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2005年12月5日(月)

「FFVIIAC」が仏・パリのアートイベント「Zone05」に出展、「PrixZone05」を受賞

 スクウェア・エニックスは、フランス・パリで行われたアートイベント「Zone05」に映像作品「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン(以下、FFVII AC)」を出品し、これからの芸術革命に寄与する作品として「Prix Zone05」を受賞したことを明らかにした。

 「Zone05」は、アートをより広く一般に理解してもらうことをコンセプトに、日本の文化を紹介するイベントとしてフランスで毎年開催。6回目の開催となる今回は、日本のみならず世界中から映像作品を集め、映像コンテンツの発展性を紹介することを主眼として行われた。

 「Zone05」の主催者であるエリック・プレジスワ(Eric Przyswa)氏は、「「FFVII AC」は、アートとして非常に高いクオリティレベルを擁しつつ、さらに人々に非常に受け入れやすい作品でもあるという点で、アートをいろいろな人々に理解してもらいたいという「Zone05」のコンセプトと合致。今後の新しい芸術分野を切り開く芸術革命のひとつであると認識しています。今回の賞の授与は、これまでに想像しえなかった新しい映像世界を切り開いてくれたこの作品に対する敬意の意味で贈らせてもらいました」とコメントしている。

 また、「Zone05」にあわせて行われた討論会には、「FFVII AC」のシナリオライターである野島一成氏が出演。登壇した野島氏は、今回の受賞について「賞をもらえるとは全然聞いていなかったので本当にうれしい。日本だけでなく、ヨーロッパにおいても本作品に対する注目度が非常に高まっていることを実感しました。今後も皆さんの要望に応えて、さらに進化した作品を世界に向けて送り出し、コンテンツ世界の可能性を広げていきたいと考えています」と挨拶し、映像作品やビデオゲームにおけるシナリオコンセプトを語るとともに、ファンからの質問に答えたという。

ゲーム関連のコンテンツが「Zone05」の会場であるポンピドゥー芸術文化センターで上映されたのは今回が初めて。「FFVII AC」がアートとして高いクオリティを持つという主催者側の主張により、上映が実現したとのこと。

(C)2005 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA

データ

▼「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」
■メーカー:スクウェア・エニックス
■発売日:発売中(2005年9月14日)
■価格:4,800円(税込)
※映像作品。

▼「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン(UMD VIDEO for PSP)」
■メーカー:スクウェア・エニックス
■発売日:発売中(2005年9月14日)
■価格:4,800円(税込)
※映像作品。特典としてミュージックデータ集「ハイスピード バトル ミュージック セレクション」を収録。

■関連サイト
「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」公式サイト
スクウェア・エニックス