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2006年4月14日(金)

懐かしい?新しい!横スクロールタイプのオンラインアクションRPG『アラド戦記』

 NHN Japanは本日4月14日、新作PC用オンラインゲーム『アラド戦記』の発表会を都内で行った。

 『アラド戦記』は、韓国のゲーム開発会社・ネオプルが制作した横スクロールタイプの2DグラフィックアクションRPG。韓国ではサムスン電子が運営を担当し、『Dungeon & Fighter(ダンジョン アンド ファイター)』の名で2005年10月に正式サービスが開始されている。2006年2月末時点で会員登録数は250万人、最大同時接続者数は5万人を記録し、オンラインゲームの過渡期にある韓国において大きな注目を集めているヒットタイトルだ。

 発表会には、NHN Japan代表取締役社長の千良鉉(Chun Yang Hyun)氏、サムスン電子代表取締役副会長の尹鍾龍(Jong Young Yun)氏、ネオプルCEOの許民(Hur Min)氏らが出席。千氏と尹氏は挨拶で「『アラド戦記』は、独自のアクション性などアーケードゲーム感覚で気軽に遊べるゲームとして韓国で注目を集めた人気タイトル。日本での展開では、『Dungeon & Fighter』の単なるローカライズ版にとどまらず、ユーザーの声に耳を傾けながら日本独自のサービスを展開していきたいと考えています(千氏)」、「本作は、従来のオンラインゲームとは違う絶妙なゲームシステム、痛快で高いアクション性などを持ち、オンラインゲームの楽しさをさらに広げたタイトルだと思います。10代だけでなく、20~30代のユーザーからも高く支持されており、日本でも好感を持って受け入れられると思います(尹氏)」と、日本でのサービス展開の意気込みを語った。

 続いて登壇した許氏は、幼少時代にファミコンの名作ゲームをプレイして育ったと前置きし、『アラド戦記』について「昔のタイトル『ダブルドラゴン』や『ファイナルファイト』のような攻撃を受けながら相手を倒すというアクション性を重視し、オンラインゲームならではのシステムを導入したタイトル」と紹介。さらに、本作ではゲーム内に登場するクラスのひとつ“鬼剣士”は日本の侍をイメージしていたり、ダンジョンの名称に日本語を表記するなど、開発当初から日本の市場に多大な関心を寄せていたという。自身も日本のゲームのファンであるがゆえに、日本のユーザーにも受け入れやすい要素を持っているタイトルであると、本作の魅力をアピールした。

 『アラド戦記』は、異常現象が起き、凶暴なモンスターたちが現れるなど、崩壊の危機に瀕した「アラド大陸」が舞台。プレイヤーは冒険者となり、さまざまな謎を解き明かし、大陸を救うために立ち上がることとなる。

 プレイヤーキャラクターのクラスはプレイ開始当初、独自の体術と銃で戦う「Gunner」、剣を操る近距離型キャラクター「鬼剣士」、超近接型の武道家「格闘家」の3種類を用意。各クラスには上級クラスが複数用意されており、プレイヤーの選択によって個性的なキャラクターに育てあげることが可能とのことだ。

 ゲームはクエストやミッションをこなすだけでなく、さまざまなダンジョンを攻略することで進行。大陸には、多数のダンジョンが用意されており、キャラクターのレベルに応じてさまざまなダンジョンがアンロックされ、挑戦できる種類が増加していく。ダンジョン内は、横スクロールタイプのダンジョンで敵と戦う内容となっており、ダンジョンをクリアすると、リサルト画面が表示され、スタイリッシュ度やテクニックといった評価に応じて、経験値やアイテムが入手できる。高ランクを目指して、同じダンジョンに何度でも挑戦することも可能だ。
 また、ダンジョン攻略では、他のプレイヤーと最大4人までのパーティを編成することができる。

 ゲーム内容を説明したNHN Japanパブリッシング事業部事業部長の瓜生貴士氏は、本作をカジュアルゲームのユーザーとコアゲーマーの両方に訴求していく「ミドルタイプのタイトル」と位置づけ、大きな期待を寄せているという。横スクロールの格闘アクションゲーム『ダブルドラゴン』や『ファイナルファイト』などを彷彿とさせるゲーム画面は、日本のユーザーにとっても慣れ親しんだ雰囲気で、違和感なく入り込めるだろうと話していた。

 日本での運営スケジュールは、4月26日よりオンラインゲームポータルサイト「ハンゲーム」でクローズドテスト、その後オープンベータテストを経て、2006年夏頃に正式サービスの開始を予定。正式サービス時の料金形態は、基本プレイ料金が無料のアイテム課金制が導入される。
 『アラド戦記』公式サイトでは、4月26日のクローズドテスト開始に先立ち、本日~4月20日15:00の期間にクローズドテストの参加者10,000名を募集中。そのうち、電撃オンラインの読者枠として300名を用意してもらったので、本作をいち早く体験してみたいという人はぜひこちらの『アラド戦記』クローズドテスト登録専用ページで申し込んでほしい。



『アラド戦記』の発表会には、日本での運営元であるNHN Japan、韓国の運営元であるサムスン電子、本作の開発メーカーネオプルからそれぞれ代表者が出席。(左から許民氏、千良鉉氏、尹鍾龍氏、瓜生氏)

ネオプルCEOの許氏は、ファミコン本体を手に取り「20年前に父からこのゲーム機をプレゼントされ、私の人生が変わりました。世界のゲーム業界の真髄とも言える東京で、自分が作ったゲームの発表会を行えることはとても光栄で感動しています」と挨拶。

爽快感あふれるアクション、ダイナミックな演出により、さまざまなダンジョンでの冒険が楽しめる『アラド戦記』。NHN Japanではカジュアルゲームを好むライトユーザー、コアなオンラインゲームユーザーの両方が楽しめる「ミドルクラス」のタイトルとして展開。







ダンジョンをクリアするごとにプレイが完了する手軽さも大きな魅力。韓国では10代のみならず、20~30代といった年齢層からも支持されているという。

(C)2006. NHN Japan Corporation. All rights reserved.
Published by NHN Japan Corporation
(C)2005. Neople, Inc. All rights reserved.

データ

■『アラド戦記』電撃オンラインクローズドテスター募集枠 概要
【募集期間】2006年4月14日~4月20日
【応募専用ページ】『アラド戦記』クローズドテスト登録専用ページ
【応募条件】
・『アラド戦記』のプレイ環境が整っている人。
・テスト期間中にゲーム中の不具合の報告や、ゲームに関する意見・要望を提出してもらえる人。
※応募には「ハンゲーム」へのユーザー登録が必要となる。
【当選発表】NHN Japanより当選者にハンゲーム内ミニメールにて通知される。
【募集枠】300名

■『アラド戦記』クローズドテスト実施概要
【実施期間】2006年4月26日~5月8日

▼『アラド戦記』
■メーカー:NHN Japan
■対応機種:PC(対応OS:Windows98SE/2000/Me/XP)
■ジャンル:アクションRPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:2006年夏
■プレイ料金:無料
※アイテム課金制を採用

■関連サイト
『アラド戦記』公式サイト
ハンゲーム
NHN Japan