2007年10月24日（水）

【今週の1本】謎リモコンを使いこなせ！発想力を開放させる新感覚ゲーム『宝島Z』

　最近は、気軽に遊べるゲームが増えたと思います。その一方で、ちゃんとしたゲームを遊びたいという気持ちのユーザーも増えてきたのではないでしょうか？　もしくは、ゲームならではの爽快感を感じられるような作品を求めている人も多いのでは？　そんな人たちにkbjがオススメするのがこの『宝島Z バルバロスの秘宝（以下、宝島Z）』です。

■世界中のお宝をゲットせよ！

　『宝島Z』の舞台は、ロマンと一攫千金を求める海賊たちが、ジャングルや地底火山に繰り出し、お宝探しに精を出している世界。プレイヤーは海賊見習いの少年“ザック”を操作し、「宝島」を目指して数々の冒険を繰り広げることになります。“ザック”は宝探しの途中で、黄金のドクロに出会います。“バルバロス”と名乗るそのドクロが、「自分にかけられた呪いを解き、もとの姿に戻してくれれば、宝島に案内してやろう」と駆け引きを持ちかけてきたことで、“ザック”の“バルバロス”の体を探す冒険が幕を開けるのでした。

　というわけで本作の目的は、呪いによって世界各地に散らばってしまった“バルバロス”の体「バルバロスパーツ」を集めること。パーツは、ジャングル、火山、雪山などさまざまなステージに隠されているので、そのステージに登場する危険な罠や敵を突破していく必要があります。その途中でポイントとなるのが、Wiiリモコンを使用しての謎解きです。

■謎が解けた時の快感がたまらない！

　謎を解くために必須となるのが、“ザック”のパートナー“ウィーキー”。“ウィーキー”には、ハンドベルに変身できるという特殊能力があります。そのベルの音には、生き物を道具に変えたり、亡霊の呪いを払う効果があり、この能力を道中フル活用して、謎を解いていくことになります。
　例えば、ステージにいた蛇に向かってベルの音を聞かせると「ヘビマジックハンド」になるのですが、これを使えば、“ザック”の手では届かない高いところもチェックできます。この“ウィーキー”の特殊能力はゲームで重要なポイントになるので、「何かあやしいものを見たらベルを聞かせる」ということを、当面は念頭においておきましょう。

　そうして手に入れた道具や、ステージ中に設置されたハンドルやレバーなどは、すべてWiiリモコンを使って直感的に操作できます。プレイしていると「どうやって使うのかわからないよ！」と思う人もいるかもいるかもしれませんが、そこは自身の発想や直感を信じて、いろいろ試してみましょう。あと一応、画面右上に簡単なヒントのようなものがあるので、参考にしてみてください。
　とは言っても、わからないものはわからない。何度も詰まって投げ出しそうになる人もいるかもしれません。そんな時は、「ヒント神」に聞いてみましょう！　詰まっている状況から、究極ともいえるヒントを出してくれます。ただし、ヒントを聞くには「神さま人形」というアイテムが必要になります。アジトにあるお店に売っているので、いざという時に備えてお金はきちんとためておくと良いでしょう。

■3人寄れば文殊の知恵？オススメは多人数プレイ！

　本作の基本は1人プレイなんですが、リモコンがあれば最大4人まで同時にプレイできます。とは言っても、“ザック”を操作するのは、あくまで1人。では残りの人は何をするのかといえば、ヨコから指示を出すことができるのです。
　こんな経験はありませんか？　プレイヤーが画面にある重要なポイントに気が付かず、横にいた知り合いが「そこにあるそれを調べるんだよ！」っていう状況。そんな時にWiiリモコンが複数個あれば、画面に直接書き込んで、教えることができます。これがおもしろい！　1人で悩んでいるとあくまで1人の頭脳なんで、新たな発想は生まれにくいのですが、何人かいることで「それはこうすればいいんじゃない？」とか、「ここにそいつを持ってくればできるって！」といろいろなアイデアが生まれます。今までにない、多人数で謎を解くことを楽しめるので、オススメです。もちろんWiiリモコンが1つでも、口を出すことはできるので（笑）、誰かと一緒にプレイしてみてください。

　プレイヤーが画面からステージの目的を推理し、謎を解いていくという、これまでリリースされた謎解きタイプのソフトとは異なるタイプのゲームになっています。Wiiリモコンの操作性をフル活用し、謎を解いた時の爽快感がたまらないソフトになっているので、ぜひ体験してみてください。全国のTSUTAYAさんでは体験版もレンタルできるのでオススメですよ（kbj）