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2007年12月14日(金)

少女の歌が流れる時、人類は新たな試練を迎える――「マクロスF」2008年スタート!

 2008年より、放送がスタートするTVアニメ「マクロスF(フロンティア)」の、ストーリーと登場キャラクター、最新ショットなどを紹介していく。


 本作は、1982年に放映された「超時空要塞マクロス」の流れをくむシリーズ最新作。戦闘機から人型へと変形する機構を持つ主役メカ「バルキリー」を主軸にした「メカアクション」、パイロットとヒロインの「三角関係」、そしてストーリーの要となる「歌」といった、これまでのシリーズにあった要素は本作でも健在だ。西暦2059年の宇宙を旅する超長距離移民船団「マクロス・フロンティア」を舞台にした本作では、加えて「学園ストーリー」、「民間軍事部隊」、「未知の宇宙生物」といった新たなファクターも盛り込まれるという。

 本作の制作スタッフは、シリーズ構成が「舞-HiME」や「コードギアス 反逆のルルーシュ」の吉野弘幸氏、キャラクターデザインが「PRISM ARK」の江端里沙氏と「創聖のアクエリオン」などの作画監督を務めた高橋裕一氏、メカニックデザインが「マクロスゼロ」の石垣純哉氏と劇場アニメ「エクスマキナ」の高倉武史氏。監督は、「創聖のアクエリオン」で演出を手掛けた菊地康仁氏が担当する。そして音楽を担当するのは、「マクロス」シリーズに多数の楽曲を提供する菅野よう子氏。「マクロス」シリーズの生みの親とも言える河森正治氏は、総監督として本作に携わる。
 以下に、本作のストーリーや登場キャラクターを紹介していくので、「マクロス」シリーズのファンはチェックしていただきたい。

■TVアニメ「マクロスF(フロンティア)」ストーリー■
 
 かつて、巨大な異星人との星間戦争で滅亡の危機に瀕した地球人類は、種の存続を主眼に置き、新天地を求めて銀河の各方面へと旅立っていった。そして2059年、銀河の中心部に向けて航行中の超長距離移民船団「マクロス・フロンティア」があった。 この「フロンティア」は、「新統合軍」が擁する戦闘艦と一体化した居住艦を中心に、1,000万人以上が暮らす宇宙船で、宇宙船の中であることを感じさせないほど、今の地球上と変わらない環境を人工的に作り出し、人々はそこで平穏に暮らしていた

 そんな「フロンティア」船団に、近隣の「マクロス・ギャラクシー」船団出身のアイドル・シンガー“シェリル・ノーム”がコンサートのために来艦する。彼女はヒットチャートで常に上位にランクインする誇り高きトップ・アイドルで、パイロット養成学校に通う主人公“早乙女アルト”は、彼女のステージの一部であるエア・アクロバットに出演することに。そのステージの最中“アルト”は、ひょんなことから“シェリル”の大ファンだという女子高生“ランカ・リー”と出会うことに。

 そんな折、移民目標の星系から突如飛来した謎の生命体が「フロンティア」船団を急襲する! 市民たちの居住エリアに侵入した生命体に対処するべく、私設特務軍事機関「S.M.S」に属する「VF-25」部隊が出動。その中には、“ランカ”の兄にして「S.M.S」のチーフパイロットである“オズマ・リー”の姿もあった……。
 数や能力、そして目的すらも不明な宇宙生物と対峙することになった「フロンティア」船団の人々。はたして彼らが選ぶ未来とは?

