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2006年9月23日(土)

『テイルズオブデスティニー』の声優陣がそろい踏み!バンダイナムコステージ

 「東京ゲームショウ」恒例の人気RPG『テイルズ オブ』シリーズのステージイベント「やっぱり! テイルズ オブ」。今回はリメイクされ完全フルボイス化となったPS2用ソフト『テイルズ オブ デスティニー』が発売間近とあって、『デスティニー』メインの内容となった。

 会場には開始30分前から大勢の人が詰めかけ、入場規制が行われるほどの盛り上がり。そして15分遅れてイベントが始まると、場内のボルテージは早くも最高潮に達した。

 まず最初に登場したのは、『テイルズ オブ デスティニー』のディレクター・馬場英雄氏。氏は、戦闘やマップ移動などのシステムだけでなく、ほぼすべてのキャラクターの台詞を書き起こしたリメイク版『デスティニー』の魅力を語ってくれた。まずシステム面に関しては、3Dの要素を取り入れたことについて言及。「ダンジョンを3D化し、戦闘時も高さを活かした空中攻撃が可能な“AR-LMBSシステム”を採用した」と説明し、「RPGなので物語に力を入れるのはもちろん、戦闘シーンも飽きないように楽しめるようなモノを作った」と自信をのぞかせた。また、前作のチャットシステムを進化させた“エモーショナルカード・チャット”システムを採用したことによって、よりキャラクターの感情が豊かに表現できるようになったと強調した。

 馬場氏の説明が一通り終わると、いよいよ本作のメイン声優3名が登場。司会の女性が主人公スタン・エルロン役の関智一氏、フィリア・フィリス役の井上喜久子さん、リオン・マグナス役の緑川光氏を紹介すると、会場は大歓声に包まれた。台詞がすべて書き起こされたため、一からボイスを取り直したことについて司会者に聞かれた井上さんは「さらにストーリーが深まったが、前作のイメージを壊してはいけないというプレッシャーも大きかった」と話した。また、前作と比べてどのように変わったかという質問に関氏は、「スタンは田舎者というイメージが強かったが、今回は美麗なアニメーションも追加されて、二枚目を演じることを心がけた」と話し、「今回は個別ではなく全員そろって同時にアフレコしたので、臨場感あふれる芝居ができたと思う」と収録時の秘話も披露した。また緑川氏は、「自分の中でリオンはかなりツンデレキャラなので、その雰囲気を大事にしてスタンにかなりツンツンあたった」と言って会場に集まったファンたちを笑わせた。

 その後、3人が東京ゲームショウオリジナルの爆笑シナリオを生で演じる「オリジナルチャットコーナー」や、『テイルズ オブ』シリーズにまつわるクイズ大会「お宝争奪! テイルズ オブ クイズ」などが行われ、ステージイベントは大盛況のうちに終了した。

クイズに正解した人には、声優さんのサイン色紙がプレゼントされた。

新しく生まれ変わった『デスティニー』について熱く語るディレクター・馬場英雄氏。


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