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タイトル
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METAL GEAR SOLID
3 SNAKE EATER |
レビュアー
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Z佐藤 |
『MGS』シリーズの「原点」となるストーリーが描かれる最新作
ゲームが好きならプレイしないと損!(3,729文字)
『METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER(以下、MGS3)』のレビューに移る前に、まずは押さえておきたいポイントをいくつかピックアップしておきましょう。『MGS3』は、世界的に有名なゲーム監督・小島秀夫氏の代表作『MGS』シリーズの第3弾ですが、ゲームの舞台となる時代は1964年。これまでシリーズの出発点とされていたMSX2版『MG』の舞台が1995年。その続編であるMSX2版『MG2
SOLID SNAKE』の舞台が1999年(MSX2版の2作品は現在、モバイルゲームとして携帯電話でプレイ可能。詳細はコナミ公式サイトで!)。そしてPS版『MGS』が2005年。さらにPS2版『MGS2』が2009年。つまり『MGS3』は、『MG』の約30年前となる過去が舞台であり、すべての原点となる作品なのです。そのため主人公も、前作までは「伝説の英雄」や「不可能を可能にする男」といった肩書きを持つ潜入のスペシャリスト、ソリッド・スネークでしたが、彼は『MG』の当時で20代くらいだったので、当然『MGS3』の時点では生まれてはいません。そのため『MGS3』の主人公はソリッド・スネークではなく、「スネーク」というコードネームで呼ばれる潜入工作員なのです。そのほか覚えておいてほしいのが、新たなフィールドとしてポリゴンで表現するのが難しいとされる「ジャングル」を採用し、そこでの「サバイバル活動」という要素を軸としていること。それにともないサバイバルビュアー、カムフラージュ、バックパック、フード、キュアーというシステムが追加されたこと。これらが『MGS3』のキモとなる要素なので、頭に入れておきましょう。
●シリーズの「原点」は『MGS3』なので、
前作までの作品を知らなくても楽しめる!
シリーズ化されている作品だと「前作までのストーリーを知らないと楽しめないのでは?」ということがよく言われますが、前述のとおり『MGS3』はシリーズの「原点」となる作品。主人公も前作までとは違うので「気になる作品ではあったけど手を出しづらかった」という人には、まさにうってつけ。この作品を出発点として『MGS』、『MGS2』と進めていけば、『MGS』シリーズの重厚なストーリーを存分に満喫できることでしょう。それに難易度も「VERY
EASY」、「EASY」、「NORMAL」、「HARD」の4つから選択可能。「VERY EASY」を選ぶと、消音効果と装弾数無限、レーザーポインタを搭載、装備するとスタミナが自動的に回復、装備するとカムフラージュ率が常時80%に固定といった特徴を持つ麻酔銃EZ
GUNが使えるようになるので、ACTが苦手でも通常の戦闘でゲームオーバーになることはなさそうです(ACTが苦手でない限り難易度は「NORMAL」を選ぶのがベスト。なぜならそれ以下の難易度を選ぶとLIFEやスタミナが減りづらくなり、敵兵の戦闘能力も低下。それによってサバイバル関連の要素が、100%味わえなくなる可能性があるため)。もちろん前作までをプレイしている人への「タネ明かし」的なことも随所に盛り込まれています。例えば主人公の潜入工作員が、のちに○ッ○○○と呼ばれるようになる男だったり、オセロットというコードネームの人物が登場したり、核搭載二足歩行戦車メタルギア誕生のエピソードが明らかになったりなど。そういった点も手抜かりナシなので、初心者さん、上級者さんともに楽しめる作品に仕上がっています。
●敵兵の視界が見えるレーダーがなくなって
潜入面の難易度はアップしたが……
『MGS3』シリーズは、誰にも発見されずに任務を遂行する「潜入」という行動が基本となっているACT。警戒厳重な敵施設などに踏み込み、そこで待ち構えている敵兵たちを銃器で殺害する、打撃などで気絶させる、麻酔銃などで眠らせるといったアクションを駆使して無力化。目的地を目指して進んで行くことになります。基本システムにおいて前作との大きな違いとなっているのが、『MGS』シリーズに欠かせないものと思われていた「敵兵の視界が見えるレーダーと、常時表示されていたマップが非表示になった」ことです。前作までは敵兵の視界がマップに表示されていて、その視界をかいくぐりながら潜入活動を進めていきましたが、今回はそのプレイスタイルが通用しません。そのマップに敵兵がいるかどうかを自分で捜し、いる場合は発見されないように隠れたり、排除しながら進むことになります。そのため前作までのイメージが強いと最初は少々戸惑うことになりますし、これによって潜入面の難易度がアップしたように思われます。ただ、少々プレイすればレーダーがなくても不自由さを感じずにプレイできるようになりますので、それほど大きな影響はないでしょう。
●サバイバルビュアー関連の新要素をチェック
