| タイトル |
『ファイナルファンタジーX-2』 |
レビュアー |
H.O |
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シリーズ初となる続編だが、世界観とキャラが
同じだけでまったく違うゲームに進化!!(3,422文字)
●前作『X』と『X-2』発売への軌跡は?
『FFX-2』の前作で、約280万本近くのセールスを記録した『FFX』。約2年前に発売されたにもかかわらず、今も高いに人気を誇っています。そのヒミツはやはりシリーズ初のボイスを採用したこと、さらには今までにないほど作り込まれた世界を徐々に冒険し、個性豊かなキャラたちが登場したことでしょう。その後、海外版を日本向けに移植した『FFXインターナショナル』が発売され、それに付属された「永遠のナギ節」が公開。そして続編発売への希望が高まり、ついに正式に『X-2』が発売されることになったのです。今度の主人公は『X』で「シン」を倒し、大召喚士として人々にあがめられていたユウナ。そして、前作の主人公だったティーダらしき人物が映ったスフィアが発見さたことが、冒険へのきっかけとなります。『X-2』は2年の歳月が流れたスピラ(『X』の世界)を舞台にしているため、登場するマップなどは見慣れたものが多いですが、それ以外は新作と言っていいほど
ガラッと変更しているのです。そこで前作との違い、そして『X-2』自体の魅力について、レビューをお届けしましょう。
<ストーリー&演出>
●ミッション制に変化したストーリー部分
ストーリーがほぼ1本道だった『X』と違い、この『X-2』ではミッションセレクト方式でストーリーが進みます。そのため、進み方がプレイヤーにより千差万別になり、同じ物語でも結果が変化してくるのです。これはシナリオのコンプリート率にも影響するので、この選択肢を選んだらどうなるんだろう、などと考える楽しみが魅力の1つでしょう。ちなみにストーリー内の選択がエンディングにも影響を及ぼしているので、いろいろな所に足を運びコンプリート率を上げてみてください。
●雰囲気やノリが180度変化!
大召喚士としての使命をまっとうすべく、ザナルカンドを目指して旅をした『X』。シリアスで重い空気が漂っていた雰囲気でしたが、シナリオを考えると非常によくまとまっていました。ですが『X-2』は使命というものから解き放たれ、自分自身の意思により旅を始めたという設定もあり、明るくコミカルな雰囲気で統一されています。というか、ユウナの変わりっぷりに驚く人も多いかもしれません。テーマソングとともに流れたオープニングには、最初度肝を抜かれました。でも物語が盛り上がる終盤付近は「ああユウナは変わっていないなぁ」と思わせる演出も多く、シリアス路線で進むのでご安心を(笑)。
●『X』を未プレイでも楽しめる?
もちろん続編という形で作られているので、100%このゲームを楽しむには『X』をプレイしておくのにこしたことはありません。なによりマップが同じものを使用しているので、プレイ済みなら物語をスムーズに進められます。2年後のスピラを再び訪ね、ユウナと同じく人々もどう変わってきたのかを見るのも、この『X-2』の楽しみでもありますから。ですが、たとえ『X』をプレイしていなくてもゲーム中に説明がいろいろ入りますので、支障はきたさないはずです。『X-2』が終わったら『X』をプレイしてみるのもオススメですよ。
<バトルシステム>
●ATB(アクティブタイムバトル)の特徴
ATBといえば『FF』シリーズの代名詞といえるバトルシステム。『X』ではCTB(カウントタイムバトル)を採用し、行動順番が明確に見えるようになっています。これはターン制のSLGのように、戦略を立ててじっくり戦うことが求められるシステムです。今回もこのバトルシステムで行くのかと思いきや、ATBをまた採用してくる時点ですでに前作とは別ゲームと言えるでしょう。しかも従来のATBと違うのが、自分が攻撃しているときにも敵が行動し、途中で行動がキャンセルさせられることもあるのです(コマンド入力ができる状態がキャンセルさせられることも)。敵の攻撃が終わるのを待ってから攻撃したり、逆に敵の行動をキャンセルさせたりと、臨機応変に戦えるようになったのは◎ですね。
●チェイン攻撃を狙って大ダメージ!!
