| タイトル |
『ソニック
ヒーローズ』 |
レビュアー |
おぎのっち |
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チームアクションが勝利のカギ!
新たなる『ソニック』ACTここに誕生!!(4,305文字)
●あれから、もう10年以上経つんですね
ソニックを初めて見たのは、もうかれこれ10年以上も前、友人がメガドライブの本体と一緒に『ソニック』のシリーズ第1作目を持ってきたときでした。そのころはアーケード以外でセガのゲームをプレイしたことがなかったのですが、ずいぶんとスゴいゲームがあるんだと思ったことは、その友人(セガ信者)の勝ち誇ったような笑顔とともによく覚えています。時は流れてハードも変わって、まさかPS2やGCで『ソニック』をプレイできるようになるとは思いませんでしたが、ここまで大きく進化してくれるのなら、万々歳かと。グラフィックもそうですが、あのスピード感はさすがのひと言で……。ちなみに、何かと忙しい時期ですので、まだ全チームクリアしていないのですが(すいません。本当は某チームの某ステージがなかなかクリアできないんです)、現時点(12月上旬)で感じていることを書かせていただきますので、どうぞよろしく。
●3人1組のチームアクションです
この『ソニックヒーローズ』が従来のシリーズと大きく異なる点は、チームアクションだということ。3人1組のチームが4組用意され、メインのストーリーモードでは、好きなチームを選んで、それぞれの目的を達成するためにステージを駆け抜けていきます。なお、各チームはスピード、パワー、フライの3タイプを持つキャラによって構成され、それぞれのタイプごとに、固有のアクションが出せるようになっています。ちなみに、どのチームも常にタイプごとに異なるフォーメーションを組みつつ進んでいくのですが、どのフォーメーションになるのかは、プレイヤーが操作するリーダー(プレイヤーが操作するキャラ)によって変わります。たとえば、スピードタイプのソニックをリーダーにすれば、そのときはスピードフォーメーションになるわけです。リーダーを代えるにはボタン1つでOKで、代えたいキャラが操作不能になってさえいなければ(敵に捕まるなど、一時的に行動不能になった場合)、いつでも変更可能。ついでにいえば、どんなステージでも3つのフォーメーションを使いこなさなければクリアはできないので、「オレはエミーしか使わん!」という猛者の方も、頑張ってほかのキャラを使いこなせるようにしてください。まあ、特定の仕掛けを解かなければならない場面でなければ、どのフォーメーションで進んでも自由ですから、普段は愛着のあるキャラでどんどん進むことができます。チームも4つありますし、チームごとにさまざまな要素が異なっているのもポイント(同じステージでもクリア目的が異なっていたり、ほかのチームにはない仕掛けがあったりする)。ぜひ全チームをクリアするまで、頑張ってプレイしてみてください。対戦モードに隠されたルールを出現させるなど、隠し要素を満たすためには、とにかくやり込むしかなさそうですし。
●スピードフォーメーションでカッ飛ぶのがオススメです
タイプごとに固有のアクションが出せることは先にいったとおりですが、ここではどんなアクションを出せるのかを簡単にご紹介。あ、ちなみに、ここで紹介しているアクション名は、すべてチームソニックで出せるものです。ただ、どのチームも出せるアクションの効果や操作方法はほぼ同じ(動きは違ったりしますが)ですので、ここではチームソニックだけに統一させて解説させていただきます。
まずスピードフォーメーションですが、これはなんといっても『ソニック』らしいスピード感を楽しめるのがウリ。ジャンプしてからアイテムや敵に向かって体当たりを食らわせる「ホーミングアタック」、全員で回転して竜巻を発生させ、敵を攻撃したり、ポールにつかまって遠心力を利用した大ジャンプを敢行できる「ブルートルネード」、全員が一丸となって突進する「ロケットアクセル」等々、どのアクションもほかのフォーメーションよりも疾走感にあふれるものばかり。これまでのシリーズもそうでしたが、この疾走感は病みつきになります。ちなみに、このフォーメーションの欠点といえば、そのスピード感。ちょっとプレイに慣れてくると、ついついこのフォーメーションで突っ走ってしまいがちなのですが、そうすると勢い余って穴に落ちてしまうことがしばしばあって……。スピードがありすぎてそのぶん危険が伴うことは間違いないので、その点は気をつけたほうがいいでしょう。
次にパワーフォーメーション。名前の通りパワーに優れたフォーメーションで、敵を倒したり、邪魔なブロックを壊したりと、とにかく破壊活動には最も優れています。ジャンプ中に攻撃しようとすると、パワータイプのナックルズが、ソニックとテイルズの2人を敵に向かってぶん投げる「ファイヤーダンク」になります。また、地上では適当にボタンを連打しているだけでも連続攻撃になったりするので、スピード感とは違った爽快感が楽しめます。もちろん、パワータイプだからってスピードがない、なんてことはないので『ソニック』らしさもたっぷりと堪能できるでしょう。また、特定のステージでは大型のファンが置いてあり、ここから出る風を利用することで先に進むようになっています。ここで役立つのがパワーフォーメーションで、風を利用して一気に上昇する「トライアングルダイブ」はパワーフォーメーションならではのアクション。このように、戦闘以外でも役に立つフォーメーションですので、未知のステージに来たときは、このフォーメーションで進むのがいいかもしれません。
最後にフライフォーメーション。名前もさることながら、チームソニックではテイルズが務めていることからもわかるように、空を飛ぶ(一度に飛べる時間には制限があります)ことを得意とするフォーメーションです。どのステージでも、通常のジャンプでは越えられないような壁がそびえているので、そのような場所では、このフォーメーションで飛びながら進んでいくことになります。ほかに、仲間を撃ち出して、当たった敵をシビれさせる「サンダーシュート」があり、通常の攻撃が届かないような高いところにいる敵に対しては、まずこの技で地上に落とし、パワーフォーメーションに変えてから攻撃して倒す、というのが常套手段になります。もちろん、「サンダーシュート」を当てればそれだけでもダメージを与えることは可能。攻撃ができて、空を飛べるという利点を考えると、最も安全なフォーメーションといえるかもしれません。実際、後半のステージにもなると数本のレールが通っているだけで、あとは全部穴! という場面も珍しくないので、そういうときはこのフォーメーションで安全かつ慎重に進んでいくのがいいでしょう。
とはいえ、慣れてくるとやっぱりスピードフォーメーションで突っ走るのがいいんですよね。おかげで、あの場面がなかなかクリアできなかったりするのですが……。みなさんも、まずはリーダーをできる限りソニックにしてクリアを目指してみましょう。今回のソニックは、いつにも増して危険な香りが漂う男になっています……別の意味で。
●ソニックたちの愛憎関係が明らかに(ちょっとウソ)!
