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2006年9月22日(金)

PS3が実現させた驚異の映像描写力『DEVILMAYCRY4』、アニメ化も発表!

 カプコンが放つPS3の注目タイトル『DEVIL MAY CRY4』のステージイベントが行われ、同社ブース内ステージには本作のプロデューサーを務める小林裕幸氏が登場。本作の魅力を熱く語ってくれた。

 小林氏はまず、『DEVIL MAY CRY4』のストーリーやゲームシステムを紹介。本作では、魔剣士スパーダを神と崇める魔剣教団に属する騎士“ネロ”を主人公に、新たなストーリーが展開する。シリーズ4作目にして主人公が交代となったが、本作には『1』~『3』の主人公“ダンテ”ももちろん登場。本日のステージでは、ストーリー序盤のデモムービーが上映され、“ダンテ”がこの魔剣教団を襲撃し、“ネロ”を相手に突如バトルを繰り広げるシーンが公開された。このハイクオリティのグラフィックでスピーディなバトルが展開されるこのムービーには、会場からも感嘆の声があがっていた。

 本作の戦闘では、従来のシリーズ作品でおなじみの銃と剣に、“ネロ”が右腕に秘めている能力「悪魔の隻腕」も加わり、3種類の異なるアクションを使い分けて戦っていく。「悪魔の隻腕」では、「掴む」、「投げる」、「殴る」といった豪快な動作が可能だ。
 ここで本作のディレクターを担当する伊津野英昭氏が登場し、戦闘シーンのデモプレイを披露。“ネロ”の右腕の能力を使って離れた位置にいる敵を引き寄せ、華麗なコンボを決めるといったシーンなどが確認できた。さらにこのデモプレイでは、今回出展されている体験版には登場しないボスとのバトルシーンも少しだけ見せてくれるという、うれしいサービスも。

 またステージでは、デモムービーを一時停止し、通常のプレイでは見ることのできないあらゆるカメラアングルから、細部まで描きこまれたキャラクターや背景なども公開された。小林氏は「PS3の能力を生かし、背景のグラフィックにもこだわった。青空の広がる屋外、庭などで繰り広げられる迫力のバトル、“ネロ”の右手のエフェクトもPS3ならではなので期待してほしい」と話し、シリーズ最新作への自信をうかがわせた。

 イベントの最後には、『DEVIL MAY CRY』がTVアニメになる! というおどろきのニュースも発表。このTVアニメは2007年春よりWOWOWにて全12話の放送開始の予定で、ゲームでは語られることのなかった“ダンテ”の日常が描かれるとのことだ。次世代機で描かれる『DEVIL MAY CRY4』と、新たな展開となるTVアニメ、2つの動向をシリーズのファンは楽しみにしていよう。
『DEVIL MAY CRY4]

『DEVIL MAY CRY4』02

『DEVIL MAY CRY4』03
美麗なムービーとゲーム画面が公開された会場では、その表現力の高さに驚きの声も。ムービーの内容は新旧主人公の対決となっており、勝負の行方が気になるところ。
『DEVIL MAY CRY4』04
小林氏は開発を進めている本作について「PS3が可能にした表現力に注目してほしい」とコメント。
『DEVIL MAY CRY4』05
開発ツールを使い、ゲーム画面をすみずみまで紹介する伊津野氏。「現段階では処理の荒さが目立ちますが、これは開発機材でのプレイによるもの。製品版ではもっときれいに映りますよ」とのこと。開発画像でも、十分過ぎるほど綺麗だと思います……。

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データ

■TVアニメ「DEVIL MAY CRY」概要
【放送局】WOWOW
【放送開始時期】2007年春
【制作スタッフ】
監督:板垣伸(「BLACK CAT」「砂ぼうず」ほか)
キャラクターデザイン:阿部恒(「ちょびッツ」「ガンスリンガー・ガール」ほか)
シリーズ構成:井上敏樹(「DEATH NOTE」「仮面ライダー555」ほか)
脚本:井上敏樹、菅正太郎(「攻殻機動隊S.A.C」「交響詩篇エウレカセブン」)、森橋ビンゴ(「デビル メイ クライ3&4」)、榊一郎(小説「スクラップド・プリンセス」小説「ストレイト・ジャケット」)
【アニメーション制作】マッドハウス

▼『DEVIL MAY CRY4』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PLAYSTATION3
■ジャンル:スタイリッシュアクション
■発売日:未定
■価格:価格未定

■関連サイト
『DEVIL MAY CRY4』公式サイト
TVアニメ「DEVIL MAY CRY」公式サイト
カプコン