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歌い手の心にも響く……RUNE新作『Ricotte』、
佐藤裕美さんを迎えて始動 |
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2003年初秋発売予定『Ricotte 〜アルペンブルの歌姫〜』。ただいま発売中の電撃姫9月号でも、イベントシーンや設定画などを紹介している。興味のある人は、こちらもチェックしてほしい。 |
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ヒロインのリコッテに、強く共感できたという佐藤さん。レコーディングも、かなり熱の入ったものになっていた。 |
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打ち合わせ中の佐藤さんと上松氏。そんな「幸せのMelody」は、上松氏にとってもジャンルで表すことのできない不思議なテイストで仕上がった。ワルツ色を感じさせながら、優雅さだけにとらわれず、元気いっぱいのコミカルさも兼ね備えている。ほんのちょっぴりのディ●ニーな雰囲気をエッセンスとして加えつつ、聴く者に不思議な温かさを感じさせる1曲だ。
(C)RUNE |
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キュートな絵柄で人気の野々原幹氏が原画を務めた『Ricotte 〜アルペンブルの歌姫〜』(RUNE)。この作品で、野々原氏は原画の他にも企画を担当。ゲームの大枠は、氏によって生み出されたものだという。そのボーカル曲を、人気ボーカリストの佐藤裕美さんが担当することになった。オープニング、エンディング、挿入歌2曲と全4曲を唄うことになっており、佐藤さん自身も「1つの作品で4曲というのは、初めてのこと」(佐藤さん談)とか。ちなみに『Ricotte』は、19年代初頭のヨーロッパをモチーフとする架空の町・クワルクを舞台とするAVG。ピアノ弾きの主人公と、かつて大きな街の歌姫としてその名を馳せたリコッテという少女の交流を描く。周囲からのプレッシャーや、「歌わされること」に疲れていたリコッテの境遇などに、佐藤さん自身も強く共感したとか。
佐藤さん「私自身、聴く人に力や元気をわけてあげられる「歌」というものが大好きで、その力をずっと信じて活動してきました。でも1年くらい前、歌が好きなはずなのにそれがわからなくなっていた時期があったんです。そんなときに、リバーサイドのみんなと出会って、一緒に活動する仲間ができて、いっぱい励ましてもらって。気持ちを一新して活動を続けて、聴く人にも元気をわけてあげられるようになって。リコッテの気持ちも、きっと私と同じだと思うんです。歌が好きなはずなんだけど、唄えなくなって、でも主人公の奏でるピアノと出会って少しずつ取り戻していく。そんなリコッテの境遇と心情に、すごく共感しました。それだけに、いつも自分が心に描いていることを“他人”に詞として書き上げられて、少し悔しいですっ(笑)」
上松氏「えへっ(微笑)」
『Ricotte』の主題歌「幸せのMelody」は、上松範康氏が作詞・作曲・編曲を担当。全てを上松氏が手がけるというのは、本人にとっても久しぶりのことだとか。
上松氏「今回の物語やリコッテの心情は、音楽をやる人にはすごく共感できるものなんじゃないでしょうか。RUNEさんからお話をいただいたときに、1も2もなく「ああっ! やるっ! オレがやるっ!」ってモチベーションが湧き上がってきましたし(笑)。ただ、音楽をやる人でなければわからない……というわけでもなくて、「歌」というものを一度でも聴いたことがある人になら世界を感じ取ってもらえると思います。佐藤の唄い方にしても、新しいアプローチに挑戦しましたし」
佐藤さん「今回は、まさに“リコッテの歌声”を前提としていましたので、イメージを固めるのに苦心しました。リコッテはトップの歌い手でありながら幼さも残す少女ですから、巧さに集中すると子どもらしさがなくなってしまうんです。私の声を、一番いい部分へピンポイントで合わせるのが難しかったですね。でも、それだけにやりがいがあって、楽しい時間でもありました」
では、本来原画家であるはずの野々原氏は、どうして音楽をたしなむ者の気持ちに訴える物語が描けたのだろう。
野々原氏「私自身、楽器や音楽にとても興味があったんです。『リトルモニカ物語』(RUNE)のときにも、登場する女の子それぞれに得意な楽器を設定するなど、音楽へのアプローチはしてきました。それだけに、歌を中心にすえた物語をいつかやってみたいという気持ちがあったんですね。ただ、企画的には難航しまして……(傍らにいたディレクター・あく氏と苦笑い)。煮詰まりに煮詰まったとき、外へ出て空を見上げていたんですよ。そこでふっと思いついたのが、主人公のもとへ、女の子がやってくる話。女の子が何かから逃れてきて、彼女を悩ます原因があって、それを主人公が助けて、2人で乗り越えていく。そんな話です。でも、音楽には、歌にはどうしても関連付けたかった。そして生まれたキャラクターが、今回のリコッテです」
類まれなインスピレーションで誕生した『Ricotte』。ビジュアル的にも、ちょっとした挑戦がなされている。
野々原氏「リコッテの幼さを生かすために、周囲をあえて大人の女性で固めてみました。ゲーム的にもメインはリコッテで、他のキャラとイチャイチャすることもできますが(笑)、あくまでリコッテの物語を楽しんでもらえるように制作しています。従って、ゲームの流れは大きくわけて2つで、1つはリコッテのストーリーをメインにしたもの、もう1つは明るめでエッチ重視のものです」
あく氏(ディレクター)「野々原ラインのソフトはエッチが薄いとか言われるんですが(笑)、今回はそれを見返してやろうかと! 物語を見せつつ、エッチもがんばってみました」
野々原氏「全体のボリュームは『初恋』に並ぶか、それ以上になる予定です。ちっちゃくて、幼くて、かわいらしい女の子を描くようにがんばりました。……実はけっこう本能の赴くままですが(笑)」
歌から逃げ出した歌姫の物語『Ricotte』。主人公のピアノが、優しい旋律を紡ぐように少女の心を解きほぐしてゆく。2003年初秋の発売に、期待は募るばかりだ。
『Ricotte
〜アルペンブルの歌姫〜』
■メーカー:RUNA
■対応機種:PC(対応OS:Windows98/ME/2000/XP)
■メディア:CD-ROM
■ジャンル:AVG
■発売日:2003年初秋予定
■価格:通常版 8,800円(税別)/初回限定版 9,800円(税別)
■関連サイト
・ひろみねっと(佐藤裕美さん公式サイト)
・feel
・RUNE
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