目的こそ違う各チームですが、進んでいくステージ名はどのチームも同様です。そして、ステージ2、4と偶数面をクリアするたびに、特殊なステージが発生するのも同様です。この特殊なステージでは、ソニックたちの宿命のライバルであるDrエッグマンとの戦いなどが発生。とくに、ステージ4が終わったあとに発生する、チーム同士のバトルはなかなか見ものです。チームソニックの場合、ソニックを追ってきたエミーが率いるチームローズと戦うことになり(チームローズの場合も、チームソニックと戦うことになります)、エミーがソニックに求婚してくる! という、『ソニック』らしい人間関係が見えてきます。ちなみに、チームダークはチームカオティクスと戦うことになり、こちらは互いの誤解から戦うことになる、という、これまた彼らを見ていると「いかにも」な展開になるわけです。また、このステージに限らず、ゲーム全般を通してステージの合間でデモが展開し、物語の流れというのがつかめるようになっています。CGの美しさはもちろんですが、『ソニック』らしさを存分に堪能できる物語も楽しんでみてください。
●ACTらしいアクションを楽しみましょう
最近のゲームはどうもシステムが複雑で……と思っている方は、ぜひこのゲームを。フォーメーションをマメに変える必要があるなど、従来のシリーズに比べるとやや複雑にはなっていますが、それも慣れればどうということのないレベル。純粋に"ゲーム"を楽しめる、ACTらしい良作と言っていいと思います。個人的には、これだけ3Dでスピード感あふれるゲームなのに、3D酔いしなかったのもうれしかったところ。グラフィックのクオリティも高く、『ソニック』シリーズの面目躍如といったところでしょうか。ぜひ、これまで『ソニック』をプレイしたことがない、という方にプレイしていただけたら、と思います。一方で残念に思ったのは、(スピード感を重視する演出なのでしょうが)ソニックたちが勝手に動き回って、プレイヤーが何も操作できない、という場面がややあること。もちろん、勝手にゲームオーバーになるようなことはないので、安心してそのスピード感を堪能していればいいわけですが、やはりプレイヤーが操作してこそ、のゲームなわけですから、その点は気になりました。あと、1つ1つのステージがかなり長めなので、もう少しコンパクトにして、そのぶんステージ数を多くしていればよかったかな、と。それと、ストーリーモードでもクリアしたステージは自由に選択してプレイできるようにしてほしかったです(ストーリーモードでは、ステージをクリアするたびにオートセーブ。ゲームオーバーになったら、次にプレイするときはそのステージから始まります)。何でかといえば、全チームを均等に後半ステージまで進めて、今回のレビューを書く際に再プレイしてみようとしたら……後戻りできない。おかげさまで、データをロードせずに再度ステージ1から始めてプレイして、前回のプレイよりも遙かに上手くなっている自分のプレイに驚きました。いや、それはそれとして、アクション自体というか、ゲームそのものにはまったく不満がないほどの気持ちよさが味わえるのは間違いありません。年末でお忙しいとは思いますが、そんな合間には、ぜひこの『ソニックヒーローズ』。対戦モードもあるので、友だちとプレイするのも楽しいですよ。
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Original Game (C)SEGA
(C)SONICTEAM/SEGA,2003
| レビュアー紹介 |
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おぎのっち
電撃PSにて赤字覚悟で大売り出し中の若手ライター(といっても実はそろそろ若手でもなくなってきた)。
幼少から湘南に住んでいる”湘南ボーイライター”とは彼のことだ。湘南ボーイといえばサーフィンが趣味の男であると認識されがちだが、彼はボードには乗らない。いや、乗れない。しかし、そのかわりといってはなんだが毎月第3金曜日、浜辺のゴミ拾いを欠かさないことで”湘南ボーイ”をある意味体現していると自負している。小学生時代は半袖半ズボンで雨にも負けず風にも負けず6年間登校し、卒業式には校長先生から「いつも元気だったで賞」を授与された輝かしい経歴を持つ(校長先生、お元気ですか?)。あと、小学校3年生のときの学内球技大会でサッカーに出場し、ハットトリックを決めたことが自慢だ。
●好きなゲーム
『シスター・プリンセス』
『剣豪』 |
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