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タイトル
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シャイニング・フォース ネオ
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レビュアー
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いぐどん |
のび太でもない、しずかちゃんでもない…。
そこにはスネオがいたんですよ!!(※名前の話です)(5,071文字)
突然ですが、この『シャイニング・フォース ネオ』はですね、どうも巷では後ろの3文字を取って“スネオ”って呼ばれているそうで。最初にこのナイスネームを聞いた時は、驚きで目が飛び出ました。「そんなところに骨川さんがいたとはね…」。このネーミングを考えた人、天才ですよ、確実に。そして言葉のパズル『もじぴったん』(開発者のインタビューはこちら)がウマイと見た。ホント、このネーミングセンスに激しく惚れましたよ。こんな衝撃はソーダコング以来かな。…てか、しょっぱなから全然ゲームの内容に関係ない話し過ぎ! でも、ちょっと親近感沸いたって人もいるんじゃないでしょうか? やっぱり名前って大事ですよ。名は体をあらわすって、ことわざもありますしね。きっと本作はスネオのようなぁ……。うっ、勢いにまかせて書いてたら、結構深い墓穴を掘りました(汗)。まぁ親近感が沸いた人も、そうじゃない人も、200時間強プレイして面白いと思ったところなどをまとめてみましたので、読んでください。では、どうぞ!
●ゲームは1日1時間。
そんな仕事や学校に差し支えないプレイができます。
本作は、ファンタジーの世界を舞台にしたアクションRPGです。物語は語り出すと長いので、簡潔にまとめますと、多くの犠牲を払って防いだ世界破滅の危機が十数年後再び迫ってきて、それをフォースという特別の力を持った主人公・マックスと、その仲間たちで防ぎましょう、平和のために戦いましょうというもの。完璧に王道です。とはいえ、物語は練り込まれていて、どんでん返しとかもあったりし。えっ? この人が悪の親玉なんでしょ(プレイした人はそう思うはず)。ちょっとわかりやす過ぎるよー! なんて最初思ってたんですが、考えが浅はかでしたよ。モロどんでん返しに引っかかりました。あと結構グッとくるポイントも多し。男の兄弟がいる人は泣けるんじゃないでしょうかね。私は、泣きましたよ。具体的につらつら語ると、ゲームを遊ぶ楽しみが半減するので、まぁ物語に関しては、この辺にしておきましょう。
さてさて、次はゲームの内容の概要をば。ゲーム自体は通常のアクションRPGと同じで、主人公のマックスを操作し敵を倒したり、街の人々から話を聞いたりしてイベントをこなし、物語を進展させていくという流れで進めていきます。ただ普通のゲームの場合は、物語にあわせて、冒険の拠点となる街や村を変えながら進んでいきます(『ドラクエIII』ならアリアハン→レーベ→ロマリア…といった具合ですね)が、本作は魔法で最初の街にバビューンと簡単帰郷できるので、どれだけ物語が進んでも冒険の拠点は最初の街。つまり、拠点の街→フィールド→街→ダンジョン→街…といった流れになります。あまり見かけないタイプなので、これに慣れるまでは戸惑うかもしれません。でも、ボス戦などをのぞけば基本的にどんな状況でも街に戻りたい時にすぐに戻れるうえ、戻ってきた場所から冒険はすぐに再スタートできるわけで、慣れてしまうと逆に普通のRPGが不便に思えるかも。ゲームはテンポが肝心とつねづね思っているので、非常にこのシステムがお気に入りです。あと準備をしっかりしてダンジョンを攻略! という冒険感を味わえるのもいいですが、ダンジョン内でセーブできないために、なかなかヤメられなくて今日も太陽が黄色いなんてツライ経験したことがある人も多いはず。でも、本作はすぐに街(セーブポイント)に戻れるので、キリがつけやすく、1時間だけ遊ぶなんてこともできたり。時間の限られた人にはうれしいのではないかなと。この手軽さは見逃せませんね。でも、ハマると欲望に勝てなくて、結局12時間以上連続プレイなんてことになったりしましたよ、私の場合。トホホ…。
●今年で30歳(2005年現在)。成長してるのか疑問ですが、
本作ではキャラの成長が手にとるようにわかります。
