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2004年を迎えたところですが、
名作タイトルの復刻版「ファミコンミニ」で昔を懐かしむ……。

担当:電撃オンライン マツジュン♀

 新年が明けてからすでに1カ月が経ちましたが、ゲーム業界では早くも任天堂の新携帯ゲーム機「ニンテンドー・ディーエス(仮)」という大きな発表がありました。という書き出しで始まる今回のリンクチェックは、実は新年早々に発表された「ファミコンミニ」についてだったりします。

 「ファミコンミニ」は、ファミコン用ソフトの名作10タイトルをGBA用に完全移植したシリーズ。それだけにノスタルジックな思い出に浸るなら、断然「ファミコンミニ」です。発表と同時に、正統なファミコン世代である私の脳裏には、子供時代の思い出が走馬灯のように巡りました。
 まず、私が初めて買った、というか、親がファミコン本体とともに買い与えてくれたソフトは『ドンキーコング』と『マリオブラザーズ』の2本。当時、男の子が遊ぶオモチャの定番といえばもちろんファミコンで、2つ下の弟がいた我が家にもファミコンは当たり前のようにやってきました。その頃は友達の家でソフトを持ち寄って一緒に遊んだり、貸し借りするのが主流。ソフトに自分の名前をマッキーで書いたり、ゲームのやりすぎで親に本体を隠されたり、難しさのあまり「つまんねーよ!」と負け惜しみを言いながらコントローラを投げつけたり……。本当にファミコンには、子供の頃のさまざまな思い出が詰まってますね。20代半ば以降の人たちは、そのようなエピソードが山ほど出てくると思います。
 あ、そういえば、ファミコンで遊んでいた当時を振り返って「“TVゲームは1日2時間まで”というルールも律儀に守っていたし、私って偉いなあ」なんて思ったのですが、その頃って実家にはTVが2台しかなかったんですよね。今でこそ各部屋にTV1台があるのが当り前となってますが、当時の我が家には茶の間に1台と室内アンテナの14インチ型TVが1台。 さらにウチの両親は教育方針として「子供部屋にTVは置かない」と考えていたらしく、親の目の届くところでしかファミコンをプレイさせてもらえなかったんですよねえ。ファミコンは、何よりも優先させるような、生活に深く入り込んでいる、というものではなく、オモチャの延長という存在だったような気がします。「引きこもり」なんて単語も聞かなかったし、子供にとっては不満タラタラでしたが、それはそれでよかった時代なのかもしれません。

 しかしながら、ファミコンの勢いというのは、本当にすごいものでした。「ファミコンミニ」の発表とともに公開された任天堂のリリースによると、ファミリーコンピュータ本体(ニューファミコンを含む)の国内販売台数は、2003年9月末で1935万台。なお、「ファミコンミニ」ラインナップタイトルの各販売本数は下記のとおりとなっています。

ソフトタイトル(メーカー名) 国内発売日 国内販売本数
(書換、ディスク含む)
『スーパーマリオブラザーズ』 (任天堂) 1985年9月13日 681万本
『ドンキーコング』(任天堂) 1983年7月15日 88万本
『アイスクライマー』(任天堂) 1985年1月30日 100万本
『エキサイト バイク』(任天堂) 1984年11月30日 157万本
『ゼルダの伝説1』(任天堂) 1994年2月19日 169万本
『パックマン』(ナムコ) 1984年11月2日 48万本
『ゼビウス』(ナムコ) 1984年11月8日 127万本
『マッピー』(ナムコ) 1984年11月14日 71万本
『ボンバーマン』(ハドソン) 1985年12月20日 約80万本
『スターソルジャー』(ハドソン) 1986年6月13日 約100万本


