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interview
KOTOKO
作詞・作曲もこなすボーカリスト。膨大な楽曲群で知られるI'veとともに活動を続け、アニメやゲームの主題歌で絶大な人気を獲得している。2004年4月21日にメジャーデビューCD「羽−hane-」をリリースし、この夏には全国を巡るライブツアーも成功させた。ボーカリストとしての顔と、柔和でよく笑う人柄のギャップが、不思議な魅力を生み出しているアーティストだ。
interview
2004年11月19日(金)
2ndマキシ発売中!
加速するKOTOKOに、ツアーから新曲まで丸ごとインタビュー!!
11月17日発売、KOTOKOさんの2ndマキシシングル「Re-sublimity」。写真は、通常版の表ジャケット(上)と裏ジャケット(下)だ。
「Re-sublimity」の初回限定盤には、PV映像を収録したDVDがついてくる。写真上が表ジャケット、写真下が裏ジャケット。
以上3枚は、初回限定版同梱のDVDに収録されている「Re-sublimity」PV映像より。公式サイトで45秒Ver.も公開中だ。
(C) 2004 GENEON ENTERTAINMENT
(C)2004介錯/神無月の巫女製作委員会
11月17日(水)、人気ボーカリスト・KOTOKOさんの2ndマキシシングル「Re-sublimity」が発売された。価格は、PVを収録したDVD付き初回限定版が2,100円(税込)、通常版が1,260円(税込)。この夏には全国を巡るコンサートツアーを成功させ、勢いに乗るKOTOKOさんに2ndマキシへの意気込みを語ってもらった。
●“特定の誰か”を描いた歌ではなく
電撃オンライン(以下DOL)
「今回の2ndマキシ「Re-sublimity」には、アニメ「神無月の巫女」(
※1
)OP・ED・挿入歌と3曲が収録されていますね。それぞれの曲への思い入れや、制作時の思い出などがありましたら」
KOTOKOさん
「「Re-sublimity」と「agony」は、最初からアニメ「神無月の巫女」のOPとEDということでお話を受けて、制作に取りかかったんです。シナリオを読ませてもらったんですが、登場人物に共感できる部分が多く、作品に入り込みやすかったですね。切なくなったり、葛藤したり……わかるなぁ、という部分があって。そのままの気持ちで勢いをつけて歌詞を書いて行ったので、アニメの世界観が出せたんじゃないかな、と思っています」
DOL
「詞を書かれるときに、イメージしたキャラクターはいますか?」
KOTOKOさん
「いえ今回は、想定したキャラクターはいないですね。“これは誰の歌”というのはなくて、色んな方向から見られる歌詞が書きたかったんです。物語には3人の主要キャラクター(
※2
)がいますけれど、この歌はこの人、この歌はこの人、と特定したものではないですね」
DOL
「それは、挿入歌「suppuration -core-」にも言えることでしょうか?」
KOTOKOさん
「そうですね、特定のキャラクターの立場というわけではないです。OPとEDはそれぞれアニメの歌ということで制作がスタートしていますが、挿入歌はオリジナルで書いたものなんですよ。でも、歌のテーマとしているのはやはり苦悩や悲しさなので、作品の世界にすごくピッタリだったなと思っています」
DOL
「今回の曲はいずれも、I'veSound(
※3
)が得意とするところの“疾走感溢れる曲”になっていますね」
KOTOKOさん
「1stアルバム「羽−hane-」でデビューしてからこれまでは、生楽器寄りの音を多めに使っていたんです。でも今回は打ち込み系の……たぶん、いわゆる“I've系”と言われるであろう音をスポンスポンと全面に押し出して行く感じで仕上がってますね。私としても唄いなれたテイストということで、気持ちよくいい感じに乗って唄うことができました」
DOL
「「Re-sublimity」収録中の思い出などはありますか?」
KOTOKOさん
「実は2ndマキシの制作って、夏のツアー(
※4
