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2005年3月15日(火)

河森監督の「合体」へのこだわりに注目!TVアニメ「創聖のアクエリオン」完成発表会

 本日3月15日銀座ヤマハホールにて、テレビ東京系で4月4日より放送が開始されるTVアニメ「創聖のアクエリオン」の完成披露プレミア記者発表会が開催された。

 「創聖のアクエリオン」は、「超時空要塞マクロス」の変形メカ“バルキリー”やソニーの“AIBO”のデザインを手がけるなど、幅広い分野で活躍中のクリエイター河森正治氏が監督を務めるアニメ作品。TVアニメの放映だけでなく、河森氏監修の完全合体フィギュアやカプセルトイなどのグッズ展開が予定されている。

 アニメの舞台となるのは、謎の大異変により人口の3分の2を失ってしまった創聖紀0011年の地球。人類は、南極の氷から復活した“堕天翅族(だてんしぞく)”に対抗するために、海底遺跡から“ベクターマシン”という3機の兵器を発掘する。“ベクターマシン”を動かせるのは、マシンと共鳴できる“エレメント”と呼ばれる人間だけとなっており、この“エレメント”に選ばれた少年少女たちの物語が展開する。
 “ベクターマシン”は、3機が変形することで強大な力を持つ“機械天使アクエリオン”に合体。“アクエリオン”の能力や性能は、3機の変形方法や乗り込むパイロットによって変化する。

 この作品について、河森氏は「この作品のテーマはズバリ“合体”です。パイロットの特殊能力や、それぞれの個性が合体して変化していく様を楽しんでください」とコメント。一方、オープニングテーマ曲を歌うAKINOさんは「メロディが本当に素晴らしくて、勇気とパッションを伝えてくれる曲です」と語った。
 また、本日の発表会には、特別ゲストとしてタレントの加藤夏希さんも駆けつけた。加藤さんは「音楽が菅野よう子さんということで、壮大な雰囲気ですよね。見てて飽きない、もっと見たいなと思いました」と、第1話の感想をコメント。『スーパーロボット大戦』シリーズのイメージキャラクターでもある加藤さんは「“アクエリオン”には、ぜひ『スパロボ』に出てもらいたいですね。あと、カッコいいキャラクター好きの私としては、“アクエリオン”のキャラクターを使った恋愛シミュレーションゲームも作ってもらいたいですね(笑)」と語り、会場の笑いを誘った。

 なお、「創聖のアクエリオン」は、商品展開の1つとしてPS2用ソフトが6月30日に発売される予定。発表会では映像出展のみだったが、ジャンルはミッションクリア型のアクションゲームになるという。アニメと同様に、パイロット間の相性や機嫌によって“アクエリオン”の能力が変化するなど、高度な戦略アクションを楽しめるとのことだ。

 河森氏こだわりの合体ロボットだけでなく、各パイロットの揺れ動く心理描写なども盛り込まれた「創聖のアクエリオン」。ロボットアニメファン以外でも楽しめる内容となっているので、興味がある人は4月4日からの放送開始を楽しみに待っていよう。

「創聖のアクエリオン」は、「合体」をテーマとした新作アニメ。作品のキャッチコピーは「あなたと合体したい…」という衝撃的なものだ。



主人公は“ベクターマシン”のパイロットの1人である“アポロ”(写真上段)。1万2千年前の“堕天翅族”との戦いも、ストーリーに大きく関係してくるという。

3機の“ベクターマシン”の変形方法によって、“アクエリオン”は3つの姿に合体することができる。上の写真は“ソーラーアクエリオン”。

監督の河森氏(写真左)と主題歌を歌うAKINOさん(写真右)。河森氏は、主題歌について「すごいパワフルで、駆け上がってくる感じの曲」とコメント。

加藤夏希さんは特別ゲストとして登場し、河森氏に応援メッセージを送った。「創聖のアクエリオン」のキャラクターでは、スポーツマンの“ピエール”がお気に入りとのことだ。



バンダイから発売されるPS2『創聖のアクエリオン』。開発はスティングが担当しており、リアルタイムでの変形・合体を駆使した爽快感あふれるアクションを体験できる。

(C)2004 河森正治・サテライト/Prqject AQUARION
(C)BANDAI 2005

データ

▼『創聖のアクエリオン』
■メーカー:バンダイ
■対応機種:PS2
■ジャンル:ACT
■発売日:2005年6月30日
■価格: 7,140円(税込)

■関連サイト
「創聖のアクエリオン」公式サイト
バンダイ ビデオゲームホームページ
バンダイ