 この中でも『アイスクライマー』は、私にとって大人になってからも強烈な印象が残っている、我が家にあったファミコン用ソフトの中で最も好きなタイトル。ゲーム内容を簡単に説明すると、プレイヤーは主人公となる男の子の“ポポ”か女の子の“ナナ”を操作して、ひたすら天井を崩して上段へジャンプし、各ステージの最上階である氷山の頂上を目指すというもの。ステージの後半はボーナス面になっていて、ボーナスポイントのアイテムとしてさまざま野菜が登場します。個人的には、次のボーナスステージで出現する野菜が何かがすごく楽しみで、ワクワクしていました。その他、このタイトルの特徴として、「2人同時プレイでの対戦」がよく挙げられます。実はこの「2人同時プレイ」というのがなかなかくせもので、『アイスクライマー』では片方のプレイヤーがどんどん上層に上っていき、もう一方のプレイヤーキャラクターがそのペースに付いて行けないと、スクロールアウトで画面外に消えてしまうのです。そうなると、消えたキャラクターは死亡。当然、キャラクターを置いてきぼりにされたプレイヤーはムカついて、仕返しをたくらむようになるわけです。実は、我が家でも姉弟でよくプレイしていた記憶があるのですが、相手を置いて上へ行こうものなら、我が家では即悪者扱い。『アイスクライマー』では、協力してプレイするのが当たり前で、「対戦」という遊び方を思いつかなかったのです。先日、当時を懐かしく振り返りながら、編集部でその思い出を語ったところ、流血シーン満載のゲームが大好きな狂犬チワワさんに「『アイスクライマー』って殺し合いでしょ?」と当然のごとく言われ、遊び方のギャップ、環境の違いに愕然とさせられました。非常にショッキングでした。

アクションゲームながらもかわいらしいグラフィック、ほのぼのとした雰囲気が好きで、ハマった『アイスクライマー』。GBAへの移植はホントにうれしい〜。

『エキサイト バイク』は、レースそのものよりもバカなコースを作っては腹筋が痛くなるほど笑い転げていた記憶のほうが鮮明に残っています。

運動神経がまるで無かった私は、派手な動きや反射神経を求められるゲームがかなり不得意。『スーパーマリオブラザーズ』や『ゼビウス』、『マッピー』などは遊んだことはあるものの、ハマる前に投げ出しました。
(C)1985,2004 Nintendo
(C)1981-2004 Nintendo
(C)1984,2004 Nintendo
(C)1986-2004 Nintendo
(C)1980 1984 NAMCO LTD. (C)2004 Nintendo
(C)1982 1984 NAMCO LTD. (C)2004 Nintendo
(C)1985 HUDSON SOFT and (C)MOMO (C)2004 Nintendo
(C)1986 HUDSON SOFT and (C)MOMO (C)2004 Nintendo

 ユーザーにさまざまな思い出を甦らせる「ファミコンミニ」シリーズについて、任天堂の広報さんは「クリエイターの各タイトルに対する思いを大事にしたいですし、商品パッケージも商品の大切な一部だと思います。また、作品それぞれに敬意を払うということからも、10タイトルをそれぞれ1つの作品として発売します。価格設定はファミコン発売20周年ということにもかけて、各ソフト2,000円にいたしました」とコメント。ちなみに、私はテレビで遊ぶゲームよりも、GBAなどの携帯ゲーム機のほうが電源を入れやすかったりするので、今後のシリーズ展開の期待を込めて続編について聞いてみたところ、「今のところ、続編の予定はありません」とあっさり……。
 続編シリーズの予定がないのはファミコン世代にとって残念ですが、「ファミコンミニ」シリーズは世代を超えて楽しめるタイトルばかり。1人でももちろんおもしろいだろうけど、ファミコン時代を思い出して「ゲームボーイプレイヤー」を使用して大勢で遊んでみてはどうでしょうか?

「ファミコンミニ」
■対応機種:GBA
■発売日:2004年2月14日
■価格:各2,000円(税別)
■発売タイトル
『スーパーマリオブラザーズ』(任天堂)
『ドンキーコング』(任天堂)
『アイスクライマー』(任天堂)
『エキサイト バイク』(任天堂)
『ゼルダの伝説1』(任天堂)
『パックマン』(ナムコ)
『ゼビウス』(ナムコ)
『マッピー』(ナムコ)
『ボンバーマン』(ハドソン)
『スターソルジャー』(ハドソン)

■関連サイト
・任天堂
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このコーナーは電撃オンラインのスタッフが、毎日の更新の際に感じたことや体験したことをつれづれなるままに書いていく、編集後記とコラムを融合させたコーナーです。
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