掘り進む快感に中毒者続出の『ミスタードリラー』が、なんとナムコのGC参入第一弾ソフトとして登場する! 舞台はドリールランド(仮称)というテーマパークであること、各ゲームモードはそのテーマパークにあるアトラクション、という設定になっているようだが、詳しいゲーム内容は未定だ。また、8月23日に発売されるGBA版『ミスタードリラーエース
ふしぎなパクテリア』とリンクするというということだが…。ココでは、GC版、GBA版2作が、どのような方向性を持っているのか、『ドリラー』開発チームのみなさんにお話をうかがいました!(この記事は、4月21日に発売された「電撃GAME
CUBE 6月号」に掲載されたインタビューを再構成したものです)
●GBA版のウリは「ふしぎなパクテリアモード」です!
――GC版よりも一足先に楽しめるGBA版『エース』では、パクテリアと呼ばれる不思議な生命体を育成する「ふしぎなパクテリア」モードがイチバンの目玉だということですが?
篠田徹也氏(以下、敬称略):設定としては、"ドリラーたちが壊したブロックはなぜ残らないの?"という疑問に対して、実はパクテリアがブロックを分解していたということがわかり、それがついに発見されたので育ててみてくれないか…、というモノになっています。まあ、言ってしまえば後付け的な設定なんですけど(笑)。
「ふしぎなパクテリア」モードは、"ドリドラドの遺跡"と"ドリラー研究所"の2構成になっています。ドリドラドの遺跡の方はゲームをする部分で、PS版『ミスタードリラーG』にあった"ドリストーンステージ"のルールを採用しています。一方、ドリラー研究所はパクテリアの観察をするトコロです。
――具体的にパクテリアをどのように成長させていくのですか?
篠田:パクテリアはススムが腰に装着しているカプセルの中に入っている、という設定で、ドリラーたちがドリドラドの遺跡を掘り進んでいくことで成長していきます。
パクテリアはいろいろな形に変身していくのですが、ある一定数のブロックを食べると変身できるようになるんです。また、遺跡の中で手に入れたアイテムをパクテリアに与えると、異なる成長の仕方をみせてくれたりするんですよ。
――先ほどお話にありましたが、"ドリドラドの遺跡"では"ドリストーンステージ"のルールを採用しているそうですね。時間が経つにつれてエアが減っていくのではなく、ブロックを1回掘る度にエアが1%減っていく、というルールなんですけど、このルールを採用した理由は?
篠田:このモードではゲームフィールドでアイテムを探すということが大きな目的になっているので、ゆっくり考えながらプレイできるようにと、このルールを採用しました。…という理由なんですけど、とにかくこのルールの面白さをみなさんにもっと知ってもらいたい、という気持ちがあったから、というのが本音です。
――公開されている画面写真を見る限り、ドリドラドの遺跡はこれまでとは雰囲気の違ったビジュアルですが、デザインのコンセプトは?
篠崎香織さん(以下、敬称略):懐かしいというか、子どもの頃に遊んだゲームみたいな感じだ、とか思いながら(笑)。
指田稔氏(以下、敬称略):逆にわざとステレオタイプにしている部分があって。遺跡があって剣と鎧を装備して、というファミコン時代のような懐かしさをあえて持ってきました。
篠崎:大人になって「最近のゲームにはちょっとついていけないな」という人でも、「これだったら遊べるよ」って楽しんでもらえたらいいなと。
――新要素の1つとして「マイレージ」というシステムがあるそうですが、これはどういうモノですか?
篠田:マイレージを貯めて、ショップでアイテムを買うことができるシステムです。マイレージは1m掘るごとに1ポイント貯まっていきます。アイテムの種類は、スタート時のいのちの数が増えるものや、ゲーム中のさまざまなテクニックを教えてくれるものなどがあります。
――GC版も出るということで、GBAケーブルを使用しての連動ということも考えられますが?
吉沢秀雄氏(以下、敬称略):連動ということはもちろん考えているのですが、いろいろと検証中なので今はまだ詳しくお教えできないんですよ。
猪ノ口幸治氏(以下、敬称略):基本的には、両方ないと遊べないという仕様にはなりません。それぞれ買っていただいた皆さんに満足できるようになっています。ただ、両方あればなおオイシイと(笑)。
――GBAではシリーズ2作目ということになりますが、ハード的な制約で厳しいトコロはありましたか?
篠田:実は、自分は携帯機用のゲームに関わるのは今回が初めてなんです。ただ、ハード的にはSFCと同等なので、それほど作りにくいということはなかったです。
――グラフィックのほうはどうでしょう?
篠崎:今回はすごいボリューム満点ですね。前作の『ミスタードリラー2』よりも容量が大きくなっているので。
指田:グラフィックもここまで入れてもまだ大丈夫なの? という感じです(笑)。
篠崎:見ごたえがあるので、途中であきらめずに最後までぜひやってほしいです。感動のラストが待っているので(笑)。
●GC版はどうなる!?
――GC版の『新ミスタードリラー』についてお聞きします。テーマパークを舞台にした理由は?
