戦法の1つ。しかし、上昇中は撃墜されやすいうえ、空中では確かに有利ですが、着地時を狙われるリスクもあります。とまあ、ちょっと上げただけでもこれだけの選択肢があり、1アクションごとに駆け引きが発生するわけです。しかも、チームバトルだけに横からのちょっかいも予想しなければなりません。これで燃えないはずがない。
このへん、初心者からすると難しそうに感じるかもしれません。コスト制もわかりにくいですし、原作を知らない人には見た目でMSの性能も判断できないのも難です。でも操作的には、移動(&ステップ)、射撃、格闘、ロックオン、ジャンプの5つのみと比較的単純。なので、敷居は高くないと思います。また、MSの選び方しだいでは、初心者でもけっこう善戦できてしまったりもします。弱いMSで高性能MSを倒すのはけっこう大変なゲームなので、上級者に弱いMSを使ってもらえば、勝てないまでも勝負を楽しむことはできるでしょう。
ちなみに、PS2版に登場するMSは、アーケード版にはないものや『連ジ』のもの(こちらはアーケード版にも存在)もあわせて、40種類近くが用意されています。もはや『Z』1本で『連ジ』も楽しめてしまうという怒涛のサービス精神です。
●気になる新要素はどうなのかッ!?
新要素についても触れましょう。まずは変形。飛行形態は、人型形態に比べてかなり高速で動くことができます。そのため、飛行形態でヒット&アウェイ戦法をされると、変形できないMSは苦戦はまぬがれません。空中を飛び回って相手を困惑させれば、戦闘の均衡を崩すのにも一役買うことができます。また本作は、自機の真上がロックオンできない死角になっているので、そこへ素早く移動できる飛行形態は、かなり有利に戦えます。まあ、個人的にはそれほど飛行形態って好きではないのですが、相手が使ってくる分には大歓迎。動き回る敵に対してどう戦っていくかという、『連ジ』にはない楽しみがあるので。
もう1つの新要素HC。使ってみると、弱っている敵に対して確実にトドメを差したいときに使うといった、あと一押し的な使い方をするものという印象。意外と効果時間が短く、使うと絶対的な超パワーが得られるわけでもないので。まあ、原作はリアルロボットものですし、強すぎても興ざめするので、ちょうどいいバランスになのではないでしょうか。何よりHCは、味方との連携によってゲージがたまるというのがいい。本作はやっぱり連係を駆使して戦うのがおもしろいわけですよ。だから、連携すればするほど得をするこのシステムは、ゲームの魅力をさらに引き出すすばらしい要素だといえるでしょう。
●対戦以外のモードについて
ここまで対戦のことばかり解説してきましたが、ここからはちょっと話を変えて、1人用のモードについて語っていきましょう。PS2版に搭載されている1人用のモードは主に2種類あります。
1つは「アーケードモード」。これは、アーケード版の1人プレイ&協力プレイと同じもの。敵のコストを0にすると次のステージ進めるという、ステージクリア型のモードです。画面分割で協力プレイもできるので、上級者が初心者と一緒にプレイして、エンディングを見せてあげるなんてこともできます。あ、アーケードモードは乱入対戦も可能です。
2つ目は「ミッションモード」で、PS2版『連ジ』にあった同名のモードの改良版です。防衛や味方機の救出、MSテストなど、与えられた任務をこなしつつ、グリプス戦役を戦っていくというものになっています。
2つのモードはどちらも、あまりストーリー性がなく、わりと淡々としている印象が強いです。原作のキャラと遭遇することもありますが、ストーリーを追体験するという感じはあまりしません。それはまあいいんですが、少し単調すぎる気がします。「アーケードモード」はもともとゲーセンのものなのでこれでもいいと思いますが、「ミッションモード」はもうちょっとプレイ中に変化がほしいかなって気も……。『Z』は対戦メインのゲームなので、これ以上望むのはぜいたくかもしれませんけど。
●『Z』の真の楽しさは通信対戦にアリッ!
ところで、オレがこの『Z』で大注目しているのが「通信対戦モード」。『Z』は、ブロードバンド回線および電話回線を利用して、通信による対戦ができます。通常の対戦と違い、こちらはしっかり4P同時対戦できるうえ、画面分割による狭さもなく、まさにゲーセン感覚。オレも『連ジ』で仕事に差し支えるほど通信対戦しましたが、知らない人との対人戦は非常に燃えるものがありました。ただ、『連ジ』のときは、通信対戦時の回線使用料金が従量制だったこともあり、ややプレイ費用が高めという印象があったのも事実(つってもだいたい1プレイ50円程度で、アーケードが1プレイ100円と考えると、高いわけではなかったんですが)。しかし『Z』の場合、家にブロードバンド回線があれば、月額900円で遊び放題(もちろんブロードバンド回線の使用料金は別途請求されます)。『連ジ』の場合は、とにかく時間を気にしながらのプレイだったので、定額制の導入はタマランものがあります。ちなみに、ブロードバンド回線がなくても通信対戦は可能です。ただし、その場合はプレイ時間に応じて課金されます。手軽に遊びたいならそちらでもOKですし、ヘビーに対戦し倒したい人は、やはりブロードバンド回線を用意すべきでしょう。ともあれ、『Z』の対戦は通信対戦してこそ、その真の魅力がたん能できるので、ぜひプレイしてもらいたいところ。とくに『Z』はチームバトルということで、ゲーセンだと「チームメイトに迷惑かけるかも」と心配して入っていけない人がいっぱいいるのでは? でも、通信対戦は顔を会わせないので、けっこう気軽にプレイできちゃいます。もちろん、通信対戦なら何やってもいいわけではありませんが、気持ち的にラクなのは確か。『連ジ』のときもそうでしたが、PS2版で『Z』を始めたという人もいっぱい集まると思われますので、初心者の方も安心して挑戦してください。
●まとめ。オレも買うからキミも買え!!
そんなわけで最後に総括しますと、感想は以下にまとめたとおり。
1:対戦はとにかく燃える!
2:1人用のモードはわりとアッサリ風味。
3:通信対戦は定額制が選べてプレイしまくれる!
結論をいうと、対戦ACTというジャンルが好きな人ならハマること間違いなし! 「ガンダム」好きならなおベター。通信対戦できるから、「対戦相手がいない」となげくこともないですし。環境を整えてでもプレイする価値はあります。ぜひ、お近くの「ガンダム」好きをお誘いあわせのうえ、対戦しまくっていただきたいものです。
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青毛野郎
髪の毛を真っ青に染めているんで、そう呼ばれています。髪の毛の色が、彼の精神状態を表しているという噂アリ。赤い色になった時期がありましたが、どういうことなんでしょうか? …と思っていたら、また青になっていました。忙しいですのぉ。
●好きなゲーム
『FF』シリーズ
『ディノクライシス』 |
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