ここからは、もう少し掘り下げて、具体的な面白さについて書いていきましょう。
本作、成長インフレとでもいうんでしょうか。加速度的に主人公がめきめき強くなります。最初はまったく歯が立たなかった敵が、数レベル上がったら(主人公が強くなる方法はレベルアップ以外にもあります。それについては下で)、一撃で倒せるようになったりするわけで、ものすごく育ってる感がひしひしです。いわゆるレベル上げという行為をほとんどしなくても、テンポよく、気持ちよく、ゲームが進められます。しかし、これだとレベルを上げていくだけで簡単にゲームが進められ、レベル上げ=物語を見せるための作業となり、RPGにする意味が全然なかったりするんですが、きちんと“壁”が用意されてます。レベル的には互角なんだけど、ちょっと頭を使わないと思うようにダメージを与えられないなんてモンスターが出てくるわけなんです。詳しくはこれも下で解説してますが、これらの壁がやっかいで結構手こずります。でも、こういった壁があり、それを乗り越えた時の達成感があるからこそ、育ってる感、さらに強さの実感へとつながるわけで。これがただレベルを上げれば突破できてしまう壁なら、ここまでは強くなってる感は味わえなかったでしょうね。ちょうど強くなってきて調子に乗り始めた所に、絶妙なタイミングで壁が用意されていたりして、うまい具合に闘志を燃やさせるようになっている辺りのバランスもばっちりです。
ちなみに序盤(主人公はせいぜいレベル5~6程度の時に)でレベル100の主人公の親父が仲間になるんです。もうとにかくこの親父が強いのなんのって。「おいおい、それぐらいにしてやってちょうだいよ!!」と、知らず知らずに敵の擁護にまわっちゃうほど、極太ビームで強烈なダメージを与え練り歩きます、親父さん。でも、終盤になるとそんな破壊神・シヴァが背後にうっすら浮かび上がっていた(※ゲーム内にこういう仕様はありません。あくまでも筆者のイメージです)親父さんをも軽く超越した強さに、主人公がなったりします。今度は主人公の背後にシヴァです(※しつこいですが、あくまでも筆者のイメージです)。いや、主人公がもうシヴァ自身な勢いです。まぁとにかくとんでもなく強くなっていきます。ただし世の中上には上がいるもんで。ちょっと調子に乗って一気に先に進んだりすると、とんでもなく敵が強くて、瞬殺なんてことが日常茶飯事でして。最大のレベル200になっても瞬殺されたりもします。恐ろしい世界ですよ。あと普通は10万単位のダメージが与えられれば十分なんですが、条件がそろうと億単位のダメージが出せたりもします。これはクリア後のやり込みになりますが、モンスターを攻撃して、ズラズラズラーっと数字が並んだりするともうニヤニヤです。
●量が多くて、ボリューム満点。
食べ物ならうれしいが、残念モンスターの話。
モンスターの話が出たので、モンスターの話をしましょう。戦闘はリアルタイムで進行するわけなんですが、とにかくこれらのモンスターの出現する数が多い多い。場面によっては1度に50体以上のモンスターが登場します。しかも、倒すとすぐに次が矢継ぎ早に出現したりするので、まみれ、まみれ、モンスターまみれ。画面にひしめくモンスターで、「おーい、マックスさんどこにいらっしゃいますか?」状態です。きっと脂っぽいベトベトしたモンスターもいると思います。攻撃する時に毛がチクチクするモンスターもいると思います。モンスターにくんずほぐれつの主人公と仲間の姿を見ると、ご苦労様と声をかけたくなります。いくら平和のためとはいえ。ペコリ。でも、そんなマックスさんの苦労はよそに、これらの大量のモンスターをザクザク倒す爽快感。これは相当タマリマセン!! エアパッキン(通称プチプチ)を丸めて、ぞうきんを絞るように一気にプチプチプチプチプチプチプチプチっ…プチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチっ………とやった時の感覚を思い描いてもらえればわかりやすいかと。こっちはちょっと血なまぐさいですけど。まぁとにかくスッとしますね。あとモンスターは数もですが、大きさもスゴイです。主人公の5~6倍の大きさのモンスターがざらに出てきます。一番デカイのになると画面の8割埋め尽くしてたりします。やっぱデカいって脅威だなと。ぜひ巨大なモンスターがひしめいてるゲーム画面は一度みてもらいたいです。ギョっとしますよ。でもでも、主人公はそんなモンスターもあっさり倒したりするわけで…。さっきも書きましたけど、その様はまさに破壊神降臨です!!
