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2007年9月2日(日)

【雛見沢探訪】夏の終わり――ひぐらしのなく頃に古手神社の「綿流し祭」へ行ってきた

 2008年公開予定の劇場映画「ひぐらしのなく頃に」。8月25日、本映画のロケ現場へ取材に行ってきました。その模様を、まり蔵がお届けします。

 本劇場映画は、竜騎士07氏原作の大人気PC用同人ソフト『ひぐらしのなく頃に』を実写化した作品。コンシューマゲーム、コミック、アニメ、ノベルとさまざまな分野でメディアミックス展開してきた本タイトルですが、実写化は初めてとなります。

 映画のロケ地は長野県伊那市高遠町。本作の監督を務める及川中氏は、この場所を選んだ理由を「我々の望むものが揃っていたから」と述べています。原作者の竜騎士07氏も、「よくこんな素晴らしい場所を探してきてくれました。本当に、原作の雰囲気にピッタリな素敵なロケーションです」と大絶賛。ちなみに、主演キャスト陣のロケ地に対する印象は以下の通りです。

前田公輝さん(“前原圭一”役)
「どの景色も見とれるくらい素晴らしくて、とても癒される空間だと思います。そのせいか、撮影をしていても疲れを忘れさせてくれてとても助かっています(笑)。この間、流れ星を見たんですが、あまりにキレイで驚きました 」

飛鳥凛さん(“園崎魅音”役)
「夏休みに、お祖母ちゃんの家に遊びに来たような懐かしい感じで、リラックスできます。でも、見たことのない虫がとても多くて、そこはちょっと怖いですね」

松山愛里さん(“竜宮レナ”役)
「空気も水もおいしくて、東京で生活している時より、肌がキレイになりました(笑)」

小野恵令奈さん(“北条沙都子”役)
「山が大好きなので、やっぱりいいな~と思います。東京と違って、時間の流れがのんびりですよね。とても居心地がいいです」

あいかさん(“古手梨花”役)
「東京では味わえないようなおいしい空気なので、食欲がわいてお腹がすぐすきます(笑)。地元の人がとても温かく、なんだかお祖母ちゃんに会いたくなりました」


 この日は、高遠町内にある「鉾持(ほこじ)神社」で、「綿流し祭」の撮影が行われました。撮影には、200人のエキストラも参加。ここでは、その裏側を写真とともに紹介していきましょう。

▲こちらが、「綿流し祭」の舞台「古手神社」となる「鉾持神社」の入り口(上段写真)。本殿は、この長~い石段の上にあります。「ひ~ひ~」言いながら上ったら、その先にまだまだ倍以上の石段が……しかも急勾配! 約300段の石段を上りきった頃には、息が上がってしゃべれないほどでした。汗はダラダラ、膝もガクガク。まさに「心臓破り」の階段ですよ!

▲「鉾持神社」は、建立時に土の中から鉾が出てきたことから、この名前になったとか。毎年祈年祭(2月11日)には、参道でだるま市が行われます。この日の参道は、「綿流し祭」仕様でしたが。私が神社に到着した頃には、すでに屋台などがセッティングされていました。

▲屋台は、「いかやき」や「とうもろこし」、「輪投げ」などさまざまなものがありました。その中でも、特に気になったのが「綿菓子」! おじさんが綿菓子を作っている後ろでずーっと見ていたのですが(仕事しろ)、とにかく美味しそう。スタッフさんから、「エキストラで出演したら食べられますよ。いかがですか?」と言われて心が揺れましたが、さすがに自重しました。

▲「綿流し祭」に参加するエキストラは、地元の方が多かったようです。浴衣姿の、かわいらしい子どもたちも大勢いましたよ。もう、蝉や虫を捕まえて大騒ぎ(笑)。“圭一”役の前田さんや“レナ”役の松山さんが、子どもたちとスキンシップを取る微笑ましい光景も見られました。

▲この日は、『ひぐらしのなく頃に』の原作者・竜騎士07氏も撮影現場を訪問。撮影の様子を物陰から見守っておられました。と思ったら、なぜかセットの中へズンズンと進んでいき……なんと、エキストラとして出演! 映画をご覧の際は、ぜひ氏の姿を捜してみてください。


 劇場映画「ひぐらしのなく頃に」は、2008年に公開される予定です。今後も、映画「ひぐらしのなく頃に」の新情報が届き次第、電撃オンラインでお伝えしていきますので、「ひぐらしのなく頃に」のファンは楽しみに待っていてくださいね!(まり蔵)

(C)2008竜騎士07/オヤシロさまプロジェクト

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■関連サイト
「ひぐらしのなく頃に」実写映画化決定
「オヤシロさまドットコム」
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