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2004年5月27日(木)

任天堂が2004年3月期連結決算発表。「ニンテンドー・DS」の販売数350万台を計画

 任天堂は本日5月27日、2004年3月期(2003年4月1日~2004年3月31日)の連結決算を発表した。売上高は5,148億円(うち海外売上高3,824億円、前期比2.1%増)、円高による為替差損が678億円と当初の予想より拡大したことが響き、経常利益は501億4,000万円(前期比47.2%減)、純利益は331億9,400万円(前期比50.7%減)となった。

 前期2003年度の携帯型ゲーム機部門は、GBA用ソフト『スーパーマリオアドバンス4』と『スーパードンキーコング』が世界的に高い評価を得た他、昨年7月に欧州で販売した『ポケットモンスター ルビー/サファイア』が600万本を超える大ヒットを記録。日本国内では、『ポケットモンスター ファイアレッド/リーフグリーン』や「ファミコンミニ」シリーズがミリオンセラーとなるなど、非常に好調となっている。また、GBASPをはじめとするハードのほうも、全世界で順調に売上を伸ばしているとのことだ。

 一方、据置型ゲーム機部門は上半期は苦戦したものの、昨年9月に全世界において実施したGC本体の値下げに加え、クリスマス商戦期に『マリオカート ダブルダッシュ!!』、『マリオパーティ5』、『ポケモンコロシアム』といった人気シリーズタイトルを投入したことにより、下半期は好調へと転じた。
 2003年度における国内外の携帯型および据置型ハード、各対応ソフトの販売数は下記のとおりとなっている。

ハード/
対応ソフト
販売数
国内販売数
全世界累計数
来期予想
GBA本体
(うちGBASP)
1,759万台
(1,505万台)
315万台
(286万台)
5,140万台
(1,716万台)
1,400万台
GBA対応ソフト 7,489万本 1,712万本 1億8,379万本 7,000万本
GC本体 502万台 99万台 1,457万台 450万台
GC対応ソフト 4,737万本 850万本 1億787万本 4,500万本


 任天堂では、来期2005年3月期の連結業績を売上高5,300億円、経常利益1,100億円、純利益700億円と予想。さらに、新携帯型ゲーム機「ニンテンドー・ディーエス(仮称)」の発売を本年中に予定していることも、本日明らかにされた。同社は、「ディーエス」本体の販売台数は350万台、対応ソフトの販売本数は1,500万本を見込んでいる。


■関連サイト
任天堂 2004年3月期連結決算(pdf)
任天堂