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2007年6月19日(火)

新たな次元へ進化した『鉄拳6』バンダイナムコゲームス商談会でお目見え

 バンダイナムコゲームスは、本日6月19日に同社屋にて新作アミューズメント施設向けゲームの商談会を開催した。

 この日出展されたのは、人気格闘ゲーム『鉄拳』シリーズの最新作『鉄拳6』、ドライブゲーム『湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE3』、『motoGP』などで、すべてプレイアブル出展となっていた。なかでも注目度が高かったのは、やはり『鉄拳6』。本作で新登場となる3人のキャラクターも使用できるとあって、多くの関係者・プレスが熱心にプレイをしていた。

 『鉄拳6』の大きな特徴は、プレイステーション3と互換性を持つという新基板によって描かれる精緻なグラフィック。『鉄拳6』の筐体に採用された32インチの液晶モニターはHD(720p)に対応しており、「よりリアルで魅力的に仕上がった」という次世代グラフィックを余すことなく映し出すという。

新基板の描画能力によって、肌の質感やキャラクターの細かな表情などがよりリアルに描かれる。技がヒットした際のエフェクトも、さらなる進化を遂げた。

対戦中のステージ演出については、従来の「ダメージ壊れ」に加えて、時間の経過によって背景のオブジェクトが変化していくこともあるという。

■新キャラクター

 現時点で判明している新キャラクターは、“ミゲル”、“レオ”、“ザフィーナ”の3人で、登場キャラクター数はシリーズ中最多になるという。また、『鉄拳』シリーズおなじみのタイムリリースシステムは本作には搭載されず、稼働開始時点からすべてのキャラクターが使用できるとのことだ。

“レオ”
“ミゲル”
“ザフィーナ”

■新システム

 また、特定の条件を満たすことで攻撃力が上昇する「レイジ・システム」が新たに追加された。この日出展されたバージョンでは、体力が残り少なくなると自動的に発動していたが、ロケテストなどの様子を見て「ボタン操作で任意に発動できるようにするかも?」とのこと。

「レイジ・システム」が発動すると、体力バーが赤くなり、キャラクターの拳に炎のようなエフェクトが出現していた。

■キャラクターカスタマイズ

 携帯電話用コンテンツ「TEKKEN-NET」との連動は本作でも健在。「チーム・コミュニティ」や「褒賞、段位システム」など、各種機能がさらに強化されるという。
 特に注目したいのは、キャラクターの外見をコーディネートできる「ビジュアル・カスタマイズ」。服装や髪型を変更するだけにとどまらず、ゲーム中に使用できる各種のアイテムを装備させることができるようになっていた。この日確認できたのは、“マードック”+棍棒、“ロウ”+ヌンチャク、“ブライアン+ショットガン”、“レオ+拳銃”といったところ。これらのアイテムは攻撃に使えるのだが、さほど高い性能を発揮するわけではなく、「お遊び要素」といった程度の性能に留められるようだ。

「ビジュアル・カスタマイズ」の一例。覆面レスラー“キング”には、このようにさまざまなリングコスチュームが用意されている。一番右の写真は若干構えも違う?

腰のホルスターから拳銃を取り出す“レオ”。頭上に照明弾のようなものを撃つようだ。

 さらに「お遊び要素」という点では、幻のボツ技「“アンナ”がハイヒールを飛ばして相手にぶつけるキック」がついに本作で実装された! また、“ブルース”が挑発をするたびに、なぜか次々とヒヨコが誕生していた。このヒヨコにとくに意味はない、らしい。

“ニーナ”めがけてハイヒールを飛ばす“アンナ”。どんな性質の技になるのだろうか……。

どこからか沸いて出てくるヒヨコ。画面内に多く登場しているほど、“ブルース”側に余裕があるという証かも。

 なお、気になる稼働スケジュールについては、順次ロケテストを行ったのち、2007年冬に正式稼働予定とのこと。シリーズのファンは新たなる戦いの幕開けを楽しみに待とう!



(C)1994-2006 NAMCO BANDAI Games Inc.

■関連サイト
『鉄拳6』公式サイト
「TEKKEN OFFCIAL」
バンダイナムコゲームス