| タイトル |
『サクラ大戦4〜恋せよ乙女〜』 |
レビュアー |
アニアキ |
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いよいよセガハードでクライマックスを迎える『サクラ大戦』
自分だけの"最終話"をしっかりと見届けたい!!(2,339文字)
●全シリーズ通してプレイしてきた人のためのグランドフィナーレ!
『サクラ大戦』シリーズが、ついにセガハードのクライマックスを飾る『サクラ大戦4
〜恋せよ乙女〜(サクラ大戦4)』。この作品は、シリーズ通してプレイしてきたファンのための作品であるということを前持って言っておきます。『サクラ大戦』から続く長編物語のひとくぎりとなっているのだから、これまでプレイしてきたファンがやらずして誰がやるの? という感じ。逆に言うと初めからキャラ紹介などの前置きがないんだから、いきなり『サクラ大戦4』から始めようってのは無理な話。この作品だけプレイしても、そこにホントの感動はないわけだし。なので、『サクラ大戦4』をプレイするのであれば、『サクラ大戦』『サクラ大戦2』『サクラ大戦3』と順序良くプレイしてほしいところ。まぁ全シリーズプレイしているファンしかやらんかな?
TVアニメを意識した演出、遊びやすいシステム作り、綿密に描かれた時代設定、魅力溢れるヒロイン、王道ではあるがそこがなかなか味のあるシナリオ(思いっきり個人的)・・・・・ありきたりな言葉を並べてしまったが、作品全体の作りが非常に丁寧で良質な作品。"美少女ゲーム"として敬遠している人は、1度騙されたと思ってプレイしてみてほしい。もちろん『サクラ大戦』からね。
●帝都・巴里花組のメンバーそれぞれに結末が用意
『サクラ大戦4』は帝都花組の8人と巴里花組の5人他、各シリーズに登場した名脇役たちも登場。DCでのシリーズ最終章となる『サクラ大戦4』では、ヒロイン13人それぞれにエンディングが用意されているのだが、このエンディングが『サクラ大戦』シリーズをプレイしてきたファンにとって大きな意味を持っていることはいうまでもない。ひとりのヒロインをずっと追いかけ続けてきたファン、すべてのキャラに愛情を注いでいるファンなどなど、いろいろいると思いますが、ヒロイン全員にそれぞれの結末が用意されているので、ファンはストーリー、そしてエンディングを純粋に楽しんでください。
●シナリオは短いが、作品全体のボリュームは申し分なし
『サクラ大戦4』のシナリオは、非常にコンパクトにまとめられている。もちろん、これまでの『サクラ大戦』と同じような手法でゲームが展開するが、今回は次回予告がなく、TVアニメ調で各話が進んではいかない。例えるなら1本の映画。長く続いていた30分アニメの最終回が、2時間のスペシャル版になったような、もしくは最終回を劇場で見せるような、そんな作品に仕上がっている。なので、エンディングまでのプレイ時間はプレイスタイルにもよるがおよそ5〜6時間程度。1人1人のシナリオは短いといえば短いのだが、これが13ヒロイン分あることを考えると作品全体としてのボリュームは申し分ないと言える。さらに、『サクラ大戦』〜『サクラ大戦3』のプレイデータを使用することで、回想シーンなどのイベント関連も充実するし、お馴染みの「帝劇の長い一日」があるなど、ファンは十分満足できる内容。というわけで、プレイデータは当然必須になりますわな。やるからには。これがあるから楽しめる、逆にこれがないと楽しさ半減って感じです。
●若干の改良点があるものの、システム的に目立った変化はなし
アドベンチャーパート、戦闘パートともに『サクラ大戦3』をベースにした作り。アドベンチャーパートでは、LIPS、携帯キネマトロン、ヒロインとの対話などのシステムは前作までと変化はなく、戦闘パートは前作のARMSを採用している。若干戦闘パートが遊びやすく改良されているようだが、前作の戦闘パートで文句のなかったファンは、あまり関係ないかな?(←ちなみに俺は文句なかったクチ)。どちらにせよ嬉しい改良点であることは確か。細かい説明は不要だと思うので、後はプレイしてから自分の目で確かめてください。
全体的なゲームの流れ、システムの変化はないが、『サクラ大戦4』には13人のヒロインから自分の好きなメンバーを選んで戦闘できる"大神華撃団"システムがある。これは、ただ出撃メンバーを選ぶだけというものではなく、選んだメンバーによってチーム全体の能力値が変化する他、組み合わせによっては称号(チームネーム)がついたりするのが特徴。バリエーションが豊富なので、メンバー選びだけでも、かなり楽しめると思う。しかし、この"大神華撃団"は、最後の決戦でのみ行うシステム。1回のプレイに1度しかないのがちょっと残念だったかな? ストーリーと連結した部分でもあるので、しようがないのかもしれんが・・・・・。全キャラクリアを目指すのであれば、最低13回はプレイするわけだから、いろいろと試してみるといいかも。でも13回じゃ、全ての"大神華撃団"は作れないね。バリエーションはホントに数多いみたい。なので『サクラ大戦4』は、この点にも注目してプレイしてみてください。ちなみにシナリオが短いせいもあって、13キャラ分(普通に考えたらキャラ多いしね)のエンディングを見るのも、作業的にならないのが嬉しいところ。最後だけに遊び尽くしたいからね。
●泣いても笑っても最終回。ファンはとにかくプレイするしかっ!
もはや細かい点をレビューする必要もないと思うので、最後は簡潔にまとめます。制作期間1年でよくやってくれました、と思います。DCだからこそ意味のあるクライマックス。泣いても笑っても、そして納得するもしないも、これが最後です。これまで『サクラ大戦』シリーズをプレイしてきたファンは、自分なりの結末をしっかりと見届けましょうよ。後にどのような形で『サクラ大戦』シリーズの続編が出てきても受け入れられるように・・・・・・。
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