)と並行して行っていたんですよ」
DOL
「それは大変だ!」
KOTOKOさん
「ええ……。作詞から本番の収録まで、モロにスケジュールが重なっちゃいまして(笑)。1つ公演が終わると、次の公演までの間に札幌へ戻ってですね。モリモリと作詞をとして、またツアーに出て、再び札幌に戻って……という刻んで刻んでな感じだったんですが、逆に短期集中型でいいものができ上がりました。作品に思い入れがあったおかげだとも思うんですけれど」
DOL
「なるほど」
KOTOKOさん
「あとはですねー……どの曲も疾走感いっぱいなんですけど、音符がすごくたくさんある曲で(笑)。全部早口なんですね。早口に加えてメロディラインも難しくて、歌唱面では苦労もしました。でも、唄い終わったら高瀬さんが「ああもう、思った通りに唄ってくれた!」と満足してくれまして。嬉しかったですね」
DOL
「高瀬さんも「なァんだろなこの音、違うかなー」とか言いながら苦心して作曲されてたんでしょうか」
KOTOKOさん
「あっはっはっは! あー、はいー、そうですね(笑)。高瀬さんも今回はメロディの面でずいぶん悩んだみたいで。悩んで悩んで、「ちょっと待ってねー」があって、出来たよーと送られてきた曲がものすごく刻んでる曲だったんですよ。素直に「難しいよー」と言ったら「この曲、歌詞は全部英語で頭の中にあるんだよね」と返ってきまして。でも私に、全部英語で綺麗に作詞する能力はありませんので(笑)、日本語で歯切れの良さを表現できる詞をと思って書きました」
DOL
「詞もそうなんですが、カッコイイ系の曲や唄い方が多くなってきている、ということはありますか?」
KOTOKOさん
「うーん? どうなんでしょう? 私の心境は変わってないですね。カッコイイ曲が来たら唄い方もカッコよく、かわいい曲が来たらコロッと唄い方もかわいくなってしまう、という部分が私にはありますね」
●初めてのスタジオ収録、初めての銀髪にカラーコンタクト? PV収録秘話
DOL
「2ndマキシ「Re-sublimity」初回限定版には、PVを収録したDVDが付いてますよね。こちらもかなり力が入っていたようですが」
KOTOKOさん
「今回はスタジオでの収録だったんですが、ロケじゃない収録って初めてだったんですよ。スタジオに入って、じゃあここに立って下さいと指示が出て、セットがバシッと決まってて、はいそれじゃ唄って! という感じですね。そういった状況で入り込んで唄うことができるのか、ちょっぴり不安だったんですよ。でも、挑戦しないと始まらない! とも思っていたので、張り切ってやらせてもらいました。2ndマキシの曲は打ち込みが強いというか、スタジオの作り込んだ風景でPVを収録するにはピッタリの雰囲気でしたしね」
DOL
「PVの収録で苦労された思い出はありますか?」
KOTOKOさん
「えーとですね……手にコードのようなアイテムを装着する衣装があったんですが、付け爪に穴が開いていて、こっちからこっち(両手を広げて)まで繋がってたんですね」
DOL
「両手が塞がってしまう」
KOTOKOさん
「はい。それで、一度装着しちゃうとトイレにも行けないっていうすごい状態だったんですよ!」
(一同爆笑)
KOTOKOさん
「そんな状態だったんですが、着けてからやっぱりトイレに行きたくなりました! はい!」
DOL
「いや、ここは書きませんので安心してください!」
KOTOKOさん
「ダメですか(笑)!」
DOL
「ええ!? これは書いちゃって大丈夫なんでしょうか!? どうしましょうか!!」
ジェネオンの中の人
「ご、ご、ご本人が言ってるんで大丈夫ですよ!」
DOL
「そうなんですかっ!?」
KOTOKOさん
「行っちゃってください!」
DOL
「フッ、すみやかに話題を変えます。えー、PVの収録は何と言うかその、滞りなく進んだのでしょうか?」
KOTOKOさん
