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2005年9月18日(日)

“アムロ”vs“カガリ”、夢の対決が実現!“ガンダム”タイトルのステージイベント

 バンダイとナムコの共同出展ブースにて、「機動戦士ガンダム バトルステージ in TGS2005」が実施された。

 このイベントは、GC用ソフト『SDガンダム ガシャポンウォーズ』とPS2用ソフト『機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.』を紹介する2部構成のステージ。各タイトルのプロデューサーが魅力を解説した他、豪華声優陣をゲストに迎えてのゲーム大会などが行われた。

■『SDガンダム ガシャポンウォーズ』ステージ

 『SDガンダム ガシャポンウォーズ』は、かわいいデザインに変身したモビルスーツが対戦を繰り広げるシミュレーションゲームの最新作。最近では、ガンダムのSLG作品と言えば『Gジェネレーション』シリーズが主流となっているが、アクションとシミュレーションの魅力を融合した『SDガンダム』シリーズの歴史は古い。1987年に第1作目としてディスクシステムで『SDガンダム ガチャポン戦士 スクランブルウォーズ』がリリースされた。

 1999年以来、久々のシリーズ最新作となる『ガシャポンウォーズ』には、初代「ガンダム」から「SEED DESTINY」まで、あらゆる作品から150種類近くのユニットが参戦。バンダイと任天堂の強力タッグによって開発が進められており、プロデューサーの堀内美康氏によると「自分の腕次第で、弱いユニットが強いユニットに勝てることが『SDガンダム』シリーズの魅力。今のハード、今の遊び方で、全年齢に向けてこのタイトルを発売したい」とのことだ。

 ステージ上には、特別ゲストとして“アムロ・レイ”役の声優としておなじみの古谷徹氏が登場した。古谷氏は、「ステージが立体的で、絵もキレイ。何よりモビルスーツがカワイイですよね」と、『ガシャポンウォーズ』の魅力をアピール。3人の参加者を観客からステージに呼び込み、バトルロイヤル形式の4人対戦に挑んだ。
 古谷氏が選択したモビルスーツは、「逆襲のシャア」に登場した“νガンダム”。他の参加者は、“アッシマー”、“ガンダム”、“アーク・エンジェル”をそれぞれ選択した。注目の試合内容は、古谷氏の“νガンダム”がファンたちに囲まれ、一番最初に撃墜されてしまう。一方で古谷氏は、「ちぃっ!! させるか!」や「僕が一番“ガンダム”をうまく使えるんだ!!」などの名ゼリフを披露し、会場から大きな歓声を集めた。

 勝利したプレイヤーには、古谷氏が自らサイン入りプラモデルをプレゼント。「キミたち……ニュータイプじゃないのか!?」という賛辞を送っていた。

■『機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.』ステージ

 続いて行われた『連合vs.Z.A.F.T.』のステージでは、本作のプロデューサー・後藤能孝氏、アニメの人気キャラ“カガリ・ユラ・アスハ”の声優・進藤尚美さんが出演。前のステージから堀内氏も引き続き登場し、『連合vs.Z.A.F.T.』の内容を紹介した。

 進藤さんは、『連合vs. Z.A.F.T.』をプレイした感想について「アクションゲームが苦手な私にとっては、難しいんですよ、とにかく(苦笑)。すぐに指にタコができちゃいました」とコメント。また、新藤さんが“カガリ”の愛機である“アカツキ”がゲームが出ていないことを残念がると、すかさず後藤氏が「これがバッチリ売れれば、“アカツキ”が入った続編がでますよ。みなさんの応援次第ですね」と、しっかりアピールしていた。

 そして、こちらのステージでも対戦会が実施されたのだが、進藤さんの対戦相手は客席からではなく、「“フリーダム”出る!」の掛け声とともにステージ奥から登場。掛け声の主は、先のステージで集中攻撃を浴び、早々に敗退してしまった古谷氏。昨日の同イベントで進藤さんに負けてしまったという古谷氏は、リベンジを果たすために“フリーダムガンダム”に搭乗して戦いに挑んだ。
 古谷氏は嵐のような射撃で、進藤さんを追いつめて見事に勝利。「俺は今、猛烈に感動している!」と、本当にうれしそうに叫んでいた。

 古谷氏の冴え渡るトークで、終始盛り上がりを見せた「機動戦士ガンダム バトルステージ in TGS2005」。今後の“ガンダム”タイトルからも目が離せない。



それぞれに異なる魅力を持った『SDガンダム』シリーズと『vs.』シリーズ。特に『SDガンダム ガシャポンウォーズ』は、久々のリリースということで注目を集めた。

おなじみの名ゼリフで会場を沸かせた古谷氏。ユーザーにも負けてしまい、あとがなくなった古谷氏は、進藤さんへのリベンジに燃えていた。

堀内プロデューサーが、“シャア”専用コントローラーで『ガシャポンウォーズ』の操作方法を解説。攻撃とジャンプさえ覚えれば戦えるという、シンプルな操作性は前作までと変わらない。

進藤さんは、最終回が迫ってきたアニメ版「SEED DESTINY」について、「最後にどういう終わり方をするのか、楽しみにしていてください」とコメント。

イベントの最後には、8月20日の「キャラホビ2005」会場での大会に優勝した「ゴレンジャイ」の2人がデモプレイを披露。無駄の少ない動きに、古谷氏と進藤さんも感心していた。


■関連サイト
バンダイ ビデオゲームホームページ
ナムコ