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2006年1月5日(木)

お芝居や「大喜利」など盛りだくさんの舞台! 新春公演「跳んでる花組♪」スタート

 1月4日より青山劇場(東京・渋谷)で公演がスタートした「サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 2006年新春歌謡ショウ 跳んでる花組♪」。『サクラ大戦』声優陣による舞台劇としてお正月、夏と定着した「歌謡ショウ」だが、10周年を迎えた今年の夏でいよいよ一区切り。そのファイナル公演前の前夜祭的な位置づけとなった新春歌謡ショウ「跳んでる花組♪」の内容を以下でお伝えしていく。

 「跳んでる花組♪」では、まず花組ら10人の叩き手による息ぴったりの太鼓の音が景気よく鳴り響く。聴かせる、魅せる祝い太鼓で新春公演の幕が開けた。その熱気あふれる祝い太鼓に続き、、第1幕の舞台劇が静かにスタート。昨年夏の「スーパー歌謡ショウ 新・青い鳥」の続編物語ということで、これまでとは違って物語は少しシリアス。復活した悪霊“根来幻夜斎”が、ダンディ団、親方、川岡刑事へと次々に乗り移り、花組へと襲いかかる。今度は誰に乗り移ったのか、誰が“幻夜斎”なのかと、疑心暗鬼に陥る花組メンバー。実態を持たないという悪霊“幻夜斎”に、花組はどう立ち向かうのか……!?
 今回の舞台劇も、殺陣アクションに多さに加え、ゲームでおなじみのシーンを随所で再現している点が見どころ。ジャンポールが登場する“アイリス”の治癒、霊剣荒鷹を駆使した“真宮寺さくら”の破邪剣征の奥義、“大神一郎”と“さくら”による協力攻撃なども飛び出す『サクラ』ファン必見の内容だ。

 そして第2幕は、ダンディ団の“西村ヤン太郎”と“優作”によるハードボイルド漫才にはじまり、「大喜利」、「妄想3分間ショッピング」、「花組ヒットパレード」と第1幕とは打って変わり、笑いあり、踊りあり、歌ありの正月らしい愉快な舞台に。「大喜利」では“すみれ”と“カンナ”の対決を楽しみ、「妄想3分間ショッピング」では怪人デベソ、紅トカゲの歌などを懐かしんだ後は、花組メンバーが順番に歌を披露する「花組ヒットパレード」で歌を堪能。そして、新春公演の最後は、おなじみの「ゲキテイ」と敬礼で閉を閉じた。

 今回も見どころ満載の新春公演だが、最終通し稽古ではお掃除お兄さんに扮する広井氏と親方による前説で「歌謡ショウ」の今後の展望に触れた掛け合いも見られた。『サクラ』ファンは今回の新春公演を楽しみつつ、夏の「スーパー歌謡ショウ」公演、そして今後の展開に期待していたいところだ。

花組メンバーによる新春祝い太鼓で幕開けとなった「跳んでる花組♪」。息ぴったりの太鼓の音が舞台を熱気に包む。





第1幕は、復活した悪霊“根来幻夜斎”と花組メンバーが対峙。次々と身近な人間に乗り移る“幻夜斎”に、花組はどう立ち向かうのか!?

第2幕の見どころのひとつ「大喜利」。“すみれ”の高笑いが会場にこだまする愉快なステージに。



“カンナ”の「妄想3分間ショッピング」では、“マリア”の「怪人デベソ」や、“アイリス”の「ラジオでもやらない体操なこと」などがが矢継ぎ早に披露された。



「すみれチャチャチャ」、「チチンのプイ」など多彩な曲が披露された「花組ヒットパレード」。最後は花組そろってアカペラ曲「私の青空」、「この世は楽し」をしっとりと歌いあげた。

新春公演は「ゲキテイ」&敬礼で締めくくり。『サクラ』ファンは、最後の新春公演をぜひ楽しみたいところだ。


データ

■「サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 2006年新春歌謡ショウ 跳んでる花組♪」
【公演日程】2006年1月4日~1月8日
【公演場所】青山劇場(東京都渋谷区神宮前5-53-1)

■関連サイト
「サクラ大戦新春歌謡ショウ 跳んでる花組♪」詳細ページ
サクラ大戦ドットコム