interview
『グリーングリーン2 恋のスペシャルサマー』
■メーカー:GROOVER
■対応機種:PC(対応OS:Windows98/Me/2000/XP)
■メディア:CD-ROM(枚数未定)
■ジャンル:AVG
■発売日:2004年10月29日発売予定
■価格:9,240円(税込)
※『グリーングリーン3 ハローグッバイ』は2005年春発売予定

 
 interview 2004年8月13日(金)
あの夏がパワーアップして帰ってくる!
『グリーングリーン2』主題歌収録レポ

10月29日発売予定、『グリーングリーン2 恋のスペシャルサマー』。舞台は前作と同じ鐘ノ音学園で、ファンには嬉しいあのキャラやそのキャラも登場する。
収録に臨んだURANさん(左)、bamboo氏(中央)、ms-jacky氏(右)。近々デモムービーも公開される予定なので、楽しみにしていよう。
生音を盛り込みまくって収録された「Like a Green」。主題歌だけでなく、BGMにもどんどん生音が採用されているという。
(C)GROOVER 2004

 GROOVERは、10月29日に『グリーングリーン2 恋のスペシャルサマー』を発売する。
  
 『グリーングリーン2』は、コンシューマ移植や地上派アニメといった幅広い展開を見せた人気作『グリーングリーン』の続編にあたるタイトル。山奥の男子校・鐘ノ音学園に女子が編入してくる――という設定や、ヒロインたちの切なくて甘い恋、男友だちとのバカ騒ぎなど、前作で好評だった要素はそのまま踏襲。プロデュースのbamboo氏やシナリオの桑島由一氏を始めとするオリジナルメンバーを揃えつつ、新スタッフを起用した充実の布陣で制作が進められている。
  
 また『グリーングリーン』といえば、6曲ものボーカル曲を採用していることでも話題になったタイトル。『2』でも「6曲は鉄板」(bamboo氏談)とのことで、音楽レーベル・ランティスとがっちりタッグを組んで曲作りに挑むという。都内スタジオで主題歌「Like a Green」の収録が行われたので、当日の様子をレポートしていこう。
 
 「Like a Green」は、作詞を桑島由一氏、作曲をmilktub(bamboo氏&一番星★光氏の音楽ユニット)、ボーカルをURANさんが担当。URANさんはコンシューマ版の『グリーングリーン』で「スクールバス」や「彩り」を唄っており、いよいよ主題歌への起用となった。収録時のエピソードや「Like a Green」についてbamboo氏、URANさん、編曲のms-jacky氏にお話をうかがった。
 

●『グリーングリーン2』そのものについて
bamboo氏「前作『グリーングリーン』の発表から約3年が経過いたしました。コンシューマやらドラマCDやら、しまいには地上波でアニメ化と細く長く(笑)愛していただきまして、感謝の気持ちでいっぱいです。今回『2』の話が持ち上がって、認知度が高いことからも前作の要素を引き継ぐ形になりました」
電撃オンライン(以下DOL)「どのような形で引き継がれているんでしょうか?」
bamboo氏「山奥の全寮制男子校学園に女子が編入されてくるとか、好評をいただいた男子キャラとか。前作の設定では、主人公は2年生でしたが、今回は入学時からゲームがスタートします。前作では、好評をいただいた男子キャラともすでに友だち状態でスタートしますが、今回は入学時なので友だちが誰もいない状況なんですよ。「コイツを相手にした場合、どこまではっちゃけていいんだ?」みたいなさじ加減を要求される人付き合いから始めて、だんだん仲良くなっていくわけです。呼び名も、「●●君」から「おい、●●に変化していったりね。学園生活における、関係の変化とでも言うのでしょうか? 男キャラにしても、入学してから卒業するまで同じ髪型のヤツってあんまりいないんですよ。女の子を意識し始めてカッコつけてみたり。そのへんは立ち絵に反映させています」
DOL「なるほど」
bamboo氏「どうも、主人公とヒロインだけ、というのは好きじゃないんです。悩みの相談に乗ってくれる友だちも、自分の経験を振り返ると実際にいてくれたわけで。そういう環境でヒロインと結ばれれば、より嬉かろと。そんな具合に“グリグリらしさ”を追求して作品作りに臨んでいますが、深く考えるのは苦手なので(笑)! 「コレ面白いじゃん!」をノリと勢いでぶつけていきます」
DOL「作品の全体的な方向性はどんな感じでしょうか?」
bamboo氏「本作が描いている年代というのは、バカもできるが将来への不安もあるという非常に微妙な時期でして。その感覚を、ユーザーにも思い出してもらえたら嬉しいですね。『グリグリ』というのは、“ヒロインと一緒にこんな風に大人になりました”とか、俺もこんな風に大人になりたかったー! とかっていう回顧的なノスタルジーを描いていきます。初体験にしてもね、カッコいいわけないんですよ大抵は!」
(一同、気まずげに目を伏せる)
bamboo氏「いわゆる“ソレの付け方がわかんないとか! あわてんぼさんだったりとか! ハハハハ、うー(苦悶)。じ、実体験にも基づいたですね、「女の子とこんなことしたい!」を描いていければと。実体験に基づきつつ、前回できなかったことを盛り込んで制作中でございます。なんというか、カッコいい青春を送れたヤツっていないと思うんですよ。カッコ悪いこそがカッコいいって思わせたいですね」

 

