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2004年1月14日(水)

好きな夢を見ることができる!?バウリンガルに続くタカラの新発想「夢見工房」

 玩具メーカーのタカラは本日1月14日、新製品「夢見工房」の発表および、新会社タカラインデックス ラボの設立と製品第1弾「エムサピエンス」に関する記者発表会を開催した。まず第1報では、「夢見工房」についての詳細をお届けしよう。

 「夢見工房」は、“夢と眠りを楽しくする”をコンセプトに、江戸川大学の松田英子助教授の協力を得て開発が進められている製品。「視覚情報入力機能」、「芳香剤発声機能」、「BGM機能」、「ボイスレコーダー機能」、「目覚め機能」の5つの機能が搭載されており、これらを組み合わせることで、ユーザーが見たいと思う夢に近づけるための環境作りをしてくれる新発想の商品だ。発売は5月下旬、価格は14,800円を予定。

 具体的な使用法については、まず寝る前に見たい夢に関連した写真を本体前面のパネルに貼り付け、これを見つめることでイメージを記憶し、同時に「恋愛」や「勇気」といった、見たい夢のタイプに合わせてあらかじめBGMをセットする。そして、見たい夢を具体的に表現した言葉を録音してから就寝する。
 このとき「夢見工房」は、リラクゼーション効果のある香りを発生させるとともに、ごく小さな音でBGMを再生してくれる。また、録音しておいた声を再生することでユーザーの記憶を活性化し、見たい夢に近づく手助けをしてくれる。
 さらに、起床時には30分かけて光を照射し、目覚まし時計とは違うゆったりとした目覚めを誘導するシステムも搭載。これにより、記憶に残りにくい夢を忘れてしまうことを防ぐ。

 タカラのライフカルチャーマーケティング部部長の服部憲治氏は「夢を完全にコントロールすることは難しいが、社内実験ではテーマに沿った夢を見たり、登場人物については思い通りだったりと、個人差はあるが効果は出ている」とのこと。また、発売までの期間、できる限り望みの夢を見ることができるように開発を続けるとしている。また、光、香り、音による睡眠誘導、起床誘導によって、快適な睡眠を得ることができる面も見逃せないとしている。

「夢見工房」は、本体、芳香剤、アドバイスブック、ACアダプター、夢記録ノートがセットになっている。

5つの機能を活用することで、見たいと思った夢に近づけるシステムとなっている。

実際に使用してみたイメージ。本体左右のスピーカーからBGMが流れている。また、起床30分前から、徐々に上部の光が強くなっていく。


データ

▼「夢見工房」
■メーカー:タカラ
■発売日:2004年5月下旬予定
■価格:14,800円(税別)

■関連サイト
タカラ