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2006年9月15日(金)

ゲーム開始10分でラスボス?日本一ソフトウェアの『ソウルクレイドル世界を喰らう者』

 日本一ソフトウェアは、PS2用ソフト『SOUL CRADLE(ソウルクレイドル) 世界を喰らう者』の開発を進めていることを明らかにした。発売は2007年を予定、価格は未定。

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 『ソウルクレイドル』は、中世のヨーロッパを彷彿とさせるファンタジー世界を舞台としたシミュレーションRPG。
主人公は、かつて世界を滅ぼしたという最強の男と融合し、その力を借りながら、“世界を喰らう者”と呼ばれる巨人に立ち向かう。
 本作では新たなシナリオライターを起用し、ストーリーは従来のギャグテイストではなく、シリアスな路線へと転向。キャラクターデザインは『ファントム・キングダム』や『魔界戦記ディスガイア2』のゲストイラストレーターのtoi8氏が担当している。

●物語

  幾度となく国家間の争いが絶えず続いていた大陸「プロデスト」。繰り返される戦争に疲弊しきっていた各国だが、灼連の術師“レナ”の出現により、大陸はようやく平和を手に入れる。
しかし、その50年後となるタマイト暦600年、突如大陸に1つの影と3体の巨人が現れ、人々を恐怖に陥れた。年老いた“レナ”は最後の同志とともに軍を揚げ、相打ちをもって“影”に打ち勝つ。残った3体の巨人は沈黙し、のちに“世界を喰らう者”として大陸で恐れられる存在となる。

 “レナ”が“影”を倒してから200年後のタマイト暦800年。3体の“世界を喰らう者”は、沈黙を保ったまま大陸の各地に存在している。年老いた“レナ”と主人公たちがひっそりと暮らす「荒野の隠れ里」の近郊となるレイド国領内にも、1体の巨人“フィーヌ”が立っており、住民は不安を抱えながら過ごしていた。

 ある日、“レナ”のもとに呼ばれた主人公とセプー族の“ダネット”は、里を守るための武器を彼女から受け取る。主人公が渡された漆黒の長剣には、200年前にレナが滅ぼした“影”の魂が寄生させられていた。その“影”の名前は“ギグ”。
“レナ”より“世界を喰らう者”の力が戻りつつあると聞かされた主人公は、“ギグ”とある取引を結ぶこととなる。その取引とは、“ギグ”と融合することで常人にはない力を得ることができる反面、力を使えば使うほど“ギグ”に肉体の支配権が移動していくというものだった。“ギグ”の力を最大限に引き出せば、勝利することも夢ではない。主人公は“ギグ”の力を借りて、“世界を喰らう者”の1体“フィーヌ”と対峙することとなる……。



●登場キャラクター
主人公 17歳
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“世界を喰らう者”を倒すために“ギグ”と半融合を果たす人間。本作では、主人公の名前を入力することができる他、性別を選択することが可能。男女どちらを選んでも基本的な設定は同じとなっている。


ギグ ?歳 灼連の術師“レナ” 265歳(?) ダネット 17歳
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200年前に“世界を喰らう者”と呼ばれる巨人たちを率い、世界を崩壊へと追いやった男。人間をはるかに越えた強大な力を持つが、大戦末期に灼連の術師“レナ”と相打ちになり、漆黒の剣に封印されたまま200年間を過ごした。 200年前までその名を世界中にとどろかせた最強の術師。“ギグ”と相打ちになり、死んだと思われていたが、ひそかに齢を重ねて生きてきた。人間の寿命を越えて生きる、謎の多い人物だ。 人間と同サイズのミノタウロス「セプー族」の少女。7歳の頃から主人公とともに“レナ”のもとで暮らしてきた。まっすぐな人を疑うことを知らない性格だが、人の名前が覚えられず、難しいことを考えるのが苦手。


世界を喰らう者“フィーヌ” ?歳
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200年前にどこからともなく現れた巨人の1体。“ギグ”の命令に従い、世界を破壊し、人々を恐怖に陥れた。“ギグ”が敗れてからは動きが鎮静化し、現在はレイド国近郊で静かにたたずんでいる。また、この世界には“フィーヌ”以外に2体の“世界を喰らう者”が存在する。


●ゲームシステム
 本作では、ストーリーが進行する「イベントデモパート」の他、「町パート」、「ワールドマップパート」、「編成パート」、「戦闘フィールドパート」、「戦闘演出パート」という5パートで構成。ゲーム中は、まず「町パート」で情報収集やアイテムを購入し、「ワールドマップパート」で町や戦闘イベントへと移動。戦闘イベントから戦闘に突入すると「編成パート」で戦闘に参加する部隊を作成した後に、「戦闘フィールドパート」へと進む。「戦闘フィールドパート」で敵部隊に攻撃を仕掛けると、「戦闘演出パート」へと移行。攻撃手段は「編成パート」で作成された部隊の持つ武器や魔法によって異なる。
 基本的なゲームの流れは、これらの戦略シミュレーション風のバトルを繰り返していくものとなっているが、戦闘前の準備、編成がバトルの勝敗を左右する他、「戦闘フィールドパート」ではさまざまな地形が用意されている。やり込み要素がじゅうぶんに搭載された、戦略シミュレーションの醍醐味が存分に味わえる内容となっている。
 また本作ではゲーム開始後、わずか10分でラスボス(?)である“フィーヌ”に戦いを挑むことが可能。プレイヤー次第では勝つこともできるとのことなので、シミュレーションRPGに自信がある人は、ゲーム開始そうそう挑んでみてはいかがだろうか。

・「イベントデモパート」
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・「町パート」
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・「ワールドマップパート」
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・「編成パート」
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・「戦闘フィールドパート」
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・「戦闘演出パート」
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データ

▼『SOUL CRADLE 世界を喰らう者』
■メーカー:日本一ソフトウェア
■対応機種:PS2
■ジャンル:S・RPG
■発売日:2007年
■価格:未定

(C)2007 NIPPON ICHI SOFTWARE INC.

■関連サイト
『SOUL CRADLE 世界を喰らう者』公式サイト
日本一ソフトウェア