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2004年7月6日(火)

ネットワークシステムなど新要素の詳細が明らかに!ナムコ『鉄拳5』プレイ体験会

 ナムコは本日7月6日、報道陣向けに『鉄拳5』のプレイ体験会を実施した。本日は、都内某所で行われていたロケテスト版と同じバージョンを使用し、新キャラクター3人を加えた20キャラを確認することができた。それでは以下、ネットワークシステムや、よりリアルになったグラフィック、プレイした感触などについてお伝えしていこう。

 『鉄拳』シリーズは、個性的なキャラクターや、多彩な連続技などで人気を博している格闘ゲーム。最新作『鉄拳5』では新グラフィックエンジンを採用しており、先日ロサンゼルスで開催された「E3 2004」でも、その美麗なグラフィックに注目が集まった。

 まず、キャラクターは、前作『鉄拳4』に登場したキャラクターを中心とする20キャラがデフォルトで登場。新キャラクター3人の中で、最も人気の出そうな女性キャラクター“風間飛鳥”は、シリーズに登場した“風間準”を彷彿とさせる動きを見せていた。もちろん本日公開された20キャラ以外にも、タイムリリースキャラクターが複数登場する予定だ(ムービーでは、シリーズでおなじみの“クマ”の姿も……)。

 次に、シリーズ初となるネットワークシステムで、ICカードにプレイヤーの名前や戦績を記録できる他、使用しているキャラクターをさまざまなアクセサリーやコスチュームでカスタマイズすることができる。ICカードの情報は携帯電話を使用することで変更でき、カード1枚に1キャラクターのみの対応となる。体験会では、既にカスタマイズしたキャラクターのカードを使うことができたが、“キング”の竹刀や“カズヤ”のサングラスなど、個性的なアクセサリーが用意されていた。
 このネットワークシステムの採用により、1人用プレイも大きく変化している。『鉄拳5』の1人用プレイの相手は、ネットワーク上に蓄積された他のプレイヤーの癖や強さを受け継いだ「ゴーストキャラクター」となり、自分の段位に合わせた相手が用意されるため常に緊張感のあるプレイが楽しめる。

 また、『鉄拳5』が稼動する店舗には専用のライブモニターが置かれ、店舗内対戦の中継や、全国ランキング、サーバーに記録された高段位者同士の対戦の様子などが配信される。このモニターはゲームの中継以外でも、大会イベントの全国告知などにも利用していくとのことだ。

 実際にゲームをプレイして印象に残ったことは、アンジュレーション(高低差)やポジションチェンジなどが廃止され、よりシンプルに対戦を楽しめるようになっている点。基本操作はシリーズ伝統の4ボタン式を採用しているので、『鉄拳』シリーズをプレイしたことがある人なら、問題なく対戦を楽しめる。現在、11月の稼動開始を目標にさらなる作りこみを進めているとのこと。ファンは稼動開始日を楽しみに待っていよう!

本日行われた体験会の様子。複数の筐体でプレイが楽しめた他、専用ライブモニターなどがお披露目された。



『鉄拳5』の筐体には、ICカードを読み取る部分が付いている。ここにICカードを挿入することで、さまざまなデータを記録することが可能だ。

専用のライブモニターには店舗内の対戦画面の他、サーバーに記録された名勝負などが臨場感あふれるカメラアングルでリプレイ配信される。

カスタマイズしたキャラクターを使用した対戦画面。自分だけのオリジナルキャラクターで対戦を楽しめる。

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データ

▼『鉄拳5』
■メーカー:ナムコ
■ジャンル:FTG
■稼動開始日:2004年秋
■プレイ料金:未定

■関連サイト
「TEKKEN OFFICIAL」
ナムコ