前作との違いとしてサバイバルビュアーというメニューが追加された点も注目すべきポイントでしょう。。サバイバルビュアーでは、カムフラージュ、バックパック、フード、キュアーといった項目が選べ、そこで潜入活動を有利に進めるための準備を行うことになります。このなかでもとくに気に入ったのはフード関連のシステム。主人公のスネークは、歩く、走る、泳ぐ、銃で攻撃するなど、あらゆる行動によってスタミナを消耗。スタミナが減少するとエルード(ぶら下がる)していられる時間や水中に潜っていられる時間が短くなったり、銃を構えたときの手ブレが大きくなったり、LIFEの自動回復速度が遅くなるなど、さまざまな悪影響が出始めます。それを抑えるため、ジャングルに棲息している動植物を捕獲(キャプチャー)して食べることになるのです。食べられるものにはキノコ類(ロシアヒラタケ、シベリアヒトヨタケほか)、鳥類(カササギ、スンダルリチョウほか)、爬虫類(ヘビ、ワニ、カエルほか)、哺乳類(ラット、アナウサギほか)、保存食(即席ラーメン、カロリーメイトほか)などがありますが、スネークには好みがあり、食べたものによってセリフが変わるのです。例えば「ウマすぎるっ!」、「もっと食わせろ」、「吐きそう……」などなど。それらを食べたときにどんな感想を言うのか楽しみになって、任務を忘れて動植物の捕獲に熱中してしまいました。それに現実の時間によって腐る食糧もあったり、それを食べると腹痛に襲われたり、空腹状態の敵兵の前に腐った食糧を与えると食べて腹痛になったり……。そういったこともできるので、いろいろと試してみるのも楽しそうです。そのほかケガの治療を行うキュアー関連のシステムにも魅力を感じました。なんでも、矢によって傷を受けたときにそれを除去せず、止血剤と消毒薬のみで完治させると矢が体内に残る。その矢は64本まで体内に残しておけるらしいのです! これはいずれ試してみようと思いました。みなさんもぜひ!
●戦闘部分では銃器による攻撃と平行して
CQC(近接戦闘術)の使用頻度も上昇
プレイ中に使用する装備品や移動・戦闘スタイルも前作とは大きく変わっています。まず敵兵を捜索するため、指向性マイク、アクティブソナー、動体探知機、赤外線ゴーグルといった装備品の使用頻度が高くなりました。とくに指向性マイクは、前作ではイベントアイテム的な位置づけでしたが、今回はマップに存在する敵兵やボスを捜すときなど、わりと日常的に使っていました。また移動には左スティックでの通常移動に加え、十キーでのストーキング移動も頻繁に使うようになりました。この移動方法だと足音がしないため、物音を立てずに敵兵に接近したいときなどに重宝しました。また戦闘では、基本は麻酔銃での銃撃ですが、それと平行して新たに採用されたCQCを使うようになりました。CQCの技の中でも、とくに直投げが強く、敵兵を一撃で気絶させることができるため、こっそり敵兵に近づいたとき、発見された包囲されたときなど、あらゆる局面で使用してました。
<総評>
●どこを切り取っても、お楽しみ要素がドッサリ。
ゲーム史に残る作品だけに、見逃したら大変!
そのほか、これまでの常識では考えられない仕掛けが特定のボスに盛り込まれていたり、無線会話のバリエーションが驚くほど多かったり、多種多様のユニフォーム(迷彩服)が用意されていたり、『サルゲッチュ』とのコラボレーションによって実現したオマケモード「猿蛇合戦」が楽しめたりなど、作りこみのスゴさはハンパではありません。またシリーズ定番のアイテム、カメラも用意されていますので、前作以上に楽しい写真が撮れそうです(第3回戦場写真コンテスト開催決定。優秀な作品にはゲームにも登場した装備品、ワニキャップを贈呈。詳しくは12月24日売り号の電撃PlayStationを見てね)。ゲーム監督・小島秀夫氏が「この10年で蓄積してきたノウハウをすべてつぎ込んだ集大成的な作品」というだけに、完成度の高さは期待した以上でした。確実にゲーム史に残る作品になるはずなので、ファンはもちろん、ACTが好きな人、さらにゲームが好きな人はプレイしておいて損はないでしょう!
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レビュアー紹介
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Z佐藤
最近は「第3回・戦場写真コンテスト(詳細は電撃PS本誌を参照)」の告知写真を撮影するのに奔走中。1枚撮影するのに、かなりの時間を費やすこともしばしば。自分が笑えても、ほかの人が見て笑えないこともあったり……。もっとやり込まないと! さて、んじゃ今日はジ・エンドに毒グモでもぶつけてみよっか。
●好きなゲーム
『MGS』シリーズ
『ロックマン』シリーズ
『トロンにコブン』
『キングダムハーツ』シリーズなど |
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METAL
GEAR SOLID 3
SNAKE EATER
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●機種:PS2
●メーカー:コナミ
●ジャンル:ACT
●価格:7,329円
●発売日:2004年12月16日
(C)1987 2004 Konami Computer
Entertainment Japan
■ソフト紹介ページ
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