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2005年5月17日(火)

下位互換、Xbox360へのXboxLive移行などなど、Xbox360の詳細が明らかに!

 米・ロサンゼルスにて現地時間5月16日、マイクロソフトは「Xbox メディアブリーフィング」を開催。同社コーポレート バイスプレジデントのピーター・ムーア氏、J・アラード氏らがステージに登場し、Xbox 360の詳細を明らかにした。

 まず会場では、Xbox 360にスクウェア・エニックスおよびエレクトロニック・アーツが同次世代ハードへの参入を正式に表明。この他のメーカーもあわせ、現在Xbox 360用ソフトとして160タイトルが開発中となっており、そのうち25~40タイトルが年度末に発売される予定だ(Xbox 360本体の発売日は、北米、日本、欧州で年度末に予定されている)。
 また、Xbox 360はXbox用タイトルと下位互換することも発表。Xboxでは2005年に200タイトル以上のソフトが発売され、2006年以降も100タイトル以上の発売が予定されているが、これらはすべてXbox 360でのプレイが可能となる。

 そして、Xbox 360の詳細だが、Xbox 360にはIBMのPower PCをベースとするCPUを採用し、最先端の人工知能、フィジックス・プロセシングを取り入れている。20GBのハードディスクは取り外し可能。ビデオ、音楽、写真の再生については、DVD-Video、DVD-ROM、DVD-R/RW、CD-DA、CD-ROM、CD-R、CD-RW、WMA CD、MP3 CD、JPEG、フォトCDをサポートしている。
 その他、Xbox Live用のUSB2.0ポートが3カ所、携帯メモリ機器のデータを保存するメモリユニットが2カ所用意されており、Windows XP Media Centar Edition ButtonがついたUniversal Media Remoteがオプションになっており、最高4個までのワイヤレス コントローラを利用できるようになっている。

 続いてXbox Liveに関してだが、こちらの会員は今年6月までに全世界で200万人を突破する見通しだという。年末に発売されるXbox 360向け新タイトルが加わることで、Xbox Liveを利用したマルチプレイヤーゲームは300タイトル以上になるとのことだ。
 Xbox 360発売後は、Xbox Liveの会員すべてがXboxからXbox 360に自動的に移行するという。Xbox 360のXbox Live機能については、サービスレベル、ゲーマー、プロファイル、Xbox Liveマーケットプレース、観戦モード、ビデオチャットといった新機能を追加。さらに、無料のシルバーサービスと有料のゴールドサービスが用意されており、シルバーサービスはXbox 360の本体をブロードバンドに接続するだけで利用可能。ゴールドサービスでは従来のサービスに加え、オンラインでの多人数プレイやビデオチャット、各種イベントへの参加などができるようになっている。

<Xbox 360用Xbox Live シルバーサービスの代表的な機能>
■Xbox Liveマーケットプレース
 新たなゲームの予告編、デモ版や、新シナリオやレベル、マップや武器といった追加コンテンツをダウンロード購入できる。Xbox 360本体をブロードバンド接続すれば、誰でも利用することができる。

■ボイスチャット
 サービスレベルに関わらず、ボイスチャットが楽しめる。ゲームをプレイしている人とDVDを見ている人でも、Xbox 360同士でいつでもボイスチャットが可能だ。

■ゲーマープロファイル
 割り当てたれたゲーマープロファイルを使うことで、他のプレイヤーのゲームスタイルやスキル、レベルの確認、同じレベルのプレイヤー同士を集めたトーナメント大会の開催などを行うことができる。

■マッチメイキング
 国や地域、評判、ゲーマープロファイルの情報を使い、最適な相手プレイヤーを検索することができる。

 本日のブリーフィングでは、『DEAD OR ALIVE 4』、『ロストオデッセイ』、『ファイナルファンタジーXI』など注目タイトルの映像も公開された。これらXbox 360用タイトルの映像が次々と流され、会場に訪れていた人たちからは大きな歓声があがった。なかでもXbox 360で制作している『ファイナルファンタジーXI』の映像では、そのハイクオリティな映像美とともに、見たこともない景色が眼前に広がっていた。この『ファイナルファンタジーXI』をふくめ、Xbox 360の情報には今後も注目していきたいところだ。

ピーター・ムーア氏、J・アラード氏らによりXbox 360やXbox Liveの詳細が明かされた「Xbox メディアブリーフィング」。Xbox 360では、有料のゴールドサービスを利用することで、相手の顔を見て話せるビデオチャットが楽しめるとのことだ。



「Xbox メディアブリーフィング」後半には、『ロストオデッセイ』(写真上)をはじめとするXbox 360用タイトルのデモムービーが次々と公開された。

『ファイナルファンタジーXI』の紹介時には、スクウェア・エニックス代表取締役社長の和田洋一氏が登場。Xbox Liveとプレイオンラインの互換について意気込みを語った後、短い時間ながらXbox 360での映像を披露した。


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Xbox公式サイト
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