●『グリーングリーン2』の音楽について
bamboo氏「前作の関連曲だけで、すでに30曲くらい歌ものを作ってきたんですが……それらを振り払って、心身ともにリニューアルして、新鮮な気持ちで曲作りに励んでいます。今回は“爆ぜる”というイメージで進めていますね。チームワークの面にも時間と労力を注ぎ込んでいまして、アレンジのms-jackyさんが非常にいい仕事をしてくれました。主題歌「Like a Green」のデモ版を作りながらうんうん悩んでいたんですけれど、心に残る楽曲に仕上げてくれたと思います」
 
 『グリーングリーン2』主題歌「Like a Green」は、bamboo氏が得意とするロックテイストのノリノリなナンバー。音1つ1つがキラキラと輝くようなメロディと、桑島由一氏による切なさとスピード感を同居させた詞が特徴的だ。
 
bamboo氏「コレを聴いた人が、理屈抜きに「楽しい!」と思えるような曲を目指しました。コレ聴いて体がウズウズしてくれれば勝ち! って感じですね」
DOL「イメージ的にはどんな感じになりますか?」
bamboo氏「夏! パンクロック! 青春! 恋愛! そして、バンドミュージックは絶対外せない(笑)」
DOL「生音にこだわった作りになっているようですが……」
bamboo氏「そうですね、ボーカル曲も生音にこだわっていますが、BGMにもどんどん生音を盛り込んでいます。BGM制作はElements Gardenさんにお願いしているんですが、上松大先生がですね「グリグリったら生ですよね!」とおっしゃってくださいまして。いわゆる、上品な劇伴(テレビや映画、ゲームなどで映像に付帯する音楽のこと。要はBGM)っぽいものではなく、なんかもうスゲー豪華ですわ(笑)」
DOL「ms-jackyさんはいかがでしょう?」
ms-jacky氏「制作者であり、発案者でもあるbambooさんが思い描いているものを、形にするのが僕の役目だと思っています。トリートメント役とでも言うんでしょうか? 若い衆がそのまま暴れているような(笑)、ありのままをミュージックにしていければと。ゲームのキャラクターたちを、素直に表現できたんじゃないかなと思っています」
DOL「URANさんは、主題歌「Like a Green」にどんな印象を持ちましたか?」
URANさん「とにかく元気で夏っぽい、楽しげな曲ですよね。唄っている私の方も楽しいです。ただ、今回の歌はとにかくキーが高くて(笑)。修行だと思いながら頑張っています。歌詞もちょっぴり切なくて、キュンとしましたね。フレーズに「最低 でも最高の夏」という箇所があるんですが、私も「あ〜、わかるなぁ〜」ってシンパシーを覚えました。bambooさんも先ほどおっしゃってましたが、カッコいいことって私もなかったんですよ(笑)。でも、カッコ悪いことをしていた自分が、あとでカッコよく思えるものなんですよね」
DOL「作詞にあたって、bambooさんから桑島さんへ伝えたイメージなどはありましたか?」
bamboo氏「微妙な年頃を描く詞ですので、桑島くんとは何度も打ち合わせをしました。桑島くんってもう、本当に天才なので、真っ先に「彼にやってもらおう!」と思ってはいたんですが……とにかく理解を深めるところから始めないと、と思いまして。その微妙な年頃の、微妙な感覚ってどんなものなのか? というのがストーリーの代名詞でもありますね。そういったドラマを歌の中で作れるか、ということもやってみたかったんです。前回の主題歌では「恋とキスの答えはどこにあるの」という問いかけでしたが、今回の歌では……うーん、ちょっとした答えを出しているかな? どうぞお楽しみに」

 

●今後の展開について
bamboo氏「今回の主題歌「Like a Green」は、ゲームに先駆けて10月6日にランティスからマキシが出る予定です。「Like a Green」の他に、前作の主題歌「グリーン・グリーン」と、40人のブラスバンド+ボクという編成で作った校歌をを入れます(笑)」
DOL「前作の主題歌ですか?」
bamboo氏「実は『1』のシングルというのは出ていなかったので、この機会にボーナストラック的な側面で収録させてもらいました」
DOL「今後の展開はいかがでしょう」
bamboo氏「そうですね、ライブとかもやりたいと思っていますが……とりあえず、10月と11月のDreamPartyで「暴れ祭りドサ2」(ステージではなく、ブース内で行うドサ回りっぽい催し)をやります。URANさんの他にも、佐藤裕美さん、YURIAさんの参加が予定されてますね」
DOL「ということはそのお2人も、『グリグリ2』で制作される「6曲」のどれかに参加を?」
bamboo氏「ニヤリ」

 
 ちなみに、『グリグリ2』のデモムービーも制作が順調に進行中。bamboo氏が「すんごいの」と語る仕上がりで、前作のインパクトを超えるようスタッフ一丸となって取りかかっているそうだ。
 
 さらに、『2』の発表と同時に『3』も制作中であることが判明した。『3』には、『1』に登場した朽木双葉やバッチグー、一番星といったキャラクターたちが登場。主人公もそのままで、3年生になった彼らの姿を描くという。『2』のキャラたちも『3』には登場するが、物語のスポットが『2』と『3』で異なる点を照らし出すのは間違いないだろう。もちろん、主題歌も『2』とは別のものが制作される。
 
 なお、7月30日発売の「電撃姫」9月号では、『グリーングリーン2』及び『3』を巻頭で大特集。キャラクターの紹介やイベントCGを大量に掲載しているので、こちらもぜひチェックしてほしい。
 
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