●試行錯誤して突破する喜び。
アクションの魅力もきちんとあります。
引き続きモンスターの話を。モンスターには、さまざまな種類がいて、それぞれ異なる特徴や能力を持っています。例えばゴーレム系のモンスターなら防御力とHP、さらに攻撃力もズバ抜けて高い。ドラゴン系なら強力なブレス攻撃をしてくるといった具合です。序盤はほとんど特徴がない、特に普通に攻撃していれば倒せる種類のモンスターばかりなのですが、中盤から特殊な能力を持ったモンスターがぞろぞろと出てきます。上で“壁”になるようなモンスターがいるといいましたが、これがそれです。私の場合、例に挙げたゴーレムが最初の壁でした。他のモンスターの攻撃は、ほぼ一撃でダメージもほとんど食らわないぐらいの強さだったんですが、ゴーレムへの攻撃のダメージは1。逆に攻撃1発でHPの7割が減って、呆気にとられていたら召されていましたね。井の中の蛙だったことを知らしめられたみたいで、相当ショックでした…。そしてダメージを与えるor減らすための試行錯誤の旅が始まったわけです。剣だと接近しなくてはいけないから攻撃されるけど、弓なら遠距離から一方的に攻撃できるから弓にしようか。氷の属性のモンスターだから弱点の炎の魔法で攻撃しようか。ダメージを受けてももう少し耐えられるように、HPをアップする“フォースアート(※)”を刻もうか。そんなさまざまな試行錯誤をして、見事ゴーレムを撃破するにいたったわけですが、もちろん壁はゴーレムだけじゃないです。雷の魔法の攻撃が強烈、脅威の回復力を持ち、全然ダメージが与えられないなど、さまざまな“壁”となるモンスターが待ち受けています。いろいろ頭をひねったりするのが好きな人には、この部分かなり楽しいでしょう。あと短気の人ほど、釣りがうまいっていうので、それと同じで短気の人の方が、このゲーム上手かもしれませんね。ちなみに、グチをひとつ。武器の切り替えが攻略のポイントになってくるんですが、ウィンドウをいちいち開いて装備しなおすのが、少しまどろっこしかったです。武器の交換がL1とかR2とかのボタンできたりするとうれしかったかな。
◎最後にまとめ。
本当だったら、こういうことは最初に言うべきなんでしょうが、『シャイニング・フォース』とは、メガドライブで発売されたシミュレーションRPGで、その後さまざまなハードで続編や外伝が発表されたセガの人気シリーズです。世界観を踏襲している以外は、特に大きなつながりがないもので、今回のレビューでは、あえてこのこれまでのシリーズと照らし合わせる表現は控えました。“ネオ(新しい~)”というだけあり、まったくこれまでとは違う作品になっていますし。ゲーム内容だけを見て、過去のシリーズ作をまったく知らない人が遊んでくれたら、うれしいなと思いましてね。シリーズ作品を遊んでいれば、リターンや本陣といった所にビビビとクルわけなんですが、特に知らなくても物語がわからない、システム的に理解できない、といったことはないですし。そうそう、ドリームキャストで発売されていた『ロードス島戦記』。これにハマッたという人は間違いなくどっぷりハマれるでしょう。これ、最初に言っとけばよかったですね。大失敗…(汗)。
最後にマル秘ネタを1つ、この機会にこっそりと。クリア後行けるようになる新緑の墓地の中央部の覇王の墓の屋上。そこで敵を倒すごとにフォースエナジーが出現するようになる“リーンカーネーション”という奥義の証が手に入るのですが、それをですね。ハーピィ系のモンスターを一撃で倒せる弓の“スカイストライク”に装着! 場所はどこでもいいので、とにかくハーピィを倒してみてください。あら不思議!? 奇跡ってあるんですね。何百万という値のフォースエナジーが手に入ります。ぜひお試しあれ!!
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レビュアー紹介
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いぐどん
メガドライブのソフト全タイトルを所有している、かなり偏ったゲームライター。そんなワケなので、トレジャーとかが大好き。なんか、見た目にも人とはちょっと違った変な人。
●好きなゲーム
『ジェットセットラジオ』シリーズ
『塊魂』
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シャイニング・フォース
ネオ
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●機種:PS2
●メーカー:セガ
●ジャンル:A・RPG
●価格:7,140円(税込)
●発売日:2005年3月24日
(C)SEGA CORPORATION,2005
■ソフト紹介ページ
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【注釈】
(※)パワーアップアイテムのようなモノ。フォースエナジーを消費してステータスアップなどができ、フォースフレームと呼ばれるモノに絵を刻むことで能力が上がるという設定になっている。
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