「そうですねー……えーと、これまでは北海道のスタッフさんと作ってきたんですが、今回は初めて東京の撮影スタッフさんとお仕事することになったんですよ。初対面のスタッフさんと、よろしくお願いします! っていう状態で。それだけでもけっこうプレッシャーを感じてしまったんですが、スタッフの皆さんが確固としたイメージを持ってらして、題材となる歌もとてもよく聴き込んでいてくれて。特に監督さんが、打ち合わせの段階ですごく熱く語る方だったんですよ。撮影の現場でも盛り立ててくれたので、入り込みやすかったですね。PVが出来上がってきたら、本当に監督さんが打ち合わせの時におっしゃっていたそのままなイメージで……打ち合わせの時点で、すでにイメージがあったんだなぁって思いました。とても勉強になりましたね」
DOL
「では、ご自分でご覧になっても満足の行くものだったと」
KOTOKOさん
「うーん、自分のパートとしては、やっぱりまだまだなんですよねー。一生懸命取り組んではいたんですが、どうしてここでこんな表情してるのかしらとか、もっと大きく動けたんじゃないかなとか、反省できる部分が残ってるんですよ。私自身、もっともっと研究していかなきゃいけないな、って思いました。まだまだ、良く出来る部分があったんじゃないかな、と。そこは、私が頑張る部分ですね」
●12月のツアーに向けて……「身体を鍛えてます」?
DOL
「12月に、2度目のライブツアーが予定されていますね。夏に続く2度目ということで、KOTOKOさん的に“ここを変えていきたい!”や“前回とはここが違うぞ!”といった意気込みはありますか?」
KOTOKOさん
「そうですね……夏のツアーは、やり終えての満足感もあったんですが、反省点もあったんですよ」
DOL
「反省点というと、どんなことでしょう?」
KOTOKOさん
「まずですね。体力がなかったんですよ(笑)。北海道出身なので、各地の暑さにやられてしまいまして……」
DOL
「暑さ真っ盛りの時期でしたもんね……」
KOTOKOさん
「会場入りして、暑さにクラッときて「やばいなー」っていう(笑)。場内の熱気に加えてライトの熱もあるので、ステージに立った瞬間に「あーもうダメかもしれない」と思う会場もあったくらいで。でも、お客さんも同じように暑いはずなのに声援を送ってくれて、応援してくれて。本当は私が皆さんを応援して、楽しんでいただくはずなのに。そんな皆さんの思いに後押しされるように元気になって、最後までやりとおせました。それでですね……」
DOL
「それで?」
KOTOKOさん
「いま、ジムに通って身体を鍛えてます! まぁ今回のツアーは冬なので、夏よりは過ごしやすいと思うのですが(笑)。ただ、アップテンポな曲を踊りながら唄うのって初めてだったので、夏のツアーでは息切れしちゃって思うようにいかなかったこともあったんです。そういう……うん、歌唱力もそうですね、身体を鍛えてリベンジです! 前回はお世辞にもカッコイイとは言えないダンスだったんじゃないかなと思うので(笑)、今回はそのへんも楽しんでもらえるように頑張りたいですね」
DOL
「そうしますと、演奏される曲目も……」
KOTOKOさん
「うーん、そうですね、セットリストがちゃんと決まっていないんですが……2ndマキシの3曲とか、唄いたいなとは思います。新曲も含めて、夏の「KOTOKO FIRST LIVE TOUR 2004<羽−hane->」とは違う雰囲気になったらいいな、と。クリスマスシーズンとも重なってますし、楽しく騒げるライブにしたいですね」
●動き出した「スターシップ」
DOL
「2005年1月放映開始のアニメ「スターシップオペレーターズ」(
※5
)で、ED曲を唄うことが決定していますね。こちらの曲は、もう制作がスタートしているんでしょうか?」
KOTOKOさん
「実はもうどんな歌かも決まってまして。手ごたえとして、「スターシップオペレーターズ」の持つ世界にはピッタリの曲が出来そうだなって思っています」
DOL
「ほほう……作詞はKOTOKOさんなんですよね? 作曲はどなたなんでしょう」
KOTOKOさん
「実は……作曲も私です(笑)。えーと、あの、ちょっと恥ずかしいんですが、作りながら泣いちゃったくらいお気に入りの曲ですね。宇宙を舞台にした作品で、若者たちが宇宙船に乗り込んで、大きな敵と戦う――という重いテーマで描かれた作品なのですが、詞も曲もその世界にはピッタリな歌に仕上がっていると思います」
●最後にひと言!