■キャラクター紹介■

“早乙女アルト”CV:中村悠一
 本編の主人公。高等専門学校パイロット養成コースに通う16歳で、美少女に間違えられるほど整った容姿を持つが、れっきとした男。バルキリーパイロットとしての、天性の素質を持っている。 歌舞伎の女形(おやま)の家系に生まれたが、父親との確執からバルキリー乗りを志すことに。

“ランカ・リー”CV:中島愛
 歌手になることを夢見る天真爛漫な少女。すごく小柄で活発な15歳。中華料理店「娘々(にゃんにゃん)」でアルバイトをしている。好奇心旺盛で誰にでも愛される反面、忘れっぽいので移り気に見られてしまうことも。
 兄は、私設特務軍事機関「S.M.S」のエースパイロットである“オズマ・リー”。

“シェリル・ノーム” CV:遠藤綾
 「マクロス・ギャラクシー」船団に住んでいる、17歳の現役アイドル歌手。銀河チャートで常に上位に位置しており、「マクロス・フロンティア」でもファンが多い。かわいらしい外見とは裏腹にとてもプライドが高く、誰に対しても臆せずズケズケとものを言う。

“オズマ・リー”CV:小西克幸
 「S.M.S」のエースにして、“ランカ”の兄。豪放磊落で型破りな反面、「新統合軍」との裏工作もこなす食えない男。かつては「新統合軍」に在籍していたようだが、ある事件でやむなく独断行動を取ってしまい、それがキッカケで軍籍を剥奪されている。

“ミハエル・ブラン”
CV:神谷浩史
“ルカ・アンジェローニ”
CV:福山潤
※敬称略

■登場メカを一部紹介■

VF-25(アルト機)

VF-25(オズマ機)

 本作の放送に先駆けて、「マクロス」25周年を記念した特別番組「祝25周年! あのマクロスが帰ってくるぞSP!!」がTBSとMBSで放送される。こちらは、「マクロス」ファンの有名人によるトークと制作陣へのインタビューを織り交ぜたもので、さらに現在制作中の「マクロスF(フロンティア)」第1話のディレクターズカット版(約27分)をいち早く楽しめるという。放映スケジュールは、TBSが12月23日深夜2:50~3:50、MBSが12月28日深夜1:15~2:25。さらにMBSでは、続けて劇場版「超時空要塞マクロス~愛・おぼえていますか~」が放送されるとのこと。「マクロス」ファンはもちろんそうでないという人も、特番をチェックしてみてはいかがだろうか?

(C)2007 ビックウエスト / マクロスF製作委員会・MBS

データ

■「マクロスF(フロンティア)」
【放送開始予定】2008年
【スタッフ】(※敬称略)
 原作:河森正治/スタジオぬえ
 監督:菊地康仁
 シリーズ構成:吉野弘幸
 キャラクターデザイン:江端里沙/高橋裕一
 メカニックデザイン:石垣純哉/高倉武史
 メカニカルアート:天神英貴
 音楽:菅野よう子
 音響監督:三間雅文
 制作:サテライト

 総監督/バルキリーデザイン:河森正治

【キャスト】(※敬称略)
 “早乙女アルト”役:中村悠一
 “ランカ・リー”役:中島愛
 “シェリル・ノーム”役:遠藤綾
 “ミハエル・ブラン”役:神谷浩史
 “ルカ・アンジェローニ”役:福山潤
 “松浦ナナセ”役:桑島法子
 “オズマ・リー”役:小西克幸
 “ジェフリー・ワイルダー”役:大川透
 “ボビー・マルゴ”役:三宅健太
 “グレイス・オコナー”役:井上喜久子
 “ハワード・グラス”役:西村知道
 “キャシー・グラス”役:小林沙苗
 “レオン・三島”役:杉田智和


■「祝25周年! あのマクロスが帰ってくるぞSP!!」
【放送局】TBS、MBS
【放送時間】
 TBS……12月23日深夜2:50~3:50
 MBS……12月28日深夜1:15~2:25
※MBSのみ10分拡大版。

【出演者】(※敬称略)
 宮迫博之
 千原ジュニア
 有野晋哉
 大沢あかね
 河森正治

■関連サイト
「マクロス フロンティア」公式サイト
MACROSS OFICIAL WEB SITE