小野田裕之氏(以下、敬称略):今回テーマパークを舞台にしたのは、GCで『ドリラー』を作るのは最初ということで、どうせなら今までのシリーズとは違う、革新的なことをやろうと思ったことがきっかけですね。その際に、穴掘りACT以外にもいろいろなジャンルを加えたら面白いだろうと考えたのですが、そうなるといつもの世界観だけでは収まりきらない。ならば、テーマパークというイロイロなものが混ざった世界観という形ならどうだろう、ということで提案してみたんです。
――今までの穴掘りACT以外のゲームもいろいろと入っていると?
小野田:そうですね。テーマパークにあるアトラクションという形で、さまざまなゲームモードが用意されています。従来のシリーズにあったモードは当然楽しめますし、新しいモードも楽しめます。やってみたいことを全部やってみようと(笑)。
――GC版はバラエティソフトというように捉えた方がいいようですね。
小野田:そうですね。GCは最大4人までのマルチプレイが可能ということで、みんなで集まってワイワイと遊べるようなモードも考えています。
猪ノ口:『ドリラー』というゲームは、1人で黙々とプレイしてくれるユーザーが多くて、まあそれはそれでありがたいんですけど(笑)、やっぱり対戦とかコミュニケーションの方に向かせたかったんです。人を相手にプレイしているという部分がほしいと思ったので。
――登場キャラクターは、これまでのシリーズと同じなんですか?
篠崎:キャラクターはおなじみの6人なんですけど、ちょっといろいろ……コスチュームが変わったりとか。まだ詳しくは言えないんですけど。
小野田:テーマパークといえば、いろいろアトラクションがあって、いろいろなコスチュームを着た人がいて……というところから(笑)。
――GCということで、トライフォース(任天堂、セガ、ナムコが共同開発した、GCとの互換性がある業務用基板)を使って開発されているのではないかと予測されるますが?
吉沢:現時点では完全に家庭用向けとして開発を進めています。GC版は家庭用でしかできない要素が多くなると思うので。ただ、そういう中で業務用としても遊べるような面白いものが出てきた時は、業務用への移植を考えるかもしれませんが。
――では『ドリラー』を開発されてGCにどのような印象をお持ちになりましたか?
指田:すごい、ゲームキューブ(笑)。
篠崎:こうやれたらいいな、と思ったことが全部できる(笑)。
指田:『ドリラー』は見た目が2Dなので、割と簡単に処理しているような印象があるんですけど、実はブロックの処理なんかはマシンスペックをギリギリまで使ってるんです。今まではそのせいでできないこともいろいろあったんですが、GCに関してはそういうストレスが全然ないのでビックリですね。
吉沢:思ったことを表現する上での苦労がそんなにないんですよ。できたらいいなということが本当にできてしまう。
――でも、何でもできるとそれはそれで大変ですよね。
小野田:ただ、苦労しないとその中に収まらなかったことが、苦労しなくてもいきなりできるので、検証が早い!
篠崎:「この作業がなかったらこれができるのに…」、なんて悩まずに済んでます(笑)。他に入れたかったものをちゃんと入れられるようになりました。
――ズバリ、開発状況はどのくらい進んでいますか?
小野田:まだ始めたばかりなのですが、基本システムはいろいろと作っています。新要素に関してはこれからといった感じですが。
吉沢:年内にはなんとか発売したいですね。
――最後に、ファンの方々にメッセージをお願いします!
吉沢:今まで『ドリラー』に触れたことがない人でも、ぜひGBA版『エース』を触れていただけたらな、と。初めてプレイする人のことも考えて作っていますので。
篠田:内容盛りだくさんというのもあるんですけど、難易度も少し下げていますので、苦手意識を持っている人でもぜひプレイして、『ドリラー』の魅力を知ってもらいたいなと思います。
猪ノ口:GC版のほうは、シンプルなんだけど楽しくて明るいゲームを、小学生くらいのお子さんが家族でワイワイやってくれるといいな、と。もちろん、従来のファンにも楽しめるような作りにしたいと思っています。
小野田:GCでは初登場の『ドリラー』なので、意気込みを持って取り組んでます。イロイロな新しい試みも入れようと考えていますので、楽しみに待っていてください。
篠崎:ゲームだけでなく、キャラクターの方もちゃんとみんなに愛されるようになってくれるといいな、と。
指田:GBA版でもGC版でもそうなんですけど、「これってホントに『ドリラー』?」 というほど壮大な展開になっています(笑)。キャラクターや世界観の広がりも楽しみにしてください。
――今日はどうもありがとうございました。
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| 『新ミスタードリラー(仮)』データ |
『新ミスタードリラー(仮)』
■メーカー:ナムコ
■対応機種:GC
■発売日:2002年秋予定
■価格:未定
■周辺機器:GBAケーブル対応 |
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『ミスタードリラーエース
ふしぎなバクテリア』データ
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『ミスタードリラーエース ふしぎなバクテリア』
■メーカー:ナムコ
■対応機種:GBA
■発売日:2002年8月23日
■価格:4,800
■周辺機器:GBA専用通信ケーブル対応 |
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