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2004年5月12日(水)

ナムコの『鉄拳』がパチスロ機に!大型液晶パネルで3D映像も美麗に再現

 ナムコとパチンコ・パチスロメーカーの山佐は、本日5月12日都内でパチスロ機「鉄拳R」の共同発表会を行った。

 「鉄拳R」は、ナムコの人気3D格闘ゲームシリーズ『鉄拳』の開発スタッフと山佐の技術陣の完全コラボレーションが実現した新型パチスロ筐体。これまでには例のない、12.2インチという大型ワイドパノラマ液晶「キングディスプレイ」を搭載している他、グラフィックエンジンにはPS2用チップを採用し、ゲームに負けず劣らずのハイクオリティで美麗な映像を楽しめることが最大の特徴だ。
 この筐体では、“風間 仁”、“凌 暁雨(リン・シャオユウ)”、“キング”という3人のプレイキャラクターが用意されており、プレイヤーはこの中から1人を選んでプレイすることとなる。チャンスアクションの舞台や出現頻度などは、各キャラクターの個性によってそれぞれ変化し、飽きずにプレイできることも大きな魅力といえる。
 さらに、多数のキャラクターが登場するバトルシーン演出や『鉄拳タッグトーナメント』に収録されていたミニゲームのアレンジ、この作品のみのオリジナル映像など、ファンにはたまらない工夫が随所に施されており、普段はパチスロをしないシリーズのファンでも一度打ってみたくなるような内容に仕上がっている。

 発表会には、山佐社長の佐野慎一氏、ナムコ副社長の猿川昭義氏らの他、『鉄拳』ゲームシリーズのプロデューサーである中谷始氏をはじめとする、この筐体の開発に携わったスタッフ陣も列席。山佐の技術スタッフと『鉄拳』の開発チームによるトークバトルも行われた。
 トークバトルでは、各スタッフが山佐の開発陣に熱狂的な『鉄拳』ファンがいたことからこのプロジェクトがスタートしたというエピソードや、映像の制作期間が数カ月という厳しいスケジュールの中、両社が合同合宿を行ったといった開発裏話を披露。それぞれの「鉄拳R」への思い入れやこだわりが語られた。最後に中谷氏は、「パチスロ機の開発は困難なところもありましたが、無事乗り越えました。そしてE3での『鉄拳5』発表とこの発表会がたまたま重なり、運命のようなものを感じています。ユーザーに楽しんでもらわないといけないと思い一生懸命作ったので、ぜひ打ってみてください」と挨拶。また、山佐の技術部技術室長である川崎寛昭氏は、「いろいろなめぐり合わせで完成したこの新機種に、絶対の自信を持っているのでよろしくお願いします!」と力強く挨拶し、山佐ならびにナムコともに非常に力の入った作品であることを強調した。

 この「鉄拳R」は、6月上旬より全国のホールで稼動を開始。18歳以上の人は見かけた際にプレイしてみてはどうだろうか?

発表会で固い握手を交わす山佐の佐野社長とナムコの猿川副社長。猿川氏は、「ナムコの創業50周年、『鉄拳』シリーズの10周年という記念すべき年にタイムリーにも「鉄拳R」を出すことができてうれしい」と挨拶。

山佐とナムコのコラボレーションにより、最新技術が詰め込まれた「鉄拳R」。収録されている映像は『鉄拳』開発チームがこの筐体のために制作したオリジナルのものとなっている。

「鉄拳R」には、“風間 仁”(左)、“リン・シャオユウ”(中央)、“キング”(右)という、それぞれ個性の異なる3人のプレイヤーキャラクターが登場。

映像制作部分では、横長のモニターに演出をあわせるところで苦労したとのこと。

収録されているミニゲームには、なんと“平八”がスロットを打つシーンも!



発表会の後半は、山佐とナムコ両社の開発スタッフによるトークバトルが展開。

佐野社長の「これまで手がけたパチスロ機の中で一番いい出来になったと思う」というコメントをはじめ、開発スタッフたちも出来栄えについて自信ありげに語った「鉄拳R」。シリーズのファンはぜひともプレイしておきたい。

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