ATBに関係してくる要素の1つとして、連続して攻撃をヒットさせるとダメージが増えるチェイン攻撃があります。一番簡単なのがガンナーの「クイックトリガー」を連続ヒットさせる方法。8チェインぐらいにはなるので、さらにそこに他のキャラの攻撃を重ねると、1発のダメージが飛躍的に増えます。堅いボスなどは、これを使わないと倒しにくいやつもいるので、ATBバーには常に注目して闘う必要があるのです。早く行動しようとボタン連打するだけでは勝てない、という点が斬新でした。
●ドレスアップシステムの特徴と注目点
今回はパーティメンバーがユウナ、リュック、パインの3人になります。3人だけだと各キャラごとに役目が決まってしまいそうですが、実際はドレスアップシステムによりそんなことはありません。このドレスアップとは、戦闘中にあらかじめ装備したリザルトプレートにはめこまれたドレスフィアを選択し、ジョブチェンジすることになります。これにより、だれが攻撃役、回復役という決まりはなく、そのときの状況にあわせてチェンジして戦うことができるのです。ドレスアップする理由は単に攻撃力やHPなどのステータスだけでなく、所持しているアビリティも重要なポイントの1つ。アビリティは戦闘中にAP(アビリティポイント)を入手し、修得値までためるとはじめて覚え使えるようになります。キャラ自身のレベルはもちろんのこと、このアビリティをいくつ覚えているかが、戦闘では勝敗を分けることになるので、レベル上げだけでなくアビリティ修得にも力を注いでおくといいでしょう。こつこつアビリティを覚え、すべてマスターになったときは達成感バツグンです。
●一発逆転のチャンス? スペシャルドレスフィアを使いこなせ
とあるイベントや条件を満たすと、1人で3人分の働きをするスペシャルドレスフィアというものが手に入ります。これは状態異常を完全に防ぎ、高い攻撃力やHPを持つ強力な武器になるのです。使用方法はいたって簡単で、リザルトプレートにセットされたドレスフィアをすべてドレスアップすればOK。素早さが遅いのが難点ですが、2周目の低レベルクリアなどで活躍するので、ぜひ成長させておきましょう。まあ、個人的には強すぎて味気なかったので、最後まで使いませんでしたけど(苦笑)。
●通常戦闘でも気が抜けないオーバーソウル!
今回敵を一定数撃破するとオーバーソウル状態になり、通常の何倍もの能力を持った敵に変身します(条件数は敵ごとに異なる)。強力なので倒すのは一苦労ですが、それだけ経験値やいいアイテムを持っているので、できれば全モンスターをオーバーソウルさせるぐらいの意気込みでプレイして欲しいです。なお、オーバーソウルするかしないかは、飛空艇のシンラから情報を得られえるので、そちらを確認するとよいでしょう。
<残念な要素>
●豊富なリザルトプレートはうれしいが……
ドレスフィアを装備するリザルトプレートは、物語で莫大な数が手に入ります。ですが、じつのところ使用するプレートの数は少なく、ただ数が多いと感じました。しかも、戦闘中にはあまりドレスアップしないので、さほどプレートの恩恵を預からなかったのも残念です。
●BB Unit未対応、そしてセーブ数の少なさ
なにより気になったのが、せっかく『X』でBB Unitに対応していたのに『X-2』では対応していないという点。戦闘終了後やマップ切り替えで多少読み込みがあるので、これで対応していればもっと快適になったのにと感じました
<まとめ>
シリーズ初の続編ということで、発売前からいろいろ話題になっていた『X-2』。ですがふたを開けてみると初週で180万本近く売り上げ、いかに前作の『X』が人気高かったのかが伝わってきました。売り上げが示すように、もちろん総合的な完成度はトップクラスなのは間違いありません。ボリュームもクリアまで40時間近くかかる上に、さらにはつよくてニューゲームでデータを引き継いでやり続けることが可能です。ミニゲームややり込み要素もタップリ収録し、とても1回のプレイではやりつくすことは不可能でしょう。オフラインの『FF』に飢えていた人も、本格的なRPGをプレイしたいと考えている人は、ぜひプレイしてもらいたいですね。
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MAIN CHARACTER DESIGN : TETSUYA NOMURA
ALTERNATE COSTUME DESIGN : TETSU TSUKAMOTO
| レビュアー紹介 |
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H.O
ギャンブル系以外のゲームならほぼプレイするゲームマニア。最近は購入してもプレイしない"積みゲー"が増えてきたので、なんとかしないといけないと思いつつも、新しいゲームを購入する日々が続いています(笑)。
●好きなゲーム
『テイルズ オブ』シリーズ
『アトリエ』シリーズ
『真・三國無双2』
『スパロボ』シリーズ
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