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2004年7月7日(水)

ゲームアプリ利用者が増加へ。ドコモ・ドットコムが900iユーザーの動向を探る

 携帯向けコンテンツのコンサルティングを行っているドコモ・ドットコムは、2004年2月より発売されている携帯電話端末「900iシリーズ」のユーザーを対象にしたアンケートの結果を受けて、携帯電話用アプリゲーム利用者の動向を分析した。

 900iシリーズは、従来のシリーズと比較して使用できるiアプリのサイズが大幅に拡大し、グラフィック表現力や操作性が向上。これにより、家庭用ゲーム機からの移植タイトルをはじめ、数多くのゲームが携帯向けに登場していることから、ドコモ・ドットコムでは今後ますます利用者数が増加していくものと推測している。

 今回行われたアンケートでは、900iユーザーにおける「アプリゲーム」および、「着うた/着モーション」の利用動向について調査。有効回答数は、「アプリゲーム」が3,897名(男性55.3%、女性44.7%)となっている。

 まず「ゲームアプリ」に関してだが、「900iに機種変更してからアプリゲームのダウンロード数は増えたか?」という質問に対して、「増えた」と答えたユーザーは31%、「変わらない」と答えたユーザーは62%、「減った」と答えたユーザーは7%という。加えて、遊ぶ時間が「増えた」と答えたユーザーは45%、「変わらない」と答えたユーザーは50%と高い数値となっている。
 ダウンロード数および、遊ぶ時間が増えた理由として「面白いゲームが増えた」、「大作ゲームが増えた」などの他、「パケット代金が安くなった」というFOMAならではの理由も挙げられた。


 さらに、900iシリーズに機種変更する前と変更した後では、利用されているゲームアプリのジャンルについても大きな変化が見られた。機種変更前によく遊んでいたゲームジャンルの1位は「ミニゲーム」(29%)だったのに対し、機種変更をした後は「RPG」(33%)がもっとも多くなっている。「RPG」の利用は、機種変更前の10%から倍以上に増加。『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』といった人気RPGタイトルがプリインストールされていることも含め、他にも大容量をいかしたRPG作品が多数登場しているからと考えられる。


 また、「今後もアプリゲームで遊びたいか?」という質問に対して、「遊びたいと思う(「やや思う」含む)」と回答したユーザーは67%で過半数を占めた(詳細は下記の表を参照のこと)。年齢性別を問わず、通勤、通学途中などを利用してアプリゲームを遊んでいるユーザーの姿が多く見られるだけに、今後もさらに利用者は増えることになりそうだ。



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