News

2003年10月30日(木)

『エヴァンゲリオン2』完成記念!庵野監督と芝村氏が明かす『エヴァ2』の世界

 本日10月30日、都内にて11月20日発売予定のPS2用ソフト『新世紀エヴァンゲリオン2』の完成を記念した記者発表会が行われた。

 『新世紀エヴァンゲリオン2』は、1997年にTV放映された同名人気アニメを題材にしたシミュレーションゲーム。プレイヤーは主人公“シンジ”となり、“使徒”との戦いやクラスメイトたちとの学園生活を体験していく。“ワールドシミュレータ”と銘打ち、『エヴァ』ワールドの舞台となる第3新東京市で数々のイベントを交えながら日常生活の営みを自由にシミュレートできることで注目を集めている作品だ。

 本日この発表会には、原作およびゲームの監修を務めたガイナックスの庵野秀明氏、ゲームのシステム設計を担当したアルファシステム企画部リーダーの芝村裕吏氏が出席し、短いながらもトークショーを展開。アニメで「エヴァンゲリオン」の続編タイトルを制作するつもりはないと冒頭で述べた庵野監督は、「このゲームで、プレイヤー自身が『2』を作ってほしい」とコメントし、「ホントに面白い作品だと思いますので、謎解きも含めて楽しんでください」と語った。また、ゲームのキーポイントとなる「庵野AI」について、芝村氏が「庵野監督が何を考えてフィルムを作っていたかなどを、打ち合わせてを重ねて確認し、庵野監督の意思をゲームに反映させている」と説明。「はじめて遊ぶときには自由気ままにプレイし、その次は庵野監督の思考を意識しながらプレイすると面白いかも」と話していた。

 発売まで1カ月を切った注目タイトル『新世紀エヴァンゲリオン2』。ちなみにロゴの“2”が“S”となっていることについては、主人公が1人ではないことを意味していることから、複数形の“EVANGELIONS”としているとのこと。プレイヤー自身がこれまでにはないオリジナルのエピソードを創出できる内容なだけに、このゲームでぜひエヴァに対する自分なりの答えを見つけてほしいところだ。

「このゲームは、エヴァというタイトルが1人歩きしている中のひとつの形。ホントに面白い作品に仕上がっている」と語る庵野監督。「庵野AI」が演出する『エヴァ2』の世界に注目したい。

「原作のあるゲームのコンセプトを覆したシステム」と話す芝村氏。ゲーム内に登場するキャラクターは、自分たちの意志で好き勝手に生活しているという。



庵野監督、芝村氏によるトークの後には、TV-CMや新設定画なども公開された。写真下はメカニックデザイン担当の山下いくと氏による新設定画となるエヴァ初号機のF型装備だ。



プレイヤーの選択とAIの判断によって、無限の広がりを見せる『エヴァ2』。どんな結末を迎えるのかは、プレイヤーの行動次第だ。

(C)GAINAX/Project Eva・テレビ東京
(C)1997 GAINAX/EVA制作委員会
(C)BANDAI 2003

データ

▼『新世紀エヴァンゲリオン2』
■メーカー:バンダイ
■対応機種:PS2
■ジャンル:SLG
■発売日:2003年11月20日
■価格:6,800円(税別)

■関連サイト
『新世紀エヴァンゲリオン2』公式サイト(バンダイ)
『新世紀エヴァンゲリオン2』公式サイト(アルファシステム)
バンダイ
アルファシステム