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2007年2月2日(金)

カプコン、本年3月期第3四半期業績を発表。コンシューマは好調

 カプコンは、2007年3月期第3四業績の概況を本日2月2日に発表した。

 カプコンより公表された資料によると、売上高は492億8,300万円(前年同期比2.8%増)、営業利益は66億4,800万円(前年同期比40.1%増)、経常利益は77億100万円(前年同期比45.2%増)と、伸びを示しているものの当期の純利益に限っては、43億4,700万円(前年同期比41.5%減)と落ち込みを見せている。

 同社の主たる収入源であるコンシューマゲーム事業では、売上高が250億1,200万円(前年同期比14.6%減)と減収になった。しかし、2006年9月に発売されたXbox 360用ソフト『デッドライジング』が全世界累計で出荷本数100万本を突破したことをはじめ、各プラットフォームでリリースしたタイトルが好調な売れ行きを示し、営業利益は大幅増の43億6,900万円(前年同期比90.0%増)を計上した。
 これとは逆に、アミューズメント施設運営事業では、売上高は96億1,200万円(前年同期比14.4%増)と増収したが、営業利益は15億1,600万円(前年同期比8.1%減)と減益。これは、新規出店費用の増大などによるものとのことだ。

 一方グループ戦略として、ゲームソフトの開発子会社であるクローバースタジオ株式会社を2006年10月に閉鎖。「ゲームソフトの効率的な開発展開を図るため」としているが、この決定がどのような影響を及ぼすのか、今後の推移に注目したい。


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