2007年6月27日（水）

【今週の1本】漢字ブームに終止符を打ってしまった問題作！『漢字ドラゴン』をプレイ

　「電撃オンライン First Impression」は、はじめましてのkbjです。ニュース原稿をセコセコ書いていると電撃オンラインのフィクサー、まり蔵がケラケラ笑い出しました。どうしたのか、気でもふれたのか？と恐る恐る聞くと「ヤバイくらいツボに入るソフトがある」と発言。渡されたリリースを見て「こ！これはなんだ!?」と衝撃が走ったことから、電撃オンラインイチオシとなったのがこちらでした。これはぜひともプッシュしていかねば！ということで、先日行われたイベントにも取材に行きました。主演のアクションスター、ブルー・ファイブ氏と握手をし、話をしているうちにすっかりトリコになってしまい、そのままソフトを予約してしまいました（イベントでの予約特典Tシャツももらいました☆）。そんなわけで、個人的に楽しんでいるソフトを紹介していくので、興味のある人も、ない人もぜひ読んでください！

　今回紹介するのは、6月10日にサクセスから発売されたDS用ソフト『漢字ドラゴン』。2006年6月に同社から発売されたDS用ソフト『漢字の渡り鳥』の後継作ということですが、本作がどういう内容のゲームかというと、漢字の問題を解くことでステージクリアとなるアクションゲームです。はい、ここで注目！本作はアクションゲームなんです。ちまたにあふれている漢字を練習していく知育系のゲームとはワケが違うのです……って知育系の漢字ソフトやったことないや（笑）。まあ、いいか。考えるな！漢字書け！

■徹底したこのバカっぷり！（褒め言葉です）

　ゲームパッケージを開け、説明書を読んで笑いました。「漢字拳の基本姿勢を身につけよう！」というページがあり、DSの持ち方から丁寧に解説してあります。ほかにも、さまざまなコーナーが用意されているのですが……実を言うとどれ1つとしてゲームの説明ではありません。確かに説明書というものは、ゲームの説明のみを書く必要はないのですが……ほとんどゲームの説明がない（笑）。ソフトを購入した際には隅から隅まで見ておくことをオススメします。笑えます。なお、後半にはちゃんとゲームの説明ページがあります……特別付録として（笑）。考えるな！漢字書け！

■ほかにはマネできないオリジナリティ（いい意味で）

　さて、そろそろ本作をDS本体にセットしてプレイを始めたいと思います。名前を入力してしばらくするとカンフーアクションスター・ブルーファイブ氏の主演する予告ムービーがスタート。「ハイハイハイ～～ッ!!」。……ダメだ、ここは電車の中。終電間際で、家に帰るサラリーマンで混んでいる、笑っちゃダメだ笑っちゃダメだ。ちなみにこのムービーですが、公式サイトでも公開されています。はっきり言って相当面白いです。ちょっと変わった映画が好きという人はぜひ見ておきましょう。手作り感いっぱいのこの動画は、個人的に大好きです！もしあなたがカンフー映画フリークでないというならば、心を無にして見ましょう。きっとよさが見えてきます。考えるな！漢字書け！

■中身は意外と本格派（ここ重要）

　一応ゲームの説明とかもしておいた方がいいですね。漢字拳は、漢字の読みや書きを下画面に入力したり、対になる漢字や類義語を選ぶことで習得できます。ゲームに収録されている問題の総数はなんと約13,000問！何気に凄い！ 13,000問の漢字問題を解くなんて、夏休みの宿題でもやりたくないですからね。あとは、難易度を「やさしい」、「ふつう」、「むずかしい」から選べるのもユーザーフレンドリーですばらしい！ちなみにkbjは、小学校の高学年のときに国語の先生に回し蹴りを食らって以来、漢字を覚えるのを拒否しています。なので、「やさしい」を選びました。それでも結構歯ごたえがあったので、これから漢字拳を習う人で自信のない人は「やさしい」を選ぶことをオススメします。ゲームの内容としては、ストーリーが展開され、道中で漢字拳を使い敵を倒していくというオーソドックスなものです。何も難しいことはないので、安心して漢字拳を学んでいきましょう。すばらしい。
　どうでしょうか？ 漢字拳を学びたくなってきたでしょう！ 漢字拳に挑戦して、すぐに習得できなくても落ち込む必要はありません。繰り返しこそ力です。反復練習をして、共に漢字拳の使い手になりましょう。では最後に、腹の底から叫びましょう！
考えるな！漢字書け！（kbj）