| タイトル |
『ルイージマンション』 |
レビュアー |
KK@ |
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いよいよ発売されたゲームキューブ対応タイトル第1弾は
ファンの期待を裏切らない良質なACT (2,942文字)
●気になるGCのソフト&ハードの完成度は!?
任天堂の最新ハード・ゲームキューブ(以下:GC)が、ついに出ましたよ!! いくつになっても新しいハードが登場する瞬間というのは楽しいもので、店頭での取材を控えた発売前夜などはワクワクする気持ちを抑えかね、編集部であれこれ情報を集めながら盛り上がったりしています(これを書いているのは発売前夜で、GCは当然買う予定)。
そんなわけで、GCの同発3タイトルの1つであるこの『ルイージマンション』。『マリオ』シリーズの最新作という以上に"初のGCタイトル"という宿命を背負っての登場です。『ウェーブレース
ブルーストーム』や『SUPER MONKEY BALL』ももちろんいいゲームですが、そこはやはり日本が世界に誇る『マリオ』シリーズ。どうしてもこのゲームの完成度=GCの面白さと受け取られてしまうことは、否定できないでしょう。GCの今後の行方を占う、『ルイージマンション』のデキは…!?
●GCのコントローラにフィットした、複雑ながら快適な操作感
『ルイージマンション』をプレイして初めて感じた…、というより、GCのコントローラを初めて握ったときに感じたのは、ボタンが多いこと。方向キーとA・Bボタンに加えて、コントロールスティックにCスティック、X〜ZボタンにL・Rトリガーボタンと、各ボタンがコントローラの各所に配置されており、まだ慣れていないということもあって、いきなり冒頭から操作に戸惑ってしまいました。特にメインの操作を2本のアナログスティックで行うという仕様は斬新すぎて、馴染むのにしばらく時間が必要でした。
ただし、これはGCコントローラの出来云々を意味するものではありません。新しいハード、特に斬新なコンセプトでデザインされた魅力的なハードをプレイするための関門みたいなもので、慣れればすぐに克服できる程度のもの。特に『ルイージマンション』はこれらのボタンを効果的に活用しているので、最初は操作を複雑に感じるかもしれませんが(実際、『マリオ』シリーズのなかでは最も使用するボタンの数が多い)、20分もプレイして自由自在にルイージをコントロールできるようになれば、実に快適な操作環境であることに気づくはずです。
個人的にはL・Rトリガーの"絞るような"操作感がお気に入りで、意味もなくカチカチ押しているだけで、かなりいい感じです。大きくて押しやすいAボタンもポイント。ほかのボタン配置もじつに絶妙で、慣れれば慣れるほど手のひらに吸い付くような一体感が味わえます。
先日行われた「任天堂スペースワールド2001」の会場でも、『ルイージマンション』をプレイした人の感想として「操作が複雑」とか、「ルイージが思ったように動いてくれない」といったものが目立ちましたが、これを理由に『ルイージマンション』、ひいてはGCを敬遠してしまうのは、あまりにも惜し過ぎます。
やっぱり複雑だーという人も、だまされたと思って少しだけ我慢しながらプレイしてみて下さい。エリア1をクリアするころには、ボタンの多さなんて気にならなくなっているはずですよ!?
●完成度の高さは"さすが任天堂"。宮本さんの仕事に一分のスキも無し!!
主人公があのルイージということもあって、シリーズの最新作というより"番外編"といった印象が強い本作ですが、ゲームの内容、特にプレイしながら試行錯誤を重ね、少しずつ進んでいく"アクションの楽しさ"は、『マリオ』のブランドを裏切らないものとなっています。
特に本作のキモとなる"オバケを吸い込む"アクションが秀逸で、アナログスティックを縦横に操作して行うオバケとの綱引きは、まさに"これまでにない"楽しさ。
基本的にオバケにライトを当てて驚かせ、硬直しているスキに吸い込むというアクションがメインとなるのですが、オバケによって体力に差があったり、複数のオバケが同時に襲い掛かってきたりするので、一筋縄ではいきません。ライトを当てたときの距離に反比例して、オバケの硬直時間が長くなるので、これを利用して時間差攻撃を仕掛けたり、複数のオバケを同時に吸い込むなどのテクニックが要求されます。
また、特定のオバケを倒すのに必要となる火・水・氷という3つのエレメント攻撃の要素や、部屋ごとにオバケを倒すための"謎"や、隠しアイテムなども用意されているなど、プレイが単調にならないための工夫が、随所に凝らされています。例によってこの謎が、すぐには解けないけど、少し考えたりヒントを見たりすればピンとくるという絶妙な難易度を維持していて、ゲームの最後まで、常に新しい発見を楽しむことができます。これは、ほかの『マリオ』シリーズや『ゼルダの伝説』シリーズなど、宮本茂氏の作品すべてにいえることで、これこそ氏の作品が世界中で支持されている最大の理由なのかもしれません。この『ルイージマンション』をプレイすれば、誰もがすぐに納得できると思います。
ただし、さまざまな難関や敵とのバトルを、繰り返しプレイすることでクリアしていく『スーパーマリオブラザーズ』タイプのACTというよりは、部屋ごとに隠された謎を解いてカギを入手し、次の部屋へと進んでいくというタイプのゲームなので、いわゆる『マリオ』をイメージしてプレイすると、期待と異なるかもしれませんが…。
●ボリューム不足がやや難点。今後のラインナップに期待!!
GCの試金石ともいえる『ルイージマンション』ですが、本作から感じられたGCのポテンシャルはかなりのもの。まず、DVD媒体であるにも関わらず、ローディングがほぼ皆無で(マジで読み込みは一瞬。体感ではロムカセットと区別できない)、リセットしても一瞬でタイトル画面に戻るなど、プレイ環境が(異常なまでに)快適です。また、グラフィックの美しさも特筆モノであり、とくに薄暗い室内や雷などの"光関係の演出"が、ぶっちぎりで既存のコンシューマハードを超越しています。この調子でほかのゲームも楽しめるのなら、GCがコンシューマハードのシェアのトップになれるのも、夢ではないのでは? あとはソフト次第ですが、この『ルイージマンション』をプレイする限りでは、その点でも大いに期待できると思います。
最後に問題点を付け加えるとすれば、ゲーム全体のボリュームのモノ足りなさ。クリアするまでのプレイ時間がやや短く(10時間くらい…攻略しながらのプレイだったので、迷わなければもっと早くなるはず)、前作『スーパーマリオN64』のスター集めのような魅力的なやり込み要素がやや少ないので(パールを集めてオバケの絵の額縁をグレードアップさせたり、お金をできるだけ多く集めるといった要素はあり)、すぐに終わってしまうユーザーも多いかも。
その点だけが不満でしたが、ゲームのデキは折り紙付きなので、ぜひプレイすることをオススメします。GC本体とあわせて購入する価値は、十二分にありますよ!!
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