2005年5月18日（水）
「Revolution」、「Wi-Fi」から始まる挑戦！任天堂メディアブリーフィング詳細レポ
新型ハード「Revolution」が発表された、現地時間5月17日の任天堂メディアブリーフィング。速報版に続き、こちらでは発表会の流れを振り返りながら、次世代機の詳細および今後の市場展開について紹介していく。
イベントの始めに紹介されたのは、すでに日本で発売され、好評を得ているDS用ソフト『エレクトロプランクトン』と『nintendogs』。北米で発売前のソフトの中から、この2タイトルが選ばれた理由は、任天堂が常に取り組んでいる“ゲームを変えること”というテーマをわかりやすく伝えるためだと考えられる。
さまざまな新機能で携帯ゲーム機に新たな歴史を切り開いた「ニンテンドー DS」に続き、任天堂が提供する新たな変化は、世界中のユーザーを巻き込んでの「オンラインゲームの概念の再発明」というもの。任天堂はこの変革を起こすため、「Nintendo Wi-Fi Connection」という無料の通信ネットワークの提供を開始する。
「Nintendo Wi-Fi Connection」は、無線のWi-Fi接続が可能なホットスポットや家庭内の無線LAN接続機器などにアクセスすることで、全世界のDSユーザーと対戦・協力プレイを楽しめるようにするという画期的な通信方法。会場では、今年末までに『マリオカートDS』と『どうぶつの森DS』がWi-Fi対応ソフトとして発売されることもアナウンスされた。
また、携帯ゲームユーザー層をさらに広げるための具体策として「Game Boy Micro」が発表された。大きさは約10センチ×5センチと、これまでの携帯ゲーム機の中でもかなりの小型化が実現されており、重さは約80グラム。カラーはシルバー1色のみしか確認できなかったが、前面のプレートを自由に付け替えすることができるという。今秋に発売が予定されており、価格は現在のところ未定だ。
続いて任天堂代表取締役社長の岩田聡氏が登場し、次世代機「Revolution」が世界中のメディアにお披露目された。今回出展されているものはプロトタイプだが、事前の情報通りスマートな形状となっており、縦置き・横置きのどちらにも対応。カラーバリエーションも複数の中から選んでいる段階とのことだ。
対応ソフトのメディアには、12センチの光ディスクが採用されており、GC用ソフトをプレイすることも可能。専用アタッチメントを装着することで、映画をはじめとしたDVDソフトも楽しめる。さらには、自社タイトルとして『メトロイド』シリーズ最新作の開発を進めている他、スクウェア・エニックスからWi-Fi対応の『FINAL FANTASY クリスタルクロニクル』シリーズが発売されることが明らかにされた。
加えて、20年間にわたる任天堂のゲームハード向けソフトをダウンロードしてプレイできるようにすると発表。ファミコン、スーパーファミコン、ニンテンドー64のソフトを楽しめるようになれば、レトロゲームファンからの支持も集まりそうだ。
岩田氏は発表会の最後に、「この「Revolution」が来年発売される時には、みなさんからの要求に完全に答えられる新作を用意します。」とコメント。多彩なゲームを楽しめる上位互換、プレイヤー同士をつなぐWi-Fi対応ソフトなど、任天堂が提言するコンセプトが垣間見られた充実のイベントとなった。
なお、発表会では今後発売されるGC、GBA、DS用タイトルラインナップの最新プロモーション映像も上映された。中でも一際大きな歓声を集めた『The Legend of Zelda: Twilight Princess （仮）』については、開発陣へのQ＆A形式で進められたイベントの模様とともに追ってお伝えしていく。
「Revolution」について語る任天堂代表取締役社長の岩田聡氏。新ハードやネットワーク技術を通じて「人とつながることの楽しさ」を提供していく。
「Revolution」は片手で持てるほどコンパクトなサイズ。「E3 2005」の期間中はさまざまなカラーバリエーションの試作品が展示される。
GBAシリーズの新モデルとして、衝撃的に発表された「Game Boy Micro」。手のひらにすっぽりと収まるミニサイズがかわいらしい印象。
Wi-Fi対応ソフトとしてリリースされる『マリオカートDS』（上）と『どうぶつの森DS』（下）。全世界のDSユーザーと通信できる日が待ち遠しい限りだ。