DOL
「では最後に、読者へ向けてメッセージをお願いします」
KOTOKOさん
「はい! 12月のツアーですが、寒い冬に温かくなれるような、ワイワイ楽しめるものを目指しています。あと、札幌の公演は他の公演とはちょっと違うスペシャルなものにしたいと思っています」
DOL
「と、おっしゃいますと?」
KOTOKOさん
「北海道のラジオで、「KOTOKOノコト」という番組のパーソナリティをやらせてもらってるんですよ。その番組を絡めた仕掛けを考えています。札幌公演にいらっしゃる方は、ぜひラジオも聞いてくださいね。それから2ndマキシについてですが、3曲とも疾走感溢れるメロディの中に切ない歌詞が乗っていて、いい曲になったと思います。私も、PVで初の銀髪だったりカラーコンタクトだったりしますので(笑)今までとは全然違う私が見られるのではないでしょうか。そちらも見ていただけたら嬉しいですね」
DOL
「ありがとうございました!」
・ ・ ・ ・ ・
★用語解説
※1【神無月の巫女】
「月刊少年エース」(角川書店)にて連載中のコミック「神無月の巫女」(著:介錯)を原作とするTVアニメ作品。美少女、巨大ロボット、転生ものと、訴求力の強い要素を詰め込んだ作品だ。
※2【3人の主要キャラクター】
宿命の巫女として転生した二人の少女、来栖川姫子(CV:下屋則子)、姫宮千歌音(CV:川澄綾子)。邪神に与するオロチ衆の一員として目覚めながらも、運命に抗って姫子を守ると決意した少年・大神ソウマ(CV:間島淳司)。これらの3人が、「神無月の巫女」の物語を担う中核的なキャラクターだ。
※3【I'veSound】
北海道を拠点とする音楽集団。高瀬一矢氏、中沢伴行氏、C.G mix氏など、数々のヒット曲を生み出したコンポーザーを多く抱える。KOTOKOさんを始め、実力派のボーカリストが多数参加していることでも知られている。
※4【夏のツアー】
2004年7月24日(土)の福岡を皮切りに、8月8日の東京まで全国6都市を巡った「KOTOKO FIRST LIVE TOUR 2004<羽−hane->」のこと。どの公演もチケットは即売り切れ状態で、大いに盛り上がった。
※5【「スターシップオペレーターズ」】
電撃文庫より第5巻までが発売中の小説を原作とするアニメ。著者は「ロードス島戦記」を始めとする数々のファンタジー作品で知られる水野良氏。水野氏が初めて手がけるSF作品ということでも注目を集めている。ED曲はKOTOKOさんが、OP曲には
川田まみさんの起用
が決定している。
「Re-sublimity」
■メーカー:ジェネオン エンタテインメント
■発売日:11月17日(水)
■価格:初回限定盤2,100円(税込)/1,260円(税込)
※初回限定盤は、以下の内容を収録したDVDを同梱。
・タイトル曲「Re-sublimity」<KOTOKO>PV
・「suppuration -core-」<神無月の巫女>PV
■収録曲
01. Re-sublimity
02. agony
03. suppuration -core-
04. Re-sublimity(オリジナルカラオケ)
05. agony(オリジナルカラオケ)
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■「Re-sublimity」通常版の購入はこちら
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・
アニメ「神無月の巫女」公式サイト
・
アニメ「スターシップオペレーターズ」公式サイト
(C)Media Works 2000-
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