2007年7月5日（木）

【今週の1本】あの「エヴァ」を動かせる乱戦型アクション『バトルオーケストラ』

　ども。電撃オンラインのロボ＆メカ大好キングこと、てけおんですよ。さて私、ロボとかメカとか金属とかに目がなかったりするのですが、そんな趣味を持つ人間のご多分に漏れず「新世紀エヴァンゲリオン」にもTVアニメからバキっとハマっておりました。で、まぁ今年映画化されるわけですよ、その「エヴァ」が。そんな「エヴァ」熱が再燃している今日この頃、村田（仮）に「やりたいゲームがあるんですよね～」といった3日後、机の上に「やれ」という一言メモとともにソフトがおいてあったのです！　おお、村田（仮）さまアリガトォォォ！

　というわけで今回は、6月28日にブロッコリーから発売されるPS2用ACT『新世紀エヴァンゲリオンバトルオーケストラ』を紹介していきたいと思います。これまでさまざまなプラットフォームでゲーム化されてきた「エヴァ」ですが、実はそのほとんどがアドベンチャー形式のもの。そんな「エヴァ」としては珍しいアクションゲームの感触やいかに……？

■まず、ゲームを始める前に軽くやられる

　電源をオンした直後、ブロッコリーのロゴが現れたあたりでいきなり“碇ゲンドウ”さんが重々しくつぶやくのですが、てけおんはまずそこで軽くやられてしまいました。どんなセリフかはぜひ直接聞いていただきたいのですが、ブロッコリーさんの入れ込み具合が伝わってきます。続けて流れるオープニングムービーでは、おなじみのキャラクターや機体に続いてこれまでに見たことのない機体が登場！　どうやら“乙号機”という機体らしいのですが、コイツが剣を持っていたり背中から翼みたいモノを生やしていたりとスゲエカッコイイ!!　作中ではどんな形で登場するのかとワクワクしながら、まずは「ストーリーモード」をプレイすることに。

■そして「ストーリーモード」開始。ボッコボコにされました……。

　「ストーリーモード」で最初に選べるキャラクターは、“シンジ”“レイ”“アスカ”の3人です。ここはやっぱり主人公から始めてみるのがわかりやすいという理由で“シンジ”をチョイスしてゲームを開始！　……えーと、開始10秒で分からされました。使徒激強いんですけど。アニメだと簡単にやられていた第3使徒“サキエル”ですらかなりの強敵として立ちはだかります。ただ、このあたりの難易度がよくできていて、クリアーできないと絶望するほど激ムズって感じでもないんですよね～。負けてもついついもう一度やりたくなるというか。んなワケで、気付いたらプレイ開始から数時間が経過……。もうズッポリとハマってしまいましたよ。

■気付いたらいろいろ機体が増えてる!?　まずは使ってみよう。

　このゲーム、一定の条件を満たしたり、ショップから購入することで新しい機体を使用できるようになるのですが、“乙号機”の出現条件が分からず四苦八苦。そんな感じで試行錯誤しつつプレイしていたら、自然と操作もうまくなるようで「ストーリーモード」の難易度ノーマルくらいなら余裕でクリアできるくらいの腕前に。そんなこんなでさらに数時間経過。……どうやら知らない間に条件を満たしていたようで、てけおんに黙って“乙号機”が登場してました。う、う～ん、嬉しいんですけど感激しづらい出会いに……。出会いはイマイチだったものの、この“乙号機”、かなりのスグレモノです。使える技が強力だったり、スピードもかなり速い。そしてオープニングムービーで見たとおりカッコイイですし。

■そしていよいよ目玉の「ランブルモード」をプレイ！

　ここまでつらつらと「ストーリーモード」について書いてきましたが、やっぱり本作の目玉は、複数の人間と対戦できる「ランブルモード」です。ちょうど編集部にkbjやら村田（仮）やらいわゆる「エヴァ」大好きヤロウどもがいたので、お願いして対戦プレイを試してみることに。最初の内こそ、数時間分リードしていたてけおんが有利でしたが、次第にその差は詰まって最終的には全員ガチモードでプレイしてました。やっぱり、この手のゲームは同じくらいのレベルの対戦相手がいるとメチャメチャ盛り上がりますよね～。「ストーリーモード」をプレイしていたときにはなかったようなステージギミックもふんだんにあったりして、飽きずにプレイできました。てけおんのオススメ設定は、ダメージ3倍、機体数5体程度でのプレイですね。これくらいだと、見た目的にライフの減りが派手ですし、ライフ0になることで仕切りなおしもできます。
　というのもこのゲーム、ダウンした相手に結構ポコポコ攻撃できるんですけど、そのダメージがかなり大きいんですよね。そこで仕切りなおすことができると、だいぶ違ってきます。あともう1つアドバイスするとすれば、ガードはかなり重要です。相手の攻撃をキチンとガードできないと、てけおんの設定だと軽く半分くらいは体力を持っていかれますので。ただまぁ、ガード不能攻撃なども各機体に用意されているんで、ガード一辺倒と言うわけにも行かないですが。このあたりはてけおんが書くよりも実際にプレイしてみるほうがいいでしょう。というワケで、「エヴァ」を動かしてみたいな～なんて思っていたそこのアナタ！　このソフトなら「エヴァ」はもちろん「使徒」や「ジェットアローン」だって動かせちゃいます。そしてさらにガイナックスファンにはうれしい隠し要素として、お姉さまと一緒にトップをねらえちゃったりできる「あの機体」も出ちゃいますので、ぜひぜひプレイしてみてくださいな～。