(C)Nintendo
イベントの始めに紹介されたのは、すでに日本で発売され、好評を得ているDS用ソフト『エレクトロプランクトン』と『nintendogs』。北米で発売前のソフトの中から、この2タイトルが選ばれた理由は、任天堂が常に取り組んでいる“ゲームを変えること”というテーマをわかりやすく伝えるためだと考えられる。
さまざまな新機能で携帯ゲーム機に新たな歴史を切り開いた「ニンテンドー DS」に続き、任天堂が提供する新たな変化は、世界中のユーザーを巻き込んでの「オンラインゲームの概念の再発明」というもの。任天堂はこの変革を起こすため、「Nintendo Wi-Fi Connection」という無料の通信ネットワークの提供を開始する。
「Nintendo Wi-Fi Connection」は、無線のWi-Fi接続が可能なホットスポットや家庭内の無線LAN接続機器などにアクセスすることで、全世界のDSユーザーと対戦・協力プレイを楽しめるようにするという画期的な通信方法。会場では、今年末までに『マリオカートDS』と『どうぶつの森DS』がWi-Fi対応ソフトとして発売されることもアナウンスされた。
また、携帯ゲームユーザー層をさらに広げるための具体策として「Game Boy Micro」が発表された。大きさは約10センチ×5センチと、これまでの携帯ゲーム機の中でもかなりの小型化が実現されており、重さは約80グラム。カラーはシルバー1色のみしか確認できなかったが、前面のプレートを自由に付け替えすることができるという。今秋に発売が予定されており、価格は現在のところ未定だ。
続いて任天堂代表取締役社長の岩田聡氏が登場し、次世代機「Revolution」が世界中のメディアにお披露目された。今回出展されているものはプロトタイプだが、事前の情報通りスマートな形状となっており、縦置き・横置きのどちらにも対応。カラーバリエーションも複数の中から選んでいる段階とのことだ。
対応ソフトのメディアには、12センチの光ディスクが採用されており、GC用ソフトをプレイすることも可能。専用アタッチメントを装着することで、映画をはじめとしたDVDソフトも楽しめる。さらには、自社タイトルとして『メトロイド』シリーズ最新作の開発を進めている他、スクウェア・エニックスからWi-Fi対応の『FINAL FANTASY クリスタルクロニクル』シリーズが発売されることが明らかにされた。
加えて、20年間にわたる任天堂のゲームハード向けソフトをダウンロードしてプレイできるようにすると発表。ファミコン、スーパーファミコン、ニンテンドー64のソフトを楽しめるようになれば、レトロゲームファンからの支持も集まりそうだ。
岩田氏は発表会の最後に、「この「Revolution」が来年発売される時には、みなさんからの要求に完全に答えられる新作を用意します。」とコメント。多彩なゲームを楽しめる上位互換、プレイヤー同士をつなぐWi-Fi対応ソフトなど、任天堂が提言するコンセプトが垣間見られた充実のイベントとなった。
なお、発表会では今後発売されるGC、GBA、DS用タイトルラインナップの最新プロモーション映像も上映された。中でも一際大きな歓声を集めた『The Legend of Zelda: Twilight Princess （仮）』については、開発陣へのQ＆A形式で進められたイベントの模様とともに追ってお伝えしていく。
「Revolution」について語る任天堂代表取締役社長の岩田聡氏。新ハードやネットワーク技術を通じて「人とつながることの楽しさ」を提供していく。
「Revolution」は片手で持てるほどコンパクトなサイズ。「E3 2005」の期間中はさまざまなカラーバリエーションの試作品が展示される。
GBAシリーズの新モデルとして、衝撃的に発表された「Game Boy Micro」。手のひらにすっぽりと収まるミニサイズがかわいらしい印象。
Wi-Fi対応ソフトとしてリリースされる『マリオカートDS』（上）と『どうぶつの森DS』（下）。全世界のDSユーザーと通信できる日が待ち遠しい限りだ。
(C)Nintendo
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■関連サイト
・Nintendo of America(英文)
・任天堂