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2007年11月3日(土)

【今週の1本】絵も音も、すべては「臨場感」のために!Xbox360『エースコンバット6』

 Dance with an angel, Mam!(挨拶) いつも唐突な挨拶ですみません。このコーナーでは初登場のアクティです。今週は、バンダイナムコゲームスが11月1日に発売したXbox 360用フライトシューティング『ACE COMBAT6 解放への戦火(以下、ACE6)』を取り上げますぜ。書きたいことが山ほどあるのでサクサク進めさせていただきますよ。あ、ちなみに挨拶の文言は「かっけぇ!」と思った『ACE6』中の一セリフ。あまり書くとネタバレになりそうなので詳しくは触れません、あしからず。

■人気フライトSTGの最新作発売バンザイ!

 まずは『エースコンバット』シリーズの特徴を簡単におさらいしておきましょうか。大きなポイントは2つで、実在する戦闘機を操れることと、物理法則よりもゲームとしての操作性や爽快感を重視していること。何が言いたいかというと、操作系がフライトシミュレータのように煩雑じゃないので初心者でも簡単に実在する機体を操れるってことです。ガッチガチのシミュレータじゃなきゃヤダヤダという人でない限り、『エースコンバット』シリーズの作品はどれを取ってもオススメできるといえます。
 で、シリーズ最新作の『ACE6』ですが、結論から先に書くと、上で述べた2つのポイントの他に「Xbox 360ならではのグラフィックとサウンド」が新たな魅力として加わり、従来の作品よりも「戦場の臨場感」が格段にアップしてます。グラフィックに関しては右で掲載している画像とか、他の記事とかを見ていただければ一目瞭然なのですが、この場でお伝えできないのが「音」。というわけで、ここからは音について深めにつっこんで書いてみます。

■音だけで敵機の位置がわかっちゃう!?

 『ACE6』では、戦闘機が空気を切り裂く音はもちろん、ミサイルや機銃の音、他の機体が飛翔する音など、あらゆる音に遠近感がついています。よって、『ACE6』をプレイする上で欠かせないのが、5.1chのスピーカー環境、もしくはそれに類するサラウンド機能がついたヘッドホン。疑似でもなんでもいいので、ぜひ5.1ch環境で音を聴きながらプレイしてほしい、でないともったいないですよマジで。5.1chで一度プレイしてしまうと2chの音環境には戻れなくなるほどの魔力がありますので、だまされたと思って試してみてほしいですね。
 ここまで強く5.1chをアピールするのには理由があって、特にオンライン対戦での戦い方が大きく変わってくる可能性があるんです。近付いてくる敵機やミサイルの距離を、レーダーではなく音で判断する――そんな一瞬の判断が勝負を分けることになるかも。もちろん、シングルプレイでも音で距離感をつかむというのは重要なのですが。もしかすると、目をつぶっていても音だけで敵機を撃墜できるようになる……かも? それができる人はまさしく「エース」ってことで。
 もちろん、そうした「戦闘での有利不利」を抜きにしても、単純に「スゲー! スゲー!」を連発してしまうことウケアイですヨ。

■直感的に覚えられる操作系で初心者も安心

 音から話を戻して、続いては「操作系」についてのお話を。先ほども書いた通り、『ACE6』の操作系はシンプルにして直感的なので、ちょっと触っていれば初心者でもすぐに操縦できるようになります。具体的には、スロットル調整による速度のアップダウン、ピッチ(機首の上下)、ロール(機体の横回転)、ヨー(機首の左右移動)といったところが基本の操作で、この4つだけでもそれなりに戦えてしまうほど。他にもロックオンの対象を切り替えたり、着地・離陸を行ったりする操作はありますけどね。
 機体を扱うのに慣れてきたら、ピッチ、ロール、ヨーをうまく組み合わせて敵機との軸をずらしたり、背後に回りこんだりといったこともできるようになるはず。そうしたら、背後についた敵機を出し抜いて、その敵機の背後につき直すようなドッグファイトも自由自在に。これがすこぶる爽快で「出し抜いてやったぜフゥハハー!」感をたっぷり味わえます。そうなればシメたもので、あとはずぶずぶと『ACE6』の世界に浸かりこんでいくことに……。

■この原稿終わったら仕事抜きで遊びますぜ

 他にも「戦場における重厚な人間ドラマ」とか、バトルロワイヤル・チーム対戦・協力プレイと一通り必要なモードが揃ったオンラインプレイとか、魅力的な要素はたっぷりあるのですが、そのあたりは実際にプレイして試してみていただければと。というか、この原稿の執筆時点でまだ発売日を迎えていないこともあり、オンラインプレイを試せてません! ……ホントすんません。オンラインプレイは、ある意味「『ACE6』最大の新要素」ともいえるものなので、個人的にも早く遊んでみたいんですが、いかんせんまだ対戦者がいねぇ! というわけで発売日以降にじっくり楽しみたいと思います。もちろん自腹でソフト買った上で仕事を抜きにして24時間とかぶっ続けで(ダメ大人)。
 そうそう、この記事とは別に、ホリが『ACE6』と同時発売した周辺機器「フライトスティックEX」のレビューも後ほど掲載する予定です。通常のコントローラと「フライトスティックEX」ではどのようにプレイ感覚が変わるかなどもお伝えできるかと。近日中に載せますので、そちらもお楽しみに。(アクティ)
『エースコンバット6 解放への戦火』

『エースコンバット6 解放への戦火』
“メリッサ”と“マティルダ”の母娘コンビをはじめ、多数の人間ドラマが交錯する重厚なシナリオもウリの1つ。ミッションが1つ終わった後のオープニングで、早速泣けます。
『エースコンバット6 解放への戦火』

『エースコンバット6 解放への戦火』
『ACE6』では攻撃などの支援要請機能が新たに搭載されていて、この時に流れる無線がカッコよすぎ。戦闘中にも敵味方の無線が交錯するのですが、すこぶるクール。
『エースコンバット6 解放への戦火』
一定の戦績を上げると、いろいろ勲章が授与されていきます。勲章を集めていくのがこれまた楽しい!

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データ

▼『エースコンバット6 解放への戦火』
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:STG
■発売日:発売中(2007年11月1日)
■価格:7,800円(税込)

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■関連サイト
『エースコンバット6 解放への戦火』公式サイト
バンダイナムコゲームスチャンネル