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2007年10月10日(水)

『イース』『空の軌跡』の曲を熱演!新生jdkBAND「おひろめライブ」レポート

 10月8日、東京・秋葉原の「東京CLUB GOODMAN」にて「Falcom jdk BAND LIVE“REBIRTH”」が開催された。

 「Falcom jdk BAND LIVE“REBIRTH”」は、日本ファルコムの楽曲を演奏しているヘヴィメタルバンド「jdk BAND」のメンバーが一新したことを記念して行われたライブイベント。9月29日には大阪の「大阪アナザードリーム」で、10月8日は「東京CLUB GOODMAN」で、それぞれ「プログラム イース」と「プログラム 空の軌跡」の2公演が行われた。
 「プログラム イース」では『イース』シリーズの楽曲が、「プログラム 空の軌跡」では『英雄伝説 空の軌跡』シリーズの楽曲が披露された。今回は、そのうち東京で行われた2公演の模様をお届けする。

▲開場前の店頭の様子。店内から人があふれるほどの盛況ぶりだったが、来場した人たちはスタッフの指示により混乱なく入場していた。

▲新生「jdk BAND」の面々。後列左から、神藤由東大(Vi.)、田中“ミッキー”幹人(G.)、榎本“王子”敦(B.)、川原麻依子(Key.)、大原蓮(Vi.)、寺前“アンジェロ”甲(G.)、吉川“ノリスケ”慶亮(Dr.)。前列左から、山脇宏子(Vo.)、イカルス渡辺(Vo.)、小寺可南子(Vo.)、墨谷美輝(Vo.)。※敬称略

 まずは15:30に、「プログラム 空の軌跡」が開演。「Till the night of glory」、「Fateful confrontation」の2曲がインストで演奏され、その後ボーカルの小寺可南子さんが登場すると、観客のボルテージは早くも最高潮に。10月で、冷房が効いているにもかかわらず、メンバーも観客も汗だくでライブを楽しんでいた。

▲メンバーが「あついー!」を連発するほど、会場の熱気は上がりっぱなし。ミッキー氏が「したたり落ちた汗をお土産に持って帰ります」と言って会場を笑わるほど。

▲小寺さんは大阪公演の直前に足を痛めたということで、椅子に座りながら歌うと宣言。ところが、会場のボルテージに影響を受けたのか、最後は足の痛みを忘れて思いきり飛び跳ねまくり!

 『空の軌跡 the 3rd』のエンディング曲「空を見上げて」の曲紹介では、小寺さんがうっかり作品名を間違えてブーイングを受ける場面も。小寺さんは「勉強不足ですんません~!」とペコリ。
 そして、「I Swear…」とインスト3曲の後、改めて全メンバーの紹介が行われた。「ただ紹介するだけじゃつまらない」という小寺さんの発案により、おのおのが「関西に持って帰りたいおみやげ」を話すコーナーに。川原さんが答えたオーソドックスな「船和の芋ようかん」から、アンジェロ寺前氏の「(観客の)みんなのハート」まで、バラエティに富んだものが挙げられていた。

▲新生jdk BANDの「まとめ役」神藤由東大氏は、大原さんと並んで見事なバイオリンさばきを見せていた。

 最終曲の「Cry for me,cry for you」では、観客みんなで「Cry for me!」、「cry for you!」と叫び、小寺さんをはじめとするメンバーもノリノリで演奏。アンコールでは、しっとりと「I Swear…」を披露し、「プログラム 空の軌跡」は幕を閉じた。

▲みんなの手が左右に振られる中、小寺さんが「I Swear…」を熱唱。多くの参加者たちが、小寺さんの歌声に聴き入っていた。

 来場者の入れ替えを挟んで、19:00からは「プログラム イース」が開演。先ほどの「プログラム 空の軌跡」から続けて参加している人も見受けられた。最初の曲から「ハイ! ハイ!」コールが上がるなど、ぎっしりと埋まった観客はヒートアップしっぱなし。あまりの熱狂ぶりに、ボーカルのイカルス氏が「本当に大丈夫かー!?」と心配する一幕も。

▲出演メンバーの多くは、『イース・オリジン』のTシャツを着て登場。1曲目の「バレスタイン城」のイントロがかかった瞬間、客席からは大きな歓声が上がった。

 2曲目に、『イース6 -ナピシュテムの匣-』のオープニング曲「RELEASE OF THE FAR WEST OCEAN」をイカルス氏が熱唱し、続いて「SCARS OF THE DIVINE WING」、「SCARLET TEMPEST」、「ERNST」のインスト3曲が立て続けに演奏された。立て続けにノリのいい曲が演奏されたこともあり、場内の盛り上がりはとどまるところを知らず。

▲いつものツノを付けて登場したイカルス氏。パワーのある強烈な歌唱力で、客席のファンを虜に。「春にも(ライブが)あるかも?」とサプライズ発言し、来春にもjdk BANDでのライブ開催を匂わせていた。

 演奏中に、大原さんの弦がプッツリと切れるハプニングもあった。しかし、他のメンバーがアレンジで大原さんのパートをサポートし、ぴったり息が合っているところを見せつけた。

 アンコールでは、「アンコール」の代わりに「jdk! jdk!」とコールが上がる。そして出てきたのは……、なんと、イカルス氏に加えて小寺さん、墨谷さん、さらには山脇宏子さんも飛び入り参加。3人の女性陣がコーラスを務めるという非常に豪華なアンコールとなった。

▲「プログラム 空の軌跡」に登場していた女性ボーカル陣が急きょ参加して、「RELEASE OF THE FAR WEST OCEAN」を熱唱。このサプライズに、観客席からは大歓声が!

▲最後のカーテンコールでは、メンバーとファンが全員でハンズアップ。最後の最後まで盛り上がったまま、「プログラム イース」は終演した。



データ

■「プログラム 空の軌跡」演奏曲
1.「Till the night of glory」
2.「Fateful confrontation」
3.「空を見上げて」(Vo.小寺可南子)
4.「I Swear…」(Vo.小寺可南子)
5.「雷の穿つ墓標」
6.「Overdosing heavenly bliss」
7.「銀の意志 金の翼」
8.「Cry for me,cry for you」(Vo.小寺可南子)
アンコール「I Swear…」(Vo.小寺可南子)

■「プログラム イース」演奏曲
1.「バレスタイン城」
2.「RELEASE OF THE FAR WEST OCEAN」(Vo.イカルス渡辺)
3.「SCARS OF THE DIVINE WING」
4.「SCARLET TEMPEST」
5.「ERNST」
6.「GENESIS BEYOND THE BEGINNING」
7.「TO MAKE THE END OF BATTLE」
8.「MIGHTY OBSTACLE」(Vo.イカルス渡辺)
アンコール「RELEASE OF THE FAR WEST OCEAN」(Vo.イカルス渡辺)

■関連サイト
日本ファルコム