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2007年4月25日(水)

CESA、2006年度の調査発表家庭用ゲーム総出荷額は過去最高に

 CESA(コンピュータエンターテイメント協会)は、2006年の日本と韓国の一般消費者を対象としたゲーム利用に関する調査報告を4月23日に発表した。

 報告書によると、2006年の日本国内ゲームメーカーによる、ハードウェアとソフトウェアをあわせた家庭用ゲーム総出荷金額(ここでの金額は、国内出荷額と海外出荷額を合わせたもの)は、過去最高の1兆6,323億円に達したとのこと。この額は、前年比20パーセント超の伸びであり、当協会が1996年に統計を開始して以来、最高の金額となった。
 ハードウェアとソフトウェアを別々に分けて見た場合、まず、ハードウェアではニンテンドーDS(Liteを含む)がシェア1位の2,965億円。次いでPSPが1,923億円と、DSが2位以下との出荷金額の差を1,000億円以上離す独走ぶりを見せた。新世代機は、PS3が1,774億円で4位。Wiiが640億円で5位となっている。なおXbox 360は、発売メーカーであるマイクロソフトが海外法人であるため、今回の調査においては対象外となっている。
 ソフトウェア部門のトップは、2,346億円を出荷したDSが獲得し、ハード・ソフトともに強さを見せ付けた。2位はPS2の2,007億円。新世代機は、Wiiが343億円、PS3が71億円で、ハード部門とは逆の結果に。

 また、家庭用ゲームについて、現在最も関心のある部分を複数回答形式でたずねた結果、「知識トレーニングなど勉強になるもの」がトップの48.6パーセントを獲得。続いて「リモコンを持って体を動かせばそのとおりに動くもの」が37.6パーセント、「料理レシピや地図などの実用的なもの」が32.3パーセントとなった。「映像が格段に美しくなったもの」は5位の13.5パーセントで、「過去の人気作品をダウンロードできるもの」は6位の12.5パーセントとなった。


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