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2006年6月5日(月)

経済産業省主催「オンラインゲームフォーラム」、オンラインゲームのガイドラインを制定

 オンラインゲームの運営会社を中心とした任意団体「オンラインゲームフォーラム」は、オンラインゲーム市場の健全な発展、および活性化を図るため、「オンラインゲームガイドライン」を公表した。

 「オンラインゲームフォーラム」は、経済産業省関東経済産業局が推進する、IT・コンテンツベンチャーの育成を目的とした「首都圏情報ベンチャーフォーラム」の1プロジェクトとして活動する組織。ネクソンジャパンやガンホー・オンライン・エンターテイメント、ジークレストなど、オンラインゲームを運営する各種企業が参加している。

 今回制定された「オンラインゲームガイドライン」は、ユーザーがより安全にオンラインゲームを楽しめるよう、各参加企業によって作成されたもの。
 「オンラインゲームフォーラム」によると、近年利用者の増加にともない、市場規模の拡大が進んでいるオンラインゲーム市場だが、そのゲーム性により現実社会と同様にルールとマナーを守ることが近年重要視されているとのこと。また、オンラインゲームは従来のパッケージ販売型のゲームコンテンツとは、販売方法やサービス内容が大きく異なるため、ユーザーにも正しい知識が必要となる。
 この「オンラインゲームガイドライン」では、さまざまな問題点の見直し、解消を目的に、「オンラインゲームの定義」、「ID・パスワード」、「ゲームをプレイするときのマナー」、「料金の支払い」、「RMT(リアル・マネー・トレード)」、「不正ツールの使用やチート行為」、「健康上の注意」の計7点について、ユーザーと運営会社の双方におけるガイドラインが明記されている。詳細はこちらの資料データ(pdf)を参照のこと。

 なお、現在「オンラインゲームフォーラム」に参加するオンラインゲーム運営会社では、「オンラインゲームガイドライン」に則り、プライバシーマークの取得認定をはじめとした環境整備を進めていくとしている。


■関連サイト
「オンラインゲームガイドライン」リリース(pdf)
「オンラインゲームフォーラム」