2007年2月27日（火）
すぎやま氏が渋谷でメタメタに!?金管五重奏「すぎやまこういちとブラスの響き」
東京・勝どきにある「第一生命ホール」にて、2月26日に東京メトロポリタン・ブラス・クインテットの演奏による公演「すぎやまこういちとブラスの響き」が開催された。
「すぎやまこういちとブラスの響き」は、大人気RPG『ドラゴンクエスト』シリーズの音楽をてがける作曲家・すぎやまこういち氏が制作した楽曲を、東京メトロポリタン・ブラス・クインテットが演奏するというもの。東京メトロポリタン・ブラス・クインテットとは、東京都交響楽団の金管楽器奏者5名で構成された金管五重奏団のことだ。
本公演は2部構成になっており、第1部は競馬場のファンファーレや「亜麻色の髪の乙女」、「恋のフーガ」といったすぎやま氏の代表作を、第2部では「序曲」や「王宮のメヌエット」などの『ドラゴンクエスト』シリーズの楽曲が演奏される。
今回、「おはなし（MC）」を担当するすぎやま氏は、開演前に行われた恒例のプレス向けインタビューで、「現在受験シーズン真っ最中なので、お客さんが来てくれるかどうか心配だったんです。でもおかげさまでチケットも売れたようで、安心しました。たまに、客席の人数よりもオーケストラの人数のほうが多いなんてこともあるので、心配してたんですよ（笑）」と挨拶。
続いて、｢今日の「おはなし」の目玉は、メンバー紹介です。演奏するメンバーの紹介を、本人たちにやってもらいます。5人はとっても仲よしなんですよ。だから仲間の間でしか知らないおもしろい話が、今日は聞けるかもと期待しています」。また、「百科辞典は"エンサイクロペディア"で、コンピュータ上で見られる辞典は"ウィキペディア"と言いますが、今日は金管楽器の豆知識をお客さんにお伝えする"ブラスぺディア"をやろうと考えています」と、「おはなし」の聴きどころを紹介した。
次いですぎやま氏は、2007年3月21日に音楽CD「交響組曲 ドラゴンクエストI」を発売すると発表。収録曲は「序曲 Overture March」、「ラダトーム城 Chateau Ladutorm」、「街の人々 People」、「広野を行く Unknown World」、「戦闘 Fight」、「洞窟 Dungeons」、「竜王 King Dragon」、「フィナーレ Finale」となっており、この他に「宿屋」や「レベルアップ」といったME全54曲も特別収録される。価格は3,045円（税込）とのことだ。
2007年の予定を聞かれたすぎやま氏は、「去年も忙しかったけど、今年も忙しそうです。そうそう、『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』の打ち合わせにも行かなきゃいけませんね。今年の活動のメインは、『ドラクエIX』の作曲になると思います」とコメント。さらに、『ドラクエ』シリーズ以外のゲーム音楽のオーケストラ用譜面を書いていることも明かした。
私生活では、DS用ゲーム『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』にはまっていると宣言。「先日、どうしても「すれちがいバトル」というものをやってみたくて、渋谷で試みたんですよ。勝つ自信はあったんですが、メタメタにやられてしまいまして（笑）。“エスターク”では、かないませんでした。勝つために、“ゴールデンスライム”か“メタルキング”あたりを手に入れたいんですけどねえ」と、ゲームについて笑顔で語っていた。
その後公演が行われ、東京メトロポリタン・ブラス・クインテットが奏でる金管楽器の美しい音色が、会場を訪れた多くの観客を魅了していた。
演奏終了後のアンコールでは、「帰ってきたウルトラマン」や「怪獣音頭」を演奏。ここで、思いがけないサプライズが！ なんと、円谷プロダクションの協力のもと、“岩石怪獣・サドラー”の着ぐるみが躍りながらステージに登場したのだ。このことはすぎやま氏も知らされていなかったようで、大爆笑しながらも大いに驚いた様子だった。こうして「すぎやまこういちとブラスの響き」は、大盛況のまま終了。なお、本日の演奏プログラムは以下のようになっている。
公演前のインタビューで、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』について熱く語っていたすぎやまこういち氏。取材に来ていたプレスに向かって、「“ゴールデンスライム”か“メタルキング”を持っている人いませんか？ 僕にくれない？」と笑いながら話していた。
本日の公演で演奏を行った東京メトロポリタン・ブラス・クインテットのメンバー。トランペット担当・高橋敦氏および中山隆崇氏、ホルン担当・西條貴人氏、トロンボーン担当・小田桐寛之氏、テューバ担当・佐藤潔氏。また、パーカッションは安藤芳広氏が担当した。
＜第一部＞すぎやまこういち「ブラスの響き」
01.「東京・中山GI競走ファンファーレ」
02.「東京・中山 パドック・マーチ」
03.「東京・中山 特別競走ファンファーレ」
04.「東京・中山 クロマティック・マーチ」
05.「東京・中山 重賞競走ファンファーレ」
06.「子象の行進」
07.「亜麻色の髪の乙女」
08.「花の首飾り」
09.「恋のフーガ」
＜第二部＞金管五重奏による「ドラゴンクエスト」
01.「序曲」(『I』)
02.「王宮のメヌエット」(『IV』)
03.「遙かなる旅路から果てしなき世界」(『II』)
04.「愛の旋律」(『V』)
05.「戦火を交えて～不死身の敵に挑む」(『V』)
06.「そうだあの時は」(『ヤンガスの大冒険』)
07.「凱旋そしてエピローグ」(『VII』)
＜アンコール＞
「帰ってきたウルトラマン」
「怪獣音頭」
「シーサイドバウンド」
「すぎやまこういちとブラスの響き」は、大人気RPG『ドラゴンクエスト』シリーズの音楽をてがける作曲家・すぎやまこういち氏が制作した楽曲を、東京メトロポリタン・ブラス・クインテットが演奏するというもの。東京メトロポリタン・ブラス・クインテットとは、東京都交響楽団の金管楽器奏者5名で構成された金管五重奏団のことだ。
本公演は2部構成になっており、第1部は競馬場のファンファーレや「亜麻色の髪の乙女」、「恋のフーガ」といったすぎやま氏の代表作を、第2部では「序曲」や「王宮のメヌエット」などの『ドラゴンクエスト』シリーズの楽曲が演奏される。
今回、「おはなし（MC）」を担当するすぎやま氏は、開演前に行われた恒例のプレス向けインタビューで、「現在受験シーズン真っ最中なので、お客さんが来てくれるかどうか心配だったんです。でもおかげさまでチケットも売れたようで、安心しました。たまに、客席の人数よりもオーケストラの人数のほうが多いなんてこともあるので、心配してたんですよ（笑）」と挨拶。
続いて、｢今日の「おはなし」の目玉は、メンバー紹介です。演奏するメンバーの紹介を、本人たちにやってもらいます。5人はとっても仲よしなんですよ。だから仲間の間でしか知らないおもしろい話が、今日は聞けるかもと期待しています」。また、「百科辞典は"エンサイクロペディア"で、コンピュータ上で見られる辞典は"ウィキペディア"と言いますが、今日は金管楽器の豆知識をお客さんにお伝えする"ブラスぺディア"をやろうと考えています」と、「おはなし」の聴きどころを紹介した。
次いですぎやま氏は、2007年3月21日に音楽CD「交響組曲 ドラゴンクエストI」を発売すると発表。収録曲は「序曲 Overture March」、「ラダトーム城 Chateau Ladutorm」、「街の人々 People」、「広野を行く Unknown World」、「戦闘 Fight」、「洞窟 Dungeons」、「竜王 King Dragon」、「フィナーレ Finale」となっており、この他に「宿屋」や「レベルアップ」といったME全54曲も特別収録される。価格は3,045円（税込）とのことだ。
2007年の予定を聞かれたすぎやま氏は、「去年も忙しかったけど、今年も忙しそうです。そうそう、『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』の打ち合わせにも行かなきゃいけませんね。今年の活動のメインは、『ドラクエIX』の作曲になると思います」とコメント。さらに、『ドラクエ』シリーズ以外のゲーム音楽のオーケストラ用譜面を書いていることも明かした。
私生活では、DS用ゲーム『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』にはまっていると宣言。「先日、どうしても「すれちがいバトル」というものをやってみたくて、渋谷で試みたんですよ。勝つ自信はあったんですが、メタメタにやられてしまいまして（笑）。“エスターク”では、かないませんでした。勝つために、“ゴールデンスライム”か“メタルキング”あたりを手に入れたいんですけどねえ」と、ゲームについて笑顔で語っていた。
その後公演が行われ、東京メトロポリタン・ブラス・クインテットが奏でる金管楽器の美しい音色が、会場を訪れた多くの観客を魅了していた。
演奏終了後のアンコールでは、「帰ってきたウルトラマン」や「怪獣音頭」を演奏。ここで、思いがけないサプライズが！ なんと、円谷プロダクションの協力のもと、“岩石怪獣・サドラー”の着ぐるみが躍りながらステージに登場したのだ。このことはすぎやま氏も知らされていなかったようで、大爆笑しながらも大いに驚いた様子だった。こうして「すぎやまこういちとブラスの響き」は、大盛況のまま終了。なお、本日の演奏プログラムは以下のようになっている。
公演前のインタビューで、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』について熱く語っていたすぎやまこういち氏。取材に来ていたプレスに向かって、「“ゴールデンスライム”か“メタルキング”を持っている人いませんか？ 僕にくれない？」と笑いながら話していた。
本日の公演で演奏を行った東京メトロポリタン・ブラス・クインテットのメンバー。トランペット担当・高橋敦氏および中山隆崇氏、ホルン担当・西條貴人氏、トロンボーン担当・小田桐寛之氏、テューバ担当・佐藤潔氏。また、パーカッションは安藤芳広氏が担当した。
データ
■「すぎやまこういちとブラスの響き」演奏プログラム＜第一部＞すぎやまこういち「ブラスの響き」
01.「東京・中山GI競走ファンファーレ」
02.「東京・中山 パドック・マーチ」
03.「東京・中山 特別競走ファンファーレ」
04.「東京・中山 クロマティック・マーチ」
05.「東京・中山 重賞競走ファンファーレ」
06.「子象の行進」
07.「亜麻色の髪の乙女」
08.「花の首飾り」
09.「恋のフーガ」
＜第二部＞金管五重奏による「ドラゴンクエスト」
01.「序曲」(『I』)
02.「王宮のメヌエット」(『IV』)
03.「遙かなる旅路から果てしなき世界」(『II』)
04.「愛の旋律」(『V』)
05.「戦火を交えて～不死身の敵に挑む」(『V』)
06.「そうだあの時は」(『ヤンガスの大冒険』)
07.「凱旋そしてエピローグ」(『VII』)
＜アンコール＞
「帰ってきたウルトラマン」
「怪獣音頭」
「シーサイドバウンド」
■関連サイト
・「すぎやまこういちの世界」
・『ドラゴンクエスト』公式サイト
・スクウェア・エニックス