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2005年10月6日(木)

エステルに神田朱未、ヨシュアに斎賀みつき!『英雄伝説VI空の軌跡』ドラマCD化

 日本ファルコムは、『英雄伝説 VI 空の軌跡』(2004年6月24日発売)をモチーフとするドラマCD「英雄伝説 空の軌跡」の制作を発表した。
 原作となる『英雄伝説 VI 空の軌跡』は、「ガガーブトリロジー3部作」(『英雄伝説III』~『V』)から世界観を一新した全く新しいタイトル。神秘の力“導力”によるエネルギー革命が起こり、人々の暮らしが豊かになった時代を舞台として物語が展開してゆく。

 今回のドラマCD化にあたり、主人公“エステル”役には神田朱未さんが起用された。有名声優がズラリと並んだ声優陣の詳細は、以下の通りだ。

■ドラマCD「英雄伝説 空の軌跡」キャスティング(敬称略)
エステル:神田朱未
ヨシュア:斎賀みつき
カシウス:岸野幸正
シェラザード:塩山由佳
オリビエ:子安武人 
クローゼ:皆口裕子
アガット:近藤孝行
ティータ:今野宏美
ジン:稲田徹
ナイアル:藤原啓治
ドロシー:新井里美
アネラス:大河内雅子
リシャール大佐:三浦祥朗
アルバ教授:田中秀幸
ロランス少尉:緑川光

 「英雄伝説 空の軌跡」では、ゲーム版『英雄伝説 VI 空の軌跡』のエンディング前後にナイアルとドロシーが関係者を取材していく……というスタイルでストーリーが展開。各キャラクターの回想として、ゲーム中の名場面や名セリフなどが登場するという。
 ドラマCDの収録現場にお邪魔して、“エステル”役の神田朱未さんと、“ヨシュア”役の斎賀みつきさん、そして今回の「英雄伝説 空の軌跡」でシナリオを手がける「シナリオ工房 月光」の田沢大典氏にコメントをうかがった。以下で紹介しよう。

■演じたキャラクターの印象
神田朱未さん(以下、神田さん)「エステルは、私自身の予想やセリフよりも、キャラクターの方がちょっと大人っぽいなと思っていたんです。でもラストの方のシーンで、“笑顔でヨシュアを諭す”という場面がありまして。その時に、見た目とセリフが一致したなと感じましたね。とにかくストレートでハッキリと物を言うんだけど、芯の強さや優しさも兼ね備えていて。素敵な娘だなって思います」

斎賀みつきさん(以下、斎賀さん)「(目の前にズラリ並んだボイスレコーダーを見ながら)よもや……こんなオオゴトになっているとは……。今、この事態にとてもビックリしています」

神田さん「いち、にい、さん、し……」

斎賀さん「数えるな!(笑)」

神田さん「(宝物を見つけたかのような笑顔で)9個ありますね、ボイスレコーダー!」

斎賀さん「えーと、ヨシュアはですね。冷静沈着で、感情をあまり表に出さないタイプの男の子なんですが。いろんなことを考えているんだろうけど、さまざまな事情があって表に出せないんだろうな……と、演じていてジレンマを感じました。でも不思議な雰囲気を持っていて、楽しく収録できました。ありがとうございます」

■印象に残ったシーンや、聴きどころ
斎賀さん「ナイアルさんですね。飄々としたキャラクターを藤原啓治さんが演じてらっしゃって、それがまたいい味を出してるんですよ」

神田さん「ドロシーとナイアルさんの、会話のテンポにおける緩急が面白いですよ」

斎賀さん「テンポを出そうとしているナイアルに対して、崩すドロシー。この掛け合いがちょっと面白かったですね」

神田さん「あとはヨシュアとエステルの、キャラクターとしての温度差が激しくて(笑)。それをもっともっと演じたいなと思いました」

斎賀さん「でも2人とも、心の中ではどこか信頼し合っているという。このいい関係を、もっと演じられたら幸せかなって感じています。ドラマCDの物語は、まだまだ序章という雰囲気。ここから、どう物語を構築していくかが見える作品になっています」

神田さん「……ナイアルさんイチオシになっちゃいましたね」

斎賀さん「なっちゃいましたね。あれー? 主役2人もがんばってます」

神田さん「愛を告白するシーンは……恥ずかしいですね」

斎賀さん「恥ずかしいですね……(2人、同時に照れる)。頑張りましたので、お楽しみに」

■読者に向けて、メッセージを!
斎賀さん「本当に、まだまだこれから! という感じで終わっているので、演じる側としてもまだまだ消化不良な気分です。これを全部スッキリ消化したいと思うので……読者の皆さんにも聴いていただいて、たくさん感想をいただいてですね、作り手さんが「よーし続編作っちゃうぞ!」と思うくらい盛り上げてください! よろしくお願いします」

神田さん「『英雄伝説』シリーズに声がついたのは初めてということで、世界観がまた大きく膨らんだのではないでしょうか。今後、ゲーム全編に入るような展開になれば、より楽しく『英雄伝説』の世界が広がって行いくんじゃないかと思っています。まずは、今回のドラマCDを楽しんでいただけたら幸いです」

田沢大典氏「今回はドラマCDということで、60分の枠の中で物語をまとめるのに苦労しました。各キャラのいいシーンを厳選して、それでもまだまだ60分をオーバーしてしまう。胃を痛める思いでまとめましたが、尺が短くなったからといって魅力がそがれるわけでもなく、ナイアルとドロシーの掛け合いによってテンポよく仕上がった感じですね。また、登場するキャラクター全員に、最低1つは見せ場が用意されています。どうぞご安心ください。その中でも、エステルとヨシュアの……皆さんが多分期待しているであろう“あのシーン”は非常に出来がいいです! ご期待ください」


 ドラマCD「英雄伝説 空の軌跡」の発売日や価格など、詳細はまだ未定。新しい情報が入り次第お伝えしていくので、今後の展開を楽しみにしてほしい!

『英雄伝説 VI 空の軌跡』の世界とキャラクターをもとに、エンディング前後を描くドラマCD「英雄伝説 空の軌跡」。各キャラの回想を、記者コンビ・ナイアル&ドロシーが取材していくというスタイルだ。

収録に集まった、声優陣のみなさん。そうそうたるメンバーは、記事本文で確認してほしい!

収録ブースにて、神田朱未さん(右、エステル役)と斎賀みつきさん(左、ヨシュア役)。非常に和気あいあいとした現場で、出番を待つ声優さんたちも楽しげに談笑していた。

そんな収録の様子を見守る、ファルコムスタッフと田沢大典氏(一番左)。ドラマCD「英雄伝説 空の軌跡」の発売日など、気になる情報は追ってお知らせしよう!

(C)2005 Nihon Falcom Corporation

データ

▼ドラマCD「英雄伝説 空の軌跡」
■メーカー:日本ファルコム
■発売日:未定
■価格:未定

■関連サイト
ファルコム
『英雄伝説 VI 空の軌跡』公式サイト